総選挙
明日より衆議院の総選挙が始まる。自民党はもとより革新各党の宣伝戦で、地球温暖化問題が全く出されていない。
物理学のノーベル賞で日本人の気象学者が表彰されたが、そんなことはどこ吹く風で、もっぱらばらまきと経済成長の競争だ。
今も進行しつつある人類の危機を前にして誰が、どの党が破滅へ早く行きつくのか競争してやめない。
大領生産・大量消費の時代を急速に止めなくてはならない、地球資源を掘りつくし、二酸化炭素や放射能などで大気や大地、海洋を汚染し激烈な気象異常をきたしている我々が今何をしなければならないか、これが全く争点になっていない。
だいたい、地球温暖化など環境問題を中軸にした政策を掲げる政党が出ていないということからして問題だ。
地球温暖化の影響は近年の数十年間が過去数百年分を合わせたよりもひどかったといわれる。
地球環境の悪化はもはや普通の1+1のような計算ではなく指数関数的な爆発的悪化の段階に入っているのであろう。
その原因が「社会主義国」を含む全世界的な資本主義であり、それに大きな貢献をしているのが日本なのだ。
これまでも、そして今回の選挙でも、そんなことには何の関心もなく、新しい資本主義だとか成長と分配だとか・・・・、天下泰平的雰囲気だ。
得体のしれない巨大な怪物が日本列島に襲い掛かろうとしているのに、既成政党も新左翼も今日の飯の奪い合いで血眼になっている。巨大な怪物よりも、それを隠す連中のほうが危険だ。
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