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2016年10月 7日 (金)

革共同私史について

News & Letters/522

中核派関西派の橋本利昭が「革共同私史」という回想録に私のことが若干記載されている。
この回想録全体のコメントは他日にするとして、橋本は「党内闘争」3回のうちの一つとして私との闘争についてである。

かつてのペンネーム「杉進也」について次のように書かれている。私のかつてのペンネームの一つが「杉進也」である。

「杉進也」との党内闘争の理由は、「杉進也」が「革命的共産主義運動と部落解放運動を対立、分裂させる言動に怒りがわいた。」からだという。

60年代から70年代にかけて私は中核派の闘争、「革命的共産主義運動」に参加したが、それは部落解放運動を革命的共産主義運動に発展させるためであって、それと敵対するような言動は何もしていない。

私は「前進」や「共産主義者」などの機関誌紙にいろいろな論文を載せたが、橋本が言うような革命的共産主義運動に敵対するような「言動」をした覚えはない。橋本は、澤山保太郎がこういうことを書いたとか、こういうことを言ったとか、そういう行動をとったという証拠を挙げるべきであろう。又、橋本の第一番目の党内闘争である北方氏についても「スパイ」だったというが私が知る限り、北方氏がそのような卑劣な人間であるはずはない。極めて尊敬すべき指導者であり人格も立派だった。

この二つの党内闘争について橋本は、「そもそも意見の違いを「党内闘争」で「解決」するというやり方そのものに問題があったし、・・」と反省的であるが、私は橋本と一切理論闘争をしたことはない。私が論争したのは、共産主義者第26号の部落問題に関する論文(確か柏木論文)と、それと同調する「前進」の秋口論文であり、それらについて東京で北小路敏氏と一回だけ論争したが、関西地方委員会では、北小路との論争以来私は一切の会議に召集されなくなったから橋本や関西担当の政治局員とも誰とも論争することはなかった。当時の中核派の会議は極秘だから、召集されなければ出席できない。

もし関西地方委員会で私が出席し部落問題について論争したら、誰が私にまともに反論できたであろうか。
橋本は部落問題については当時は全く無知であった。他の地方委員のメンバーも部落問題をろくに勉強したものはだれもいなかったし、する気もなかったであろう。彼らは部落研の動員力を期待していただけである。

当時は中核派内部のすざましい部落差別事件が続発していたが、橋本らはそれらについて一切対処しなかった。
党内の差別事件はただだと思っていたのであろう。
橋本は私に対して最後に白色テロルをかけてきて私を殺害する部隊を編成し、その計画を実行し、私を危篤状態に陥れた。

そのテロの直後に病院で聞いた話では、滑稽なことに、その殺害計画書(メモ)をベトコンに持たせていたが、それが警察に押収された、ということであった。それからのち松山刑務所で京都地検の検事がそのメモをもって私を訪ねてきた。
そのメモの筆跡は明らかに橋本の達筆の筆跡であった。公安の検事は、私から証言を取ろうとして数日刑務所に通ってきたが、徒労に終わった。

白色テロルによって橋本利昭が得たものは何か。関西地方委員会での自己の地位と、部落解放運動の革命的発展の阻止、とりわけ狭山闘争の敗北への地ならしである。それ以降狭山闘争は解放同盟の枠内での闘争に矮小化し、解放運動の武装的革命的発展は消えてしまった。橋本が意図すると否とを問わずこのテロは反解放運動であり、反革命の役割を担った。

橋本の第3の「党内闘争」のきっかけになった与田打倒であるが、まさに与田を抱え込んで澤山ー革命的部落解放運動に対置したのは橋本自身ではないか。初めから与田と対決したのはだれで、その与田を見出し部落研を分裂させ、そしてその腐敗をを育てたのは誰なのだ。

中核派中央の脱血債、部落問題や民族問題を解消する路線(当時柏木論文などを澤山は「解消主義」と指弾してきた)と党内闘争を展開していた杉進也こと澤山保太郎の闘いを文字通り血の海に沈めたのは、お前、橋本ではなかったのか。何の罪もない部落民を殺そうとした人間が「血債」の思想を旗印にするというのはなんという逆説だ。

今からでも遅くはない、謝罪しろ。俺はいま九州の果てで、毎日、毎日、ビラまきをやっている。俺はお前のようにえらい人間、理論的エリートではないから、足を引きずりながら人民の戸別の庭に入り込んで、反原発のビラまきにいそしんでいる。

死ぬときは、路上で手にビラをもって倒れるだろうよ。今こうして頑張れるのは北方さんや浜野さん、澤さん、渡辺さんなど中核派の尊敬する先輩や全国部落研の 同志たちとの戦いの思い出があるからだ。中核派としての矜持があるからだ。

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