私の思想形成について
私の思想は、共産主義(マルクス主義)である。それは大学2回生の秋、立命大学の日本史研究会の図書でマル・エン選集の補完4を読んだときヘーゲル法哲学批判序説を読み終えた時、感動してマルクス主義を信奉しようと決意した時からであった。それまで私は高校時代から河合栄次郎の思想にかぶれ、その著作を一生懸命読んできた。
大学1回生の時河合の「T・Hグリーンの思想体系」という大著を暑い夏のアパートの一室で読破した。だから私はマルクスを批判するリベラリスト・ミリタントで理想主義哲学者の学者の思想で武装して大学に入ったのである。
そのような傾向で次に夢中になったのは ロシアのNA・ベルジャーエフの著作であり、大学図書館でノートに筆写しながら勉強した。特にかれの「ドストイエフスキーの世界観」で、深い感銘を受けた。「カラマーゾフの兄弟」についてでその中でも大審問官物語は圧巻だった。そういう思想的傾向の中でマルクスの初期の論文集に出会ったのである。
それまでマルクスの著作としては[共産党宣言」やエンゲルスの『フォイエルバッハ論」程度であった。
科学的社会主議は、その通りであるが、それらは新カント派の理想主義哲学の洗礼を受けた私の革命的パトスの思想的根拠にはなりえなかったのである。しかし、初期マルクスの論文にはドイツのプロレタリア革命に向けた滴るようなヒュウマニズムの情熱が存在していた。
それ以来私は、河合学派から脱却し、マルクス主義に全霊全身没入した。立命にマルクス主義研究会を作った。そうして、デトロイト方面で活動していたラーヤ・ドウナエフスカヤを知った。その著作は私のマルクス主義の理解と完全に合致するものであった。立命大の新聞社と共同で彼女を招待し講演会を開いた。最後に壇上で私はラーヤ女史と肩を組んで
インターナショナルを歌った。彼女の声はドイツ語であった。ラーヤはトロツキーの秘書であったから私は彼女を通じてロシア革命につながったと感じた。
だが、私の精神の形成はそれだけではない。母親から受けた教育があった。
それは母が受けた尋常小学校の唱歌を通じてである。楠正成の[桜井の別れ」(青葉茂れる・・・)とか『児島高徳』の歌(船坂山や・・・・)熱盛(一之谷の戦破れ・・・・)とか、はては戦時中のとどろく つつおと 飛び散る弾丸・・・・とか、 見よ東の・・・・など今の右翼が好んで歌う歌を小学校入学以前から歌わされて育った。だか国心をたたきこまれていた。
いまでもふっとその歌が鼻歌に出てくる。なにか恥ずかしい気がしていた。
しかし、考えてみれば愛国心は何も右翼連中の独占物ではないだろう。
本居宣長の歌
敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂う 山桜花
私はこの歌を聞くと身が震える。祖国を愛し、祖国の美しさをたたえ、誇りに思う気持ちは、止められない。
私は、このような自然の感情を右翼や自民党らに横取りされるべきではないと思う。
参政党や右翼連中は愛国者でなく亡国の売国奴に過ぎない。アメリカや韓国中心の統一教会にいかれている連中は祖国日本の破壊者である。左翼こそが日本の歴史も国土も正しい承継者であって、再び他国へ侵略する道に導いてはならない。
責任を負っているのである。美しい日本の山河を、原発からの放射能で汚染させ住めなくさせてはならない。
原発を推進する連中は、放射能よりも恐ろしい。日本国民は、放射能と 朝日に匂う山桜i とどっちを選ぶのか
今度の総選挙でも地方の選挙でも常に賢明な判断をしなければならない。 美しい日本をこれ以上汚染させてはならない。
ゆがめられた権力に奉仕する愛国心ではなく、日本列島の自然とそこに住んできた人間を愛するという意味の愛国心。
売国奴に取り込められている愛国心を左翼のものに取り返そう。
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