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2021年11月 5日 (金)

立憲民主党の敗北


10月31日の衆院選挙で民主党が予想に反し惨敗した。野党共闘がなければ退廃したかもしれない。

そもそも勝算をはじいていた根拠は何であったのか。いかなる訴えをして民心を得ようとしたのかさっぱりわからない。

自民党と維新が勝利したが、こやつらのの勝因もはっきりしない。要するに争点がはっきりしないのが大きな勝因であろう。

そうすると国民は現状維持という選択をしたことになる。
最大の政治的課題は気候変動・地球温暖化問題だった。このままあと10年もすれば地球は温暖化どころか熱球化するのであり、人類としての生活の地盤が根底から崩れる事態がせまっていて、今二酸化炭素を即時全廃しても、気候の異常変動は続行するのであって、その対策を政治的社会的にうちだ出さねば、長く悲惨な断末魔が始まるのである。

日本列島何処でも50度を超える熱射で息も絶え絶えとなる。
洪水とは裏腹に干ばつが襲い掛かり食糧が枯渇し飲む水も確保できなくなるのである。

成長と分配などのんきなことを言っている場合ではない。熱射から農作物を守る方策、干ばつに備え地下に大量の貯水槽を全国の市町村に建設せねばならない、海水を淡水化する大規模な装置(ROS装置)など、生き残るための生命線的施設を早急に準備しなければならない。

マルクス主義者ではない、天文学者や経済学者がこのまま資本主義を続けていれば人類が死滅するという警告を出し高校生らが立ち上がっている。立憲民主党や令和新撰組が、なぜ人類の危機的状況を今選挙で声高に取り上げ、それで戦わなかったのか。

これで戦わなければ初めから勝てるはずがないのである。何の戦略もなく、争点のない選挙戦で、なぜ負けたかもわからずスゴスゴト敗退していく、戦旗も掲げず敵に向かっても進まず、あらぬ方に向かって自ら沼にはまり込んで自滅する。我々国民は、国にも頼らず、政党にも期待せず、自分たちの地域で、熱球化する地球環境に備えを始めねばならない。

我々は死んでも悔いないが、罪もない若い子供たちに悲惨と苦しみを残してはならない。

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