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2018年3月14日 (水)

公文書改ざんと自殺

News & Letters/621
今日では権力は情報を操作して民衆を支配する。知らさないで支配する封建時代と違って
情報をコントロールし隠ぺいはもとより虚偽の情報を出してまで権力を維持しようとする。
戦争中でも平時でもそうだ。
しかし、今回の事案は様子が違う。
私は地方行政ではあるが数多くの決裁文書を見てきた。
森友学園に関する財務省の発表された原本という決裁文書は少し異様である。
普通は、知られてはまずい情報ははじめから公文書には記載しない。
うさんくさい森友側との交渉記録の詳細や口利き議員の氏名、昭恵夫人の関与を示唆する記述(森友側の発言)までわざわざ書き込んだのは何のためか。
回答:財務省の担当官吏の自己保身のために、書くべきではない情報まで書き込んだ、と考えられる。
この事案が財務省の正規の手続きではないこと、政治案件であること、これを明確にするために起案文が書かれ、局長までがそれに押印し、後々の証にしようとしたものと考えられる。その行為は末端権力の、上級権力の理不尽な不正に対する抵抗であった。
担当官が自殺に追い込まれたのは、陰に陽にその責任が追及されたからであろう。
佐川前国税庁長官が詰め腹を切らされたのも公文書を改ざんしたからではない。
大規模な改ざんをせねばならない原本に押印したからである。
 
権力が情報を不正に扱うのを止めるのは、その権力が真に国民に奉仕しようとするものである場合だけである。情報の扱いによってその権力の性格がわかる。

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