民主主義の怒り
ミャンマーでは何も軍が戦争を勝手にやりだしたとか、軍の腐敗や不祥事を問題にして人民が立ち上がったのではない。
それらもあるとおもわれるが、主として軍が、正当な選挙結果を尊重せずそれをぶっ潰すために、権力を奪い民間人を捉えたり、殺したりしていることに対して立ちあがったのである。いわば民主主義の怒りなのである。民主主義を守るために命を懸けているのである。
東洋町の高レベルの時も、当時の町長がやろうとする事業の内容が許せなかっただけでなく、その反民主主義的なやり方に対して町民が怒ったことが大きい。
北海道の今の状況も、核廃棄物導入の反動的事業の内容だけでなく、議会にもかけず町長の独断的反民主主義的行動で町民の生命にかかることが決められ遂行されることに対してみんなが腹が立つのである。
だから反対派は、その反民主主義的手法・法令違法行為もその法令をいちいち挙げつらって、核の恐ろしさとともに、強調して住民に訴えるべきであろう。
テレビ報道では、ミャンマーの街頭で戦う女性がなぜ戦うかについて語っていた。軍は国民を奴隷にしようとしている、と。民主主義の無視は、人間を誰かの奴隷にする根源的な悪行なのである。
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