豪雪突破
2020年12月15日夜11時50分小樽港出航、21時間かけて舞鶴港に到着。日本海の時化で船は大揺れに揺れた。
夜10時舞鶴に降りたらボタン雪が降り注ぎ積もってこの地方一体真っ白の雪。110ccのわが単車は恐る恐る中国山脈を横断して神戸港に向かい、神戸・高松ジャンボフェリーに乗るべく雪中行軍を開始した。天空から降る雪は前方を真っ白に染めてカーテンのごとく閉ざし、路面は積もった雪がトラックなどのタイアで踏み固められて固く凍結し、山の竹笹は重い雪に押されて道路をふさぐ。
寒さは寒し、人家とてもなし、昔観た「八甲田山死の彷徨」の映画さながらだ。丹波山中を超えて雪が止み路面も乾燥してほっとして走っていると途中、明石の近く三木市で後輪のスパイクタイアがパンクしてしまった。朝4時頃であった。幸運にも近くに深夜インターネット喫茶があり修理屋が開店するまでそこで休んだ。
結局神戸港から夜7時45分、乗船し4時間後、17日深夜0時やっと高松港に到着した。それからは雪は全然なく、鳴門経由徳島市を通って朝6時ごろ東洋町甲浦につき支援者から朝ご飯をご馳走になり朝8時ごろ吉良川のあばら家に帰着した。駐車場には後援会長が待っていてくれた。
北海道では寿都町と神恵内村に「連帯NO2」の新聞を配布してきた。両町村とも吹雪のような雪が降りしきっていた。
神恵内村では町民・議員の方に喫茶店で温かいコーヒーを頂いた。
寿都町では活発な女性の方ひとりが配布を手伝ってくださった。ありがたいことだ。
日本海フェリーで21時間揺られ腹の中のもの全部吐き出した。そのせいで今も頭がふらふらしている。
コロナ感染を防ぐために単車は有効であるが、どか雪にはかなわない。
冬季、単車で北海道行きはもうこりごりだ。北海道内だけではなく中国山脈横断(日本海~瀬戸内海)も大変だ。
私の家庭は母子家庭であった。私の母は出稼ぎに丹羽の篠山の料理旅館で毎冬働いていた。冷たい川の水で洗濯をした
と言っていた。丹波の山中を通るたびに母の苦労を思う。
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