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2023年2月

2023年2月24日 (金)

ロシアによるウクライナ侵略戦争の意味


ロシアがウクライナに侵攻してから1年になるが、プーチンの野望はやまない。
この侵略戦争の中で、ロシアのプーチン、中国の習近平、北朝鮮の金正恩、してアメリカなど無茶苦茶な権力者によって第3次世界大戦への道に人類を引きずり込む、そういう可能性がリアルに存在するということである。

今人類が共同で戦わねばならないのは地球温暖化対策(地球環境戦争)であり、これに全力を尽くさねばならないのであるが、ウクライナ侵略戦争など狂った権力者によって、それどころではない状況が生まれた。

地球環境戦争で敗北する前に旧来の侵略戦争(核戦争含む)によって人類が十分消滅することもあるという現実が示されたのである。
したがって、このようであれば地球環境戦争にはほとんど100%勝てない、という事だ。

一日も早くこの無謀な戦争をやめ、それぞれ九千を市、地球環境戦争に世界人類は総力戦体制で立ち向かうべきだ。
だが、
プーチンはいよいよウクライナ侵略戦争に勝てないとなれば核を使うだろう。北朝鮮も核を使うだろう。
中国も台湾侵攻で米中開戦となれば核兵器を使うだろう。第3次の世界大戦は第2次よりもはるかに多くの民間人を犠牲にして不可避的に
勃発すると思われる。これが私にとってウクライナ戦争の第一の意味だ。

その次の教訓は、地球環境戦争に最終的に敗北するまでもいくらかの間生きていかねばならないが、他国からの侵略にどう対処するかだ。
岸田政権の様に敵基地攻撃など軍拡路線では核兵器を持つ国の攻撃には到底勝てない。通常軍備は簡単に破壊される。自衛隊は逃げ散るだろう。

だから祖国とふるさとは国民自身が戦って守るほかはない。ウクライナの国民の様に侵略者に対しては、戦える者は全て武器を取って戦うしかない。
すべての国民が銃器の扱いを身につけねばならない。政府は、戦う国民に十分な武装と弾薬を与え、訓練を受けさせるべきだろう。

国民に武器を与えない、訓練もさせないというのが豊臣や徳川時代からの日本の権力者の統治方式だが、そんなことでは祖国を守ることは
できない。職業的軍人だけでなくウクライナの国民の様に侵略者との闘いには国民の武装しかない。これが第二の教訓だ。
全世界のプロレタリア人民は、愚かな侵略戦争をやめさせ、力を合わせ地球環境戦争へ総力を挙げて出陣すべきだ。

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2023年2月19日 (日)

共産党党首公選制

日本共産党の元幹部党員が内部からら共産党の内部改革・党首公選制を言い出した。

日本共産党の元中堅幹部党員が、党首公選制など党内改革に立ちあがった。大変な勇気だ。
しかし、余りにも遅きに失したというべきだ。今までにどうしてこんな当たり前のことが起こらなかったのか。

「民主集中制」という制度は、革命党組織では必然的に起こる。武装した軍事組織を持つ党では、党首公選制などは不可能だ。前衛と自称する少数の者が結束して指導部を名乗り、組織活を広め党員大衆を上位解脱方式で指導する。
闘争の一定の思想や戦略戦術を決定するのも、また集まる資金もすべてその一握りの前衛が掌握し批判を許さない。

選挙とか互選とかいう事は全くない。政治局員とか地方委員とか重要な役職は全て上から指名という形で決定する。

下々の者は上からの命令には承詔必謹であり、官僚組織と同じだ。「民主集中制」はそこに流れる思想の内容は違うが、帝国主義軍隊と同じである。武装した革命軍においては、そういう組織の運営もやむを得ない場合もあるだろう。
だが、公然活動、合法活動しかしない党では党首公選制など普通の民主主義は当然だ。

だから、現在の共産党のように公然合法活動しかしない政党が、「民主集中制」をやっているというのは到底理解できない。激しい弾圧下かつての武装闘争路線の中の「民主集中制」を解消せず、公然活動の時代に昔の武装闘争路線時代の党組織をゾンビのようにのこしてきたのが現在の共産党だ。

「民主集中制」という党運営は軍事組織・地下組織を持つ革命党ではやむを得ない仕法かもしれない。
それはしかし、権力を打倒した段階で自己否定的に消滅すべき組織形態なのである。

敵権力を打倒してもなおかつその非民主的な前衛党的運営方式を残してきたのがロシアや中国の共産党であり、
プロレタリア大衆に対し一党独裁権を打ち立て、悲惨な全体主義国家を作って来たのだ。

日本共産党が「民主集中制」方式を続けているというのは、それでは日本共産党は武装して革命戦争をやろうと構えているのか、と問いたい。
そうでないなら党首公選制など党内民主儀を徹底し、普通の民主的運営に転換すべきだ。

尊敬に値する共産党指導者や活動家が「民主集中制」などという非民主的なドグマに拘泥しこれを擁護しつづけるという姿を見るのは、痛ましくもあり残念でもある。

私は若い時分から幾たびか、共産党に入党の勧誘を受けた。勧めてくれた党員はいづれも高潔な方であった。
ある時には車に乗せられ着いたところが、高知市の北山というところの死没した共産党員の墓地であった。

そこには私の敬愛する吉良川町出身の石建虎兎栄の墓もあるといわれ、君もここに葬られる人物になれるぞと言われた。だが私は結局その方の期待に沿えなかった。その理由は他の戦略戦術上の諸問題ではなく、「民主集中制」
だった。


来るべき社会主義社会が「民主集中制」を基盤とする政治で仕切られるとしたら・・・思うと私にはどうしても入党に踏み切れなかった。
私は残念ながら北山でなくこの西灘部落の通称 はなのかみ という墓地に先祖の片隅に葬れるだろう。
それが私の望みでもある。


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