ニュース

2017年1月 3日 (火)

裁判ニュース

裁判の空洞化、おざなり裁判、行政権力に阿諛する判決、裁判官という職業が
これほど卑しくなったのは明治に裁判制度ができてから最もひどいと思われる。
沖縄の新基地をめぐる最高裁判決、原発裁判、そして行政を相手にする住民訴訟において
恥知らずな判決が続く。
私が遂行している高知地方裁判所 や高松高裁、最高裁での裁判官の下した判決は、目を覆うような低劣なものだ。権力の意思を住民にただ伝達する、そのためには論理がむちゃくちゃでも構わない、法令解釈が頓珍漢でも構わない、と考えているのである。涜職行為を恬で恥じないという裁判官の姿を見ると、絶望的になる。新聞など報道機関がもっと裁判に焦点を当てた記事を書くべきであろう。
行政や議会だけでなく、裁判についてもっとメスを入れなければ、この国の権力の暴走を止める者がいないことになる。最近の判決を少しずつ紹介する。
 

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2016年7月17日 (日)

譲位

News & Letters/500

天皇の生前譲位のニュースが突然出てきた。
その大々的なニュースの効果は、都知事候補鳥越俊太郎の決定的登場を抹殺しようとしたことだ。

1面の片隅に載せる程度のものをプロレスを報じるスポーツニュース並みに取り上げた。権力とマスコミの合作行為だ。

その後、新聞紙面やテレビのニュースには、都知事選は影を潜めている。
政敵を抹殺するのに天皇を利用する。白虹日を貫き、ブラスフィーミー不敬の至りだ。
天皇が引退しようがどうしようが国民の日常生活には何の影響もない。
ただ、天皇とその一家は現行憲法が大変気に入っており、その点で安倍晋三は嫌われている傾向がある。

現行憲法は、戦犯中の戦犯昭和天皇裕仁の命と交換で出てきたものでもあった。これによって皇統の存続が保証された。

基本的人権とかどうとかではない。皇統の絶対保持、皇室の安泰の立場から現行憲法はとても大切なものなのだ。
それを安倍がごちゃごちゃにしようとしている。我々よりもなお一層心配で不安なのである。

生前譲位も天皇自身の意思かどうかもわからない。政府側が退位させようとしているのかもしれない。

天皇一家が現行憲法を擁護する発言は、安倍ら反動右翼にはとてもたまらない。皇室尊崇の立場をとる反動右翼にとっては、肝心かなめのところでどうしようもない二律背反を背負いこんでしまったのである。

生前譲位の策は、孝明天皇のように暗殺という古い手にも通ずるものがある。邪魔者は至尊のものでも消す、これがマキャベリストだ。もともと、右翼の原理は順逆不二(北一輝)であるから気に入らぬ天皇を廃滅するのは何ともないことだし、政治的に利用することも何の遠慮もない。

天皇及びその一家は速やかに天皇などという神がかった道教由来の尊称を返上し、ある程度の財産を受けて一般民籍に入り、庶民の中で普通の人間として平穏に暮らすようにしてやることが我々国民の責務ではないか。

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2016年5月29日 (日)

オバマの広島

News & Letters/492

これほどのパラドックスはないであろう。

核を保有し、実験を繰り返し、その廃絶の国際世論に背いてきたオバマが核爆弾の原料としてのプルトニウムの生産のため原発をやめず、核爆弾の装備も現実的選択肢にしている安倍晋三を従えて、広島の地を踏んだ。

その両人が、原爆で殺された数十万の御霊の前で「核無き世界」をちかったのである。
核廃絶の世界人類の願いの、その対極にある2人が、無数の爆死者の骨が埋まる地の上に立って無辜の民の犠牲をかたった。

このパラドックスこそが、現代の人類の悲劇だ。この二人の虚偽の誓いは、決して実現しないだろう。この二人は核の抑止力、核の傘の熱烈な信奉者であり、実践者なのである。
広島、長崎に原爆が投下されたのは、この戦争のためではない。

太平洋戦争は、すでに勝負がついていた。二つの原爆は、新しい世界戦争の制覇をめざし原爆の威力の実験、それを見るために投下された。死の商人とその番頭である米国政府・軍部がやったことだ。新しい戦争体系、世界核戦争、核競争の原点として広島と長崎が選ばれたのである。

オバマは広島に何しに来たのだ。

回答:それは原爆投下の真相を隠し、核戦争と核兵器競争を世界の人々から隠ぺいするためである。
多くの人がわけのわからない2人の今日の演説で眩惑されたであろう。この眩惑に涙を流す人もいるぐらいだ。

だが現実は、あの広島長崎の轟音と灼熱、長きにわたる病魔が夢ではなかったように、今も核の開発、核による脅し、核への信仰は深く広く人類を侵し続けている。

安倍が人の苦しみが本当に分かるのであれば、被爆者の賠償請求の訴訟で被爆者と対決しその訴えを無慈悲に却下するはずはない。オバマが本当に人の苦しみが分かるのなら、ビキニやユッカマウンテン山などでの核実験の犠牲者に手を差し伸べるはずだ。我々は、嘘が満てる中で生活しているので、嘘が大きいほどそれが見えなくなる。

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2014年10月13日 (月)

朝日新聞の慰安婦問題

News & Letters/377

戦前戦中の日本軍による従軍慰安婦の存在は歴史的事実である。
朝鮮、中国、フィリピンなどアジアの女性たち、オランダなどの欧米の女性たちにまで
その恥ずべき行為の魔手の犠牲としたことこそ、国辱なのである。

他国を侵略し、その国の婦女に暴行するなどというのは劣等な民族の証であるが、
その事実に直面することを避け、その事実を明らかにするものを憎悪する連中は、
さらに劣等な人種である。

    敷島の大和心を人問はば、朝日に匂う山桜花

日本民族の性質が、すがすがしい風に舞う山桜のようであれば、侵略戦争もなければ、
< span>従軍慰安婦も存在しなかったであろう。しかし、現実はそうではなかったし、今もそうだ。

そのことの記事において朝日はある特定人の証言を鵜呑みにして誤報を演じた。
それが誤報だとすればそれ自体は誰も弁護できない。

しかし、その朝日の一誤報を攻撃するあまり、従軍慰安婦問題全体を存在しないと
する主張は許されない。朝鮮を植民地支配し、過酷な労役を強い、反抗するものを
残虐に刑戮した非道はいくら強調されても尽くせない。その史実を暴き、その責任を自覚することは、加害者として当然の行為であって、その行為の中で誤認や行き過ぎた誇張は是正されねばならないが、しかし、その過ちにつまづき、加害行為の事実の確認とその継承に少しでも逡巡や遅滞があってはならない。

国辱なのは、その国辱的加害行為を隠蔽したり、責任を放棄することである。
現実の身が汚辱に満ちているからこそ、朝日に匂う山桜を慕うのである。 

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2014年7月29日 (火)

政務活動費について高知新聞への質問状

Koichinewdsaysetumm

News & Letters/370

県議会の政務調査費について
高知新聞編集部への公開質問状(案文)
 高知新聞編集局長 殿               
平成26年7月28日

                 高知県安芸郡東洋町大字河内1081-1
                 澤山保太郎

貴紙本年7月12日付の社説で、兵庫県議会の号泣県議のことに関連して政務活動費について「厳格な運用の仕組みを」という表題で論説を展開しています。その文章中に本県の政務調査費にも触れ
当初、使途は「ブラックボックス」状態だったが、09年度から全ての支出に領収書の添付を義務付け、運用マニュアルも定めて透明化を進めてきた。

と主張しています。7月1日の貴紙朝刊にも同趣旨の記事が載っていました。
現在政務活動費の県の条例では貴紙が指摘する通り「すべての支出に領収書の添付を義務付け」ていることは間違いありません。

質問1:貴紙の上掲主張の文章の流れからすると、

①以前は、ブラックボックス状態だった。

②09年以降領収書の添付が義務付けられている、

③運用マニュアルも定められている。

④政務活動費の使用については透明化が進
んでいる。

要するに本件の政務活動費については基本的に領収書添付については問題が無いという風に読み取られるような流れとなっています。
しかし、これは事実ではないと思います。いつの政務活動費(又は政務調査費)のことですか。09年以前はもとより、現在県議会で公開されている政務活動費の資料にも、宿泊費や旅費の領収書の添付がほとんどされていません。

自民党から共産党までみんな同じ状況です。それらの領収書がほとんど添付されていないという事実は、県議会事務局も認めています。宿泊費や旅費の総額は政務活動費の主要な部分を構成しています。

貴紙の記者なり編集委員なりが、県議会で開示されている資料を本当に閲覧し全ての支出に領収書が添付されているかどうかを確かめたのでしょうか。

質問2:上掲の社説では政務活動費の「運用マニュアル」について言及しています。
運用マニュアルには、宿泊費や旅費の領収書の添付についてどのように記載されているかご存知でしょうか。貴紙の社説の文章からすると高知県議会の政務活動費の運用マニュアルは、透明化を担保している印象となっています。

 しかし、実際は、そのマニュアルには、宿泊費や旅費については、領収書を徴収しないと明記されています。条例の厳しい規定を自分たちが勝手に作ったマニュアルで抹消しているわけです。運用マニュアルは誰でも貰えるし、インターネットで公開されています。貴紙の記者や編集委員は実際にこの運用マニュアルを見たのでしょうか。

 質問3:現在兵庫県議会の号泣議員の事件などで政務調査費について厳しい意見がマスコミで出ています。以上の貴紙の主張や記事と実際の高知県議会の状態とは大きな違いがあります。考えられることは次の二つです。

①貴紙は、領収書などについて実際どうなっているのか確かめもせず、あて推量で記事を書いたか、

②それとも、実態については把握していたが、何らかの事情で、これを県民から隠す必要があると考えて7月12日の社説や7月1日の記事となったのか、

①② いずれか、それとも他に何か特別な理由があるのか、お答をお願いします。
(なお、高知県議会の政務調査費については、私が県へ住民監査請求を行い、また、近く住民訴訟が始まる段取りになっています。)

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2014年4月24日 (木)

沈没船

News & Letters/355

韓国の船が沈没して1週間が過ぎた。実に痛ましい事故だ。その中に人がいるとわかっているのにそこから救出できない。もどかしい。

船長ら乗組員への批判も厳しい。だが、日本人は、船長や韓国政府を批判できる立場ではない。福島の原発はどうであったのか。安全だ安全だと言って、素早い避難の指示もせず、多くの国民を放射能の海に閉じ込めておびただしい被曝を与えた。

改造によってさらに重心の高い不安定な船に、無謀な運転、事故が起こっても乗客に正確な情報も流さず、避難誘導もせず死地に放置して、自分らだけ助かる道を講じた。福島の原発事故と全く同じだ。韓国の船の事故は船内に閉じ込められて生存者の可能性は低く最悪の結果となって終息する可能性が強い。

福島での悲劇は、いつ終息するのかさえ分からない。山野や市街にまき散らされた放射能、海を果てしなく汚染する冷却水、燃え続ける核燃料に使用済み核燃料の集積、まだ原発という船は無謀な運転をやめていない。

福島丸に続く超危険な原発という船が新たな転覆をはらみながら、次々に荒波の外へ出ようとしている。日本国民の運命は、その転覆原発丸シップに載せられているのである。我々も偽情報の中で船内に閉じ込められているのである。

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