維新の勝ち
News & Letters/447
残念ながら大阪知事選市長選とも維新が勝った。
原因はいろいろ言われている。自民党の二人が対立候補では勝ち目はない。
安倍が背後にいる自民党大阪府連のために一生懸命運動する人はあまりいない。
わざわざ投票に行く気がしない。誰かほかにまともな候補者はいなかったのか。いろいろな話が出ている。
しかし、維新が勝った理由は次の理由と私は思う。
おそらく大阪の底辺にいる大衆が、橋本維新を心情的に支持したのであろう。
橋本らは何一つ行政改革はしてはいないし、何一つ国民の福祉のために成果を上げていない。
大阪の経済の発展にも何も貢献していない。
だが、彼らは、大衆の心をつかんでいる。橋本のぶっきらぼうな言葉には、現体制を無茶苦茶にしてしまいそうな
幻想をふくらませる。
たとえば、街頭演説で橋本は、しばしば公務員の給料の高さ、その特権的な身分について攻撃を加える。
普通の政治家は絶対にそれは言わない。都会でも田舎でも選挙では公務員の力は侮れない。だが、底辺の民衆は、公務員の特権的な身分を攻撃してもらうだけで気分が上昇する。実際には橋本市長も松井知事もほとんど公務員制度には手を付けない。現状打破の期待は底辺大衆の根本的な精神状況だ。自分たちのみじめな生活に比べ自分たちの税金でたらふく食って盤石安泰な公務員と公務員制度をぶち壊したい、そういう絶望的な願望に口先だけでも応えているのが大阪維新だ。
反権力、反腐敗、の民衆の感情をつかむものが選挙で勝つ。ナチスもそうだった。
現在の維新の政治手法は未熟でその政治思想も何やらわからない。橋本がもっとしっかりしていればファシスト政党として日本国の権力奪取に向かえたであろう。橋本とそのエピゴーネンたちのへちゃめちゃのおかげでこの程度の被害で済んでいるのである。民衆の立場に立った新しい強力な政党を今のうちに作らなければ、大変なことになる。
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