高校友の会
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News&Letters117/
高校時代の同窓会に初めて出席しました。
9月7日のことです。
46年ぶりの再会でした。
高校時代のことが思い出されました。
私の高校時代は、精神的には暗い、陰鬱な時代でした。室戸の田舎から大坂のごみごみしたところに出てきた。第1に、この世がこんなに悲惨で汚辱に満ちているということに圧倒されました。
田舎でもつらいことがいろいろありましたが、小中学校の時代では世の中のことは知りませんでした。
何かしら希望がありました。高校になって初めて世の中が見え、その中に置かれた自分が認識されてきました。大坂のごみごみした環境、享楽的な町並みになじめませんでした。私は自動車や電車など機械文明に拒絶反応がありました。
私は、次第に厭世的な気分なりました。
私は高山樗牛の「滝口入道」という小説の世界に耽溺し、また、国木田独歩の「武蔵野」という本を繰り返し繰り返し読んでいました。私は知らず知らず文章を暗唱までしていました。徒然草や方丈記、平家物語などは私にとっては受験勉強ではなく、人生の座右の書でありました。
私は友達と一緒にか単独にか、神社や史跡を訪ね懐古趣味的な心境でくらしていました。・・・・・
そういう毎日を過ごしているうちに60年安保闘争が勃発しました。私は、労働者が街頭でデモをする姿を見て感激しました。血湧き肉躍る思いでした。
国会の庭で全学連の樺美智子さんが殺された事件の衝撃は最大のものでした。
私は高校生の終わり頃には、社会の変革のために生きようと考えていました。
全学連は暗い人生を送っていた私をふるいたたせてくれました。「人知れずほほえまん」という樺美智子さんの言葉を胸に秘め、大学で徹底的に社会運動の勉強と実践をやろうと決意することになりました。
同窓会では、目をつぶると、走馬燈のように半世紀前の時分を思い出していました。
今も、全学連の闘士の心境を維持したいとがんばっているが、私の中には「滝口入道」の主人公である齋藤時頼の厭世的な心境がときどき飛来することもある。一度皆さんも樗牛の「滝口入道」をお読みになって下さい。
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大阪で解放運動の大先達らにあってきました。
いろいろ東洋町のことについて支援をしてくれるということでした。
30数十年も前私が、解放運動に参加した頃には、まだ水平社の生き残りの歴史上の人物が相当いました。大阪の環状線桃谷駅のすぐ近くに本部がありました。私はその大先輩たちと寝起きをともにし、その謦咳に接し、ありがたい経験談を直接伺うことができました。
今回私が会った大阪の大先達という人は、水平社運動の指導者の下で活動家になり戦後の解放運動の中核を担った人でした。その人もすっかり老いていました。私はその人のもとで解放運動を学び実践してきました。私は暴れん坊でしたのでいつもその先達が私をかばってくれたのでした。
今の活動家は、その偉大な先達の言うことを敬して近づかずで、ほとんど無視されています。
水平社の大幹部と第2世代の先達とそして第3世代の私たちは一体となって狭山闘争などの運動をしてきたのでした。
その当時から、解放運動を利権化しようという連中がいました。今、解放運動は大きく変わり果て、当初の純粋な姿はわずかにしか残っていないように思います。これからの解放運動の原理は、
受けるものから
施すものに変生しよう
私たちの苦しみを語るのではなく
世の人々の苦しみを聞いてあげよう
富を得るのではなく
富をわかちあおう
身を捨てて悪と戦い
弱い人の盾になろう
すくわれるのではなく
世の中の苦しんでいる人を救うのです
菩薩行の功徳を積んで歩くのが
私たちのこれからの解放運動です。
そういうことで一致しました。
また、大阪の知り合いにいろいろ東洋町支援のことを頼みましたが、
1,東洋町に刑務所を持ってくることはできないか、
2,フェリーの跡施設に海上保安庁の出先機関を持
ってこれないか
3,東洋町に浪曲や漫才、落語、講談など演芸をも
ってこれないか
4,温泉をほることができないか
などを打診しました。
なお、社民党大阪府代表は府会議員の隅田さんですが、この人は甲浦出身者です。
また、社民党大阪府の幹事長の奥さんも甲浦出身でした。この方々は東洋町が核で激戦中に小型バス数台で応援にきてくれたのでした。
脱原発をマニュフェストに掲げているのは社民党だけではないかと思います。
平成19年7月28日
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7月27日は大阪で社民党候補を応援に行くことになっています。反核では社民党が一番はっきりしています。高レベル放射性廃棄物の件でも社民党が国会内外で論陣を張ってくれました。辻本清美代議士とも会う予定です。
私は、核に反対するすべての個人、団体や党派と積極的に連帯します。
日本のすべての原発をストップさせること、柏崎刈羽の原発を即時廃止することを訴えたいと思います。
このたびの参院選で初めて核の問題を争点にすることになったと思います。大阪の天地に核反対の雄叫びをあげてきます。
また、東洋町を活性化するために大阪の昔の同志たちが、支援の会を作ってくれると言うことです。この人々は一大勢力です。
就任から3ヶ月たって、核の危険性も払拭し、繰り上げ当選の危険性も乗り越えたので、これからは、行財政改革をさらに推進するとともに、殖産興業に全力を挙げるつもりです。
商売気の全くない私が、町の住民の営利のために働くことになりました。企業を誘致し、地場産物をどんどん産出し、住民に働く場を保証する。そうして人口減少に歯止めをかけることです。
町役場の業務の一つ一つが住民や町役場の収入につながるという発想の転換を進めなければなりません。町役場は支出するのが仕事ではないということがわかる必要があります。節約に節約をし、一銭でも稼ぎ出すということです。
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