佐賀での講演会と交流

2016年8月28日 (日)

続 唐津地区労での学習会 首長の同意権

News & Letters/516

講師は九州玄海訴訟団の弁護士吉野健三郎先生でした。
講演というのは必ずしも理路整然型で分かりやすく、さらに感激するようなもの、でなくともいいのだろう。
たどたどしい感じで分かりにくくても、人を考えさせるような問題提起型のものもかえっていいのであろう。

昨日の学習会はそんな感じのものであった。
私が考えさせられたのはいくつかあるが、その一つは、原発稼働について首長が不同意の場合、その同意を与えないということに何らかの効力があるのか、原発稼働について、地方首長には法的権限はないのではないか、ということである。

今日も鹿児島の三反園知事が川内原発の一時停止を求めたが、これの効力は?
その解答について私の考えがまとまった。その考えは、玄海町の東光寺の90歳超の和尚さんから本堂で今日の朝頂いたものだ。

同意(不同意)権は、法律以前の問題として、地方の首長は本来的に保有している。住民の命と健康を守ることを使命とする首長は原発であれ何であれ、住民の命の脅威になるようなものについてはこれの事業を拒否し、止めさせる権限を、根源的に保有している、ということである。

これは福井地裁樋口裁判長の判決文で原告住民が人格権をもとに稼働中の原発を拒絶し停止させる権限を有するという思想の必然的な副産物として認められるものである。
国政は国民主権によって行われなければならず、その主権の行使については代表者に委任されている。

委任はしているがそれは、安倍らが考えているような白紙委任ではない。国民の意思の貫徹は直接的か間接的かはともかく貫徹されねば国民主権とはならない。

憲法95条が、国が特定事業を特定の市町村で実施する場合に住民投票を義務付けているのは、その国民の同意権を認めているからである。

東洋町においても平成19年私が東洋町役場に入った時には、前町長からの応募書をもとにNUMOは経産省に調査実施の申請が認可され、第一段階の文献調査の実施中であった。
私は大いなる不安を抱きながら、応募撤回・調査中止の申請をした。すでに国の認可が出て実施中の事業が地元首長の応募撤回で覆るであろうか、首長に何の権限もないのではないかと。そう簡単に撤回要請は認められないと思い、施設建設をさせないための様々な抵抗作戦を考えていたのである。

しかし、経産省は撤回要請の数日後あっさりこちらの要請を飲み文献調査をあきらめ撤収した。強行はしなかった。

なぜか。
住民の、その意思を体現する首長の同意(不同意)権を認めていたからとしか考えられない。
しかし、辺野古の埋め立てをめぐる国と沖縄県の対決はではどう見る。
東洋町で示した国の論理と姿勢がなぜ沖縄では適用されなかったかはあきらかであり、沖縄を差別視しているからである。

沖縄県には本土での一般的な扱いはしなくてもよい、住民や首長が何を言おうが、暴力を行使してでも事業を実施するという植民地主義政治が続行中なのである。

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2016年8月26日 (金)

唐津地区労の学習会

News & Letters/515

8月26日の夜、唐津市民会館で、地区労の学習会に参加した。地元の弁護士が講師で玄海原発の裁判について話がありその後参加者から意見があった。

その中で唐津での反原発活動を永年やって来た男性の話では、本年4月27日づけの毎日新聞の岸本町長の例の高レベル放射性廃棄物受け入れ発言(すぐにあわあわと取り消した)の後、7月28日玄海町主催の高レベル放射性廃棄物地層最終処分についての説明会があり、九大大学院の出光教授が説明に登場したという。

そして、原発施設の数百メートル至近距離の対岸にある串崎(唐津市)という方面で九電及び業者が買収の話を仕掛けているという情報もあるということである。ここは10年前にもその話が持ち込まれたが住民に拒否されたということである。

まだ十分固まった話ではないが、①4月27日の新聞報道騒動、②7月28日の町主催の説明会(15人程度の住民出席)を考えるといよいよ、全国漫遊中のNUMO の狙いの照準が定まって来たという感をぬぐえない。

我々は、臨戦態勢を早急に組まなくてはならない。

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2009年2月21日 (土)

総合計画実行・平成21年度新予算にむけて

News & Letters/159

総合計画実行・平成21年度新予算にむけて
21年度事業計画案
                町長澤山保太郎

一、一般行政事業計画案

1、福祉事業

   ①低額有料老人施設の建設(国費5000万円)
   ②保育園児・児童生徒・高校生通所通学奨励制度(米32トン1519万円)
   ③幼児から中学卒までの児童生徒の医療費無償(780万円)
   ④85歳以上の高齢者の医療費無償事業(1500万円)
   ⑤在宅介護者へ月3万円助成金交付(800万円)
   ⑥肺炎ワクチン予防注射(無償・半額)事業(220万円)

2、産業復興・雇用対策事業計画案

   ①白浜休養村管理センターの改修(国費5000万円)
   ②ホームセンター開設準備事業(100万円)
   ③海の駅推進事業
   ④失業対策各種事業(国費5800万円)
      *間伐収集
      *放棄農地農耕
      *畜産・養鶏・養豚事業
      *密漁取り締まり事業
      *食品加工事業
   ⑤防柵ネット設置事業(200万円)
   ⑥商品券普及事業
   ⑦就労資格(車免許)取得助成事業(150万円)

3、教育環境整備計画案

    ①甲浦公民館改修工事(1000万円)
    ②図書館整備事業(100万円)
    ③甲浦中学校給食開始準備費(600万円)
    ④新小中1年生進学準備資金援助(84万円)
    ⑤宮の西運動公園整備事業(300万円)

4、行財政改革案

   ①収納管理対策課(仮称)の設置

5、防災・環境美化整備事業

   ①エコ石鹸等製造事業
   ②避難高台建設事業(国費3000万円)
   ③橋耐震補強工事(国費700万円)
   ④名留川水道施設改善事業(745万円)

二、特別事業計画

1、合併町制施行50周年記念事

   ①記念式典行事
   ②民間人の功労者表彰
   ③記念品販売

2、佐賀県との交流事業

   江藤新平の研究を通じて佐賀県人との交流

3、産業祭他各種催しもの

   オリンピアード
   人権教育講演会
   敬老会

4、町議会議員選挙

    平成22年1月

  衆議院議員選挙
    平成21年9月までに

5、地上デジタル波受信事業

6、高速大容量の通信網の整備。(2000万円)
  
(以上の事業計画は主として新規のものである。福祉や教育の分野ではこれまでやってきた継続事業については、ほとんど載せていない。上の事業は、平成21年度に遂行するものであるが、国庫の分については予算の計上において平成20年度の補正予算に組み込まれるものもあります。)

*****【解説】******************************

総合計画実行・平成21年度新予算にむけて

21年度事業計画案
                町長澤山保太郎

新町長が就任してはやくも2年が近づいてきました。
町民の皆様のご支援により、段々と新しい事業が推進されてきました。
東洋町の福祉重視、産業復興重視の行政は近隣の市町村にも伝えられて相当話題に上っています。これくらいのことでは収まりません。東洋町は高知県でも行政施策が非常に遅れていました。それを挽回しこれからどんどん事業を推し進め東洋町を日本一、文字通り東洋一住みよい町に変貌させていきたいと思います。

2年間の成果に基づきこの4月からの21年度の計画している事業を紹介させていただきます。もちろん、この事業計画は町執行部の案であって、議会の承認がなければ実現できません。議会で可決されるよう祈ります。

一、一般行政事業計画案

1、福祉事業

   ①低額有料老人施設の建設

野根地区に建設を計画しています。20人から30人程度収容できるもので、個室が10数室、大部屋に10数人収容されるというものです。入居費は食事費・居住費合わせ最低2万円から最高6万円までとする予定です。年金暮らしのお年寄りでも楽に支払いが出来る、安心して暮らせるというものです。町がヘルパーなどを付けて管理します。
費用の具体案は次の通りです。

   ②保育園児・児童生徒・高校生通所通学奨励制度

東洋町の保育園に通所している園児には毎月3000円の通園助成の商品券を給付しています。さらに園児1人につき毎月5㎏の米の商品券を配給します。
小中学生には、全員食育助成として毎月10㎏の米の商品券を渡します。
高校生にも毎月10㎏の米の商品券を配給します。
全て原則として東洋町産出の米を買っていただきます。
総計30トンを越える東洋町米が配給されます。

これは、高知県・東洋町の児童生徒の体力が全国で一番低く、学力にも影響していると考えるからです。人間として基礎の骨格を作るときに十分なものを摂取していないと、一生病弱で短命になる可能性があります。東洋町民の平均寿命は高知県で最下位の層に入っていますが、飲酒やタバコの喫煙を含め食生活に大きな原因があるのではないかと思います。
こんな事業を行っている市町村は何処にもありません。県下の学校では給食の普及率は30%台ですが、東洋町の給食は平成21年度から100%になります。
そんなことをして財政がもつかえー、と言う声もありますが、大丈夫です。

   ③幼児から中学卒までの児童生徒の医療費無償

これまで小学校3年生まで医療費無償でしたが、これを中学校卒業まで無償にします。
子供が病気になっても安心してお医者さんにかかれるようになります。親が子供達を育てやすい環境を作れば、若い人が町に残り、よそからも移住してきます。
若い夫婦はどんどん子供を産んで東洋町で子育てをして下さい。

   ④85歳以上の高齢者の医療費無償事業

高齢者は病気がちで医療費にお金がかさみます。特に後期高齢者医療制度が出来てから、お年寄りの負担が重くなってきました。町は、まず85歳以上のかた  人に対し医療費無償の事業を推進することになりました。規則正しい生活をし、適度な運動を心がけ、バランスのある食事をとることが肝心です。しかし、病気になったら軽いうちにすぐお医者さんにかかるようにして下さい。この費用は全体で1000万円以上の予算が要りますが、心配無用です。それどころか、澤山町政は借金をどんどん減らしていっています。

   ⑤在宅介護者へ月3万円助成金交付

お家でお年寄りを介護して下さっている方は大変ご苦労さんです。その方の援助金は現在月5000円でした。4月から大幅に上げます。1人月3万円にします。
お年寄りはなるだけ住み慣れた家で介護されることが望まれています。施設にはいると飯面もありますが、家族や知人から離れ寂しくなります。また、お金もかかるし、不便なことだらけです。お家で頑張ってくれる人に3万円渡しても、施設に入るよりも安上がりです。本人も助かるし、全体の介護料も押さえることが出来、町の出費も大幅に減るのです。頑張って下さい。これはあとあと得をするための出費です。

   ⑥肺炎ワクチン予防注射(無償・半額)事業

肺炎は恐ろしい病気です。高齢者の死亡率が非常に高いのです。肺炎に対するには普段から健康な体を維持するように努力しなければなりませんが、予防ワクチンを打っておくことも大事なことです。1人8000円の個人負担を80歳以上の方は全額、75歳以上の方は半額をそれぞれ町が助成します。これも全国初の試みです。心配しなくてもお金は十分にあります。ワクチンを打ってもらって長生きをして下さい。
配食サービスや事務の宅配サービスなど町民のための行政サービスを格安かただでどんどんやっていきます。財政は安泰で健全です。澤山町長はほとんど新たな借金はしておりません。

    ⑦福祉タクシーチケット給付事業

2、産業復興・雇用対策事業計画案

   ①白浜休養村管理センターの改修

ホワイトビーチホテル横の東洋町の白浜休養村の施設は現在運休中です。
建物が老朽化しまともに使えません。大きな風呂をたくボイラーもちゃがまっています。
このまま使わない状態が続くと大変なことになります。
この施設は、国から大きな補助金を受けて建設しました。まだ20年間は補助目的通り使用しなければ補助金の返還を迫られます。野根の漁港の活魚施設は使わないまま長年放置していましたが、国の会計検査に引っかかり、今年度4200万円の返還をしなければならなくなっています。
こういうずさんなことを二度と繰り返すわけにはいきません。東洋町は今回休養村施設の改修をすることになりました。

ボイラー代金を含め5000万円です。基本工事は全額国の交付金です。
この風呂はかなり大きな風呂です。シャワー室の代わりにサウナの施設を付け替えます。施設利用者だけではなく、観光客や町民の皆さんが入れるように改装します。
また、今度のボイラーは木質バイオを目指しています。廃材や可燃ゴミあるいはペレットを燃料にし、また、それで不十分なら重油ボイラーを炊き、なるだけ油代はわずかで済むようにします。

東洋町の可燃ゴミを燃やすとゴミ処理費がこじゃんと減額され数千万円の得になると計算されます。新たな維持管理費はほとんど要りません。維持管理はリボルト社に委託します。現在の所、500円程度の商品券を買って頂いた方には無料で入浴してもらうつもりです。
この施設の改修に反対している人がおるようですが、この施設を稼働させず、放置させて、またしても国に莫大な返還金をとられるように、町に大損害を与えようということでしょう。

澤山町長は先輩が残してくれた施設を大切にし、国の全額の費用で改修を済まし、町民の福祉と観光客の癒しの場として再生しようと計画しています。
入浴料として商品券を買っていただけたら、数千万円が町内に流れ大きな経済的効果が見込めます。このまま使用せず放置していると、また会計検査でひどい目に会い、町が大損害をくらうことになります。

今日、温浴施設のない市町村はほとんどありません。すでに東洋町の総合計画では白浜で温浴施設の建設が決まっていますが、まともにその施設を建設するとなると、数億円かかるでしょう。現在の施設の改装で格安で効率よく大衆向けのものにやり変えます。

   ②ホームセンター開設準備事業

東洋町、特に甲浦方面には、釘の1本も鎌の一振りも買うところがありません。ホームセンターがないので長駆徳島や室戸まで出て行かねばなりません。町は町有地を利用してホームセンターを設置するつもりで準備に入っています。
板やタルキなど何でも材木製品を出品して下さい。木工品も出して下さい。現在東洋町がやっている失業対策事業で取り出す材木は加工して売り出します。販売拠点を作らなければ生産しても金になりません。今まで徳島方面へ出て買っていたものを逆に向こうから買いに来るようにしなければなりません。町長は行政事務を執っているだけではいけません。 実業家として町内の生産と販売を支え促進する先頭に立たなければいけないのです。
開業予定地としては旧室高のなごみあたりが良いのではないかと考えています。

   ③海の駅推進事業

海の駅は4月から新装開店です。地元の大工さんが一生懸命作ってくれています。完成間近です。建設費3千数百万円のほとんどは町の金は使わず、国の交付金と県の補助金でまかないました。県庁は、国の交付金が出ているから県の補助金は出せないなどと言っていましたが、町長が県を説破して両方からお金が出るようになりました。

今、出店者も意気軒昂です。店は、毎月400万円台以上を売り上げねばなりません。
今度からは、うどんなどの軽食が販売されます。おいしく、格安にしたいと思います。
年間5000万円の売り上げを達成し、さらに1億円に近づけるよう努力します。
この店を拠点として、地場の生鮮食品をどんどん生産して下さい。100円のものでも200円でも構いません、作ったものを持ってきて売って下さい。漁師や農家の生産者でも誰でも物を作って出して下さい。町民の自由市場・楽市楽座です。
21年度は、海の駅人件費は、収益金でまかなえると考えています。

   ④失業対策各種事業

新聞でも報道されましたが、東洋町は全国の市町村に先駆けて失業対策事業を開始しました。10数人を新たに雇用しました。この人達を東洋町の会社であるリボルトの社員として登録し、新産業開発で働いてもらっています。田園まさに荒れなんとす、ふるさとの野山は荒れ放題です。豊かな生産手段と人材があまっているのに、これを遊ばしては先祖に申し訳ありません。

人と金と事業計画があれば残されたこの大自然を活かして生活の糧に変えることが出来ます。はたらく場を作り出すことは国家の責任です。
しかし、国や県はこれまでほとんど全く失業対策事業をしておりませんでした。
世界的な経済不況で都会でも何処でも失業者があふれています。最近やっと政府が腰をあげて雇用対策の資金を地方に回してきています。まだ国会で可決していませんが、その法案が承認されれば、東洋町にもおこぼれがまわってきます。東洋町は国に対して次のような失業対策事業計画を提出しています。1億数千万円の雇用です。

      *間伐収集事業
      *放棄農地開墾
      *畜産・養鶏・養豚事業
      *密漁取り締まり事業
      *食品加工事業
      *害獣対策防柵ネット設置事業

     ⑤防柵ネット設置事業

しか、いのしし等の有害鳥獣の繁殖で東洋町の多くの田畑が被害を被っており、そのため、農作をあきらめる者もいる。町は独自で失業対策としても取り組むが農家など各町民が設置する防柵ネットに対しても相当な補助金を出すことにした。町は、大がかりな有害鳥獣の掃討作戦を展開するつもりである。
また、捕獲した獣類については保健所に許可をもらって解体して都会に出荷販売できるようにしたいと考えている。

    ⑥地域商品券事業

町商工会に町が委託して発行する商品券の流通を活発にすることは、東洋町の商圏を守り、産業復興を図る上で極めて重要であります。
町は、昨年4月から町が交付する補助金や給付金を極力商品券に変えて交付するようにしています。全国に先駆けて東洋町は、今話題になっている国の定額給付金も1000円から1500円のプレミアムをつけ全額商品券で給付しようと計画しています。これは国から総額6000万円前後の金が東洋町民に給付されるものです。これらが全て東洋町内で消費されるようみんなで努力する必要があります。

昨平成20年度では町の補助金・給付金700万円程度が商品券化されましたが、21年度では、定額給付金とは別に商品券発行は数千万円~億単位の規模にふくれあがります。
町の商売が廃れたら、町並みはどんどん寂しくなり空き家ばかりになります。
商圏を守ると言うことは商工行政の最も大事な施策です。

   ⑦就労資格取得助成事業

これは、普通自動車免許取得希望者に行う助成事業である。現在車の免許を取るのには30万円の金がかかる。仕事をしたくても免許がなければなかなか雇ってくれない。国の助成事業も無くなってから久しく、どこの市町村でもこの種助成事業は途絶えている。
東洋町は海部の自動車学校と提携して、講習料金の3分の1(10万円)ほどを助成する予算を組んだ。失業者や新規学卒者などで、経済的に恵まれない町民を対象としている。

3、教育環境整備計画案

教育環境の整備事業は教育委員会と町の事業です。
かなり老朽化し、耐震性もおぼつかない校舎があります。今まで取り組みが遅れていた小中学校をこれから整備していきます。
甲浦小学校の運動場は町の土地ではありません。毎年民間の方と借地契約を繰り返しています。小学校のグラウンドは狭いので野球が出来ません。また、甲浦中学校の運動場は狭く野球のボールとソフトのボールが飛び交う中で練習しています。重大な人身事故が起こらないのが不思議です。また、中学校には独自の体育館が無く、町の公民館のホールを借りています。そのホールも老朽化しています。
保護者や町民の方の意志を固めて早いうちに整備計画をたてねばなりません。東洋町の総合計画では、甲浦の学校は広い運動場がとれる適当なところに移転して建て直す事になっています。

また、野根中学校の校舎は建設してより半世紀近くなり老朽化が深刻になっています。
今の校舎のまま補強するでは、今後何年も持ちませんのでお金の無駄となります。
早急に対策を練らねばなりませんが、現在生徒数12名で先生が9名という状態です。
この少ない生徒のために億単位の金をかけて独自の校舎を建て直すのか、それとも小学校と併設するか、又は、甲浦中学校と統合するか、住民の意思統一が必要です。
統合ということになるとスクールバスを出すことになります。

    ①校舎耐震化工事設計事業
    ②公民館改修工事
    ③図書館整備事業
    ④甲浦中学校給食開始事業
    ⑤新小中1年生進学準備資金援助
    ⑥宮の西運動公園整備事業

4、行財政改革案

澤山町長は、行政改革を断行してきました。
第1に、公共工事などの入れ札は大きく減額傾向が続いています。公正な入札はより一層厳格に平等に遂行されています。
落札立は70%台に大幅に下落しました。また、物品購入にも入れ札と相見積もりで特定業者だけが得をするということはなくなりました。電気製品でも何でもリサイクル店を利用し、購入面では価格破壊が発展し激安価格で購入しています。それは郵便切手まで手が伸び、数百万円規模で割安切手を手に入れてやっています。
しかし、地元業者もすっかりこれが板に付き、協力をしてくれています。その結果全体として地元業者に発注が集中しています。

こんなことをしている行政は全国どこにもありません。
庁議や職場会議は必ず実行され、最高の決定事項が翌日には全職員に周知されるというシステムとなっています。会議のその場で町長がパソコン画像で映写して決定事項を打ち込み記録していきます。会議では担当の職員が黒板を使って解説します。徹底した討論と決定事項の速やかな実行。過ちや失敗は必ず反面教師として議題のテーマにし、綱紀委員会にかけて今後の教訓とします。不真面目でろくに仕事もしないという職員は懲戒審査委員会にかかります。また、町役場にしょっちゅう嫌がらせ長電話、業務妨害を仕掛けてくる場合は厳しく対処しこれを根絶します。

   ①収納管理対策課(仮称)の設置

今度の行政改革の中心は各種税金や家賃の滞納対策です。東洋町は、徴収率が高知県で最低ですから、全国最低ということです。この汚名は長く続いていて歴代の町執行部は実効性のある対策は何もとっていません。本当に払えない人は仕方がないけれど、払えるのに払わない悪質な者もいるようです。そのような悪質な事例についてはしかるべき手続をした後で、裁判にかけるようにします。裁判をかけるには議会の承認が要りますが、まさか議会の多数が反対するはずはないと思います。なかには、公務員が滞納していても「分納」を認めてやれ、と言って騒ぐ議員もおりますから、ほんとに大変です。
町長と税務課は、このほど大口の滞納者と膝詰め談判に及び、なんとか話がつきましたので、まもなく徴収率県下(全国)最下位の汚名は返上できそうです。

また、町有地の適正な活用を図ります。緑風会に無償貸与していた旧室戸高校分校運動場も買い取りの誓約書を頂きました。6000万円ほどで売却できる手はずです。

5、防災・環境美化整備事業

   ①エコ石鹸等製造事業

これまでと引き続き室戸市のエコ石鹸製造工場と提携し廃油石鹸の使用を広めます。また、炭の粉を入れた汚染水質浄化石鹸を東洋町の排水溝などに散布します。
さらにEM菌を培養し東洋町の川と海の清浄化を図ります。
白浜海水浴場のランクが今ひとつ上がっていません。ねばり強くクリーン作戦を展開します。
   ②白浜避難高台建設・橋の補強事業

南海地震は必ずやってきます。山の崩れ、家の倒壊も恐ろしい。津波はもっと恐ろしいです。大きな地震を感じたらすぐに避難場所に逃げましょう。しかし、いざとなったら足がすくんでよう逃げない場合もあります。特にお年寄りや病人、子供を連れたお母さんらは逃げられない場合があります。そのためには避難高台が必要です。
海と川に挟まれた白浜には、大きな高台を設置します。地主のご好意で白浜の中心地に数百名収容の高台の建設が可能となりました。

その他危険地域に小規模の高台もいくつか建設しなければなりません。
小池川にかかっている橋も耐震補強の計画をしています。
その他津波の災難からのがれる種々の方策を講じていきます。

   ③名留川水道施設改善事業

名留川地区では毎年盆になると人口が倍増して水が足らなくなります。水不足をなくするために時間断水や給水車を走らせたりしてしのいできました。しかしこの地区も簡易水道として町に統合されますので、この際、谷川の水を飲料用に使えるように施設の改善を致します。毎年の断水騒動はこれでほぼ解決することと思います。

二、特別事業計画

1、合併町制施行50周年記念事業

野根と甲浦が一緒になって東洋町が成立したのは今から半世紀前の7月1日です。
町役場は町民と一緒に50周年記念事業を計画します。
合併当時は人口が9000人ほどおりました。野根も甲浦もそれぞれ4千5百人位おりましたが、今は寂れてしまいました。現在3200人程度しかおりません。これは野根・甲浦を合わせても江戸時代の人口の半分ぐらいです。

守口方面など京阪神には、東洋町出身の人間が数千人以上いると考えられます。 
これ以上人口を減らさないよう町政の改革と産業復興に邁進しなければなりません。
50周年を記念してこの際過去を振り返り、前途を切り開く方策を考えてみる必要もあろうかと思います。

  ①厳かな記念式典行事を行います。
   ②民間人の功労者を表彰します。
   ③金杯など記念品の販売も行います。

2、佐賀県との交流事業

 江藤新平は維新の元勲です。その新平が佐賀の乱に巻き込まれて土佐の野根・甲浦にまで逃げ延びてきましたが、土佐藩の厳しい追跡により甲浦で捕まりました。
それが明治7年3月29日のことでした。江藤新平はそれから2週間後の4月13日に痛ましくも佐賀で刑死したのです。おいたわしや。
江藤新平は明治の初年の数年間総理大臣のような立場にあり、日本国民の人権確立のために大きな功績を残しています。江藤新平を通じて佐賀と東洋町は因縁浅からぬ仲であります。新平の業績を忍び、又その霊魂の安かれを願って顕彰の事業も進める必要があります。そのためには佐賀県の人と交流を開始します。既に佐賀県関係の学者や市民と連絡をとりあっています。澤山町長は、一昨年佐賀県に講師として呼ばれて講演集会にでました。

3、産業祭他各種催しもの

 オリンピアードや人権教育講演会、敬老会等従来の催し物をやっていきます。
海の駅の新店舗完成の暁には盛大にもち投げなどをやりたいなあと思っています。
少ない餅をばい合うよりも、餅で人が埋まるぐらいにまけるように寄付をお願いします。

4、町議会議員選挙

町議会議員の任期満了は平成22年1月ですのでもう1年を切っています。
今期は核廃棄物の騒動でいろいろなことがあり、大変でした。松本議長をはじめ議会執行部のご苦労は大変だったと思います。また、議員のリコール請求運動も起こりこれも一騒動でした。今も裁判中です。
新しい議会に誰が出てくるのか、核騒動のこともあり町民も慎重に人を選ばねばなりません。町の政治に無関心ではおれません。古い人材、新しい人材が競い合って立派な議会を作って下さい。現在婦人の方が1人もいませんので1人でも2人でも立候補が望まれます。
何か、議会は個人攻撃、誹謗中傷の場と思っている人もおるようですが、そうではなく、議会を町民の福祉と産業復興の施策についての真剣な討論の場としなければなりません。
リコールも大切な権利ですが、来年の1月の選挙できちんと人を選ぶことの方が肝心です。

  *衆議院議員選挙

平成21年9月までに解散があり総選挙があります。日本の権力構造が変わるかも知れない重大な選挙となることでしょう。楽しみです。しかし、余り期待しすぎてもいけません。政治を動かすのは地方からであり、私たちの町の政治の改革のために皆さんの参加をお願いします。住民の監視と批判がなければ、東洋町役場は、また、利権と無為無策のセンターとなるでしょう。

5、地上デジタル波受信事業

残念ながら光ケーブルを導入する方式は断念せざるをえなくなりました。7億円の巨額の費用をかけても、高知県の民放の同意が無く、関西方面の電波が取れないということです。また、光ケーブルにすると、町民に月々多額の経費負担がかかり、加入者が少なければ更に負担は増額されます。加入費を払えない人、払わない人が出た場合極めて困難な事態になります。加入を強制することは出来ません。町が、光ケーブルを引いた場合には民放各局は甲浦などに地上デジタル波の中継局は設置しないと言っていますから、光ケーブルに加入しない人はテレビが見れないことになります。
光ケーブルではなく、放送局が設置してくれる普通の地上デジタル波を受信することにすれば、高知県の電波はみんなただで受信することが出来ます。だから光ケーブルの巨大事業(巨大借金事業)は断念したのです。町民のアンケート調査でも福祉と雇用対策に金を使え、という声が大多数で圧倒的に多かったのです。

6、高速大容量の通信網の整備

現在東洋町では、甲浦地区だけがかなりの容量の通信が可能ですが、野根地区は室戸と同様にインターネットの便が極めて悪い状況です。これを一挙に解決するために、この1年~2年の間にADSLを東洋町のほとんどの地域に導入します。これは大容量ですので都会並みの通信が可能になると思います。このために2千万円ほどかかりますが利用者の皆さんと協力して是非とも実現するつもりです。

三、借金返済の状況

以上これらは、新年度の主な事業計画です。過去2年間新しい借金はほとんどせず、巨額の借金(48億6千万円→42億4千万円へ)はどんどん減少させ、積立金6000万円も残しました。
一般会計の実質的な借金(借入額約1億円中の臨時財政対策債8000万円は実質的に借金とは言えず全額交付金で戻ってくるもの)は国の事業である野根海岸の防潮提工事の地元負担金のうち1600万円と、海の駅建設費の自己負担分数百万円程度である。
今問題になっている国の事業の地元負担は極めて不合理で、この借金はほとんど半強制的なもので、政府はこれについて検討し始めています。
簡易水道と下水の特別会計の借金は、大幅な収入不足で慢性化しています。これを町民の負担とすると大変な高額料金になります。一般会計を削って補填したり借金で補うしかありません。

しかし、苦しい財政のなかで、この2年間で借金が6億円以上減少させたのは、職員のがんばりが非常に大きいということであり、これは正当に評価されるべきでしょう。
目いっぱいまで働いても残業手当を請求するものはほとんどありません。
去年は町長と一緒に、あの強烈なスズメバチの退治のために、100回以上出動した職員達もいました。
また、これまで事業をやったこともないものが集まって、海の駅を立ち上げ大成功を収めたのは、参加した町民は称賛に値するのではないでしょうか。
町長をはじめ、全職員は、リボルトの社員もまた、東洋町復興の礎(いしずえ)として最前線で困難にあたり、辛苦に耐えなければなりません。

このようにして日本一、東洋一の町を建設しようではありませんか。

* 借金返済の状況(単位百万)

会計種類 18年度借金残高 20年度借金残高見込

一般会計 29億7100万円      24億8300万円

簡易水道会計

         7億3300万円         6億4600万円

下水会計
       11億6400万円       11億1500万円

合 計       48億6800万円       42億4400万円

  下記PDFファイルもご参考ください。

 「touyou-t-yosan.pdf」をダウンロード

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2007年7月11日 (水)

News & letters7

佐賀市での集会で言いたかったこと

「皆さん、私は戻ってきました。120年ぶりに帰ってきました。おなつかしう存じます。私をお忘れですか。私はあのとき、佐賀を追われ土佐の国の国境の寒村、甲浦という町で、縛吏によって捕らわれ、国家改造の志半ばで倒れました。そうです、私は江藤新平と申します。私の肉体は佐賀にかん送されましたが、まだ無念の霊魂は東洋町甲浦に残っていました。

されども、このたび東洋町、特に甲浦で、核の問題とやらで大騒動があり、百年の怨念から私も目覚めました。ある人の家のすぐ近くに私の呪いの記念碑(「江藤新平君遭厄地」)がたっています。そこで私は捕まったのです。核の問題で多くの人が私の石碑の頭ごなしにある家に向かって怨嗟の声をあげました。そうして私は目覚めたのです。郷里を思い、国を思う甲浦の人の心がはっきりわかりました。私の怨念も今こそ氷解しました。

私の思いは東洋町の新町長の体に乗り移り、今夜無事に帰還しました。
佐賀の玄海原発のプル・サーマルと言う恐ろしい企てに際し、郷里と国家を思ってきた私は、私の魂魄をこの佐賀の空におき、同胞の皆さんの御守りをすることにします。」

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