民主主義の誤解
News & Letters/424
地方でも国政でも民主主義について誤解している首長が大勢いる。
民主主義における行政又は統治行為では二つの原理的な約束がある。
①一つはもちろん法の支配ということを認めることである。
このことはある程度の者なら理解するであろうが法律の通りやらない場合が往々
にして存在している。
②もう一つは、権力は、権力を取ったものが自由に行使できる、
議会で多数派議員の意思の総意があれば何でもできる、という考えが民主主義で
はない、ということである。
議員の多数派の総意であればその総意を実行する権能を与えられたと考える首長が圧倒的に多い。 多数派に擁されて権力にある首長は法の支配の原則も顧みない場合もある。
選挙によって権力を取るということの意味は、国民(住民)の多数の総意を実行する、担当することができる、そういう地位を獲得したということにすぎない。
安倍晋三の見解では支持率などのことで政治をやっているのではない・・・という。
国民の支持(意思)とは無関係に国会の多数派はその議員達の総意を実行することができると考えていて、選挙や民主主義を根本的に誤解しているのである。
国民多数の総意が自分の考えと違ってきたのであれば、国民多数の総意を実行したくない、実行しない、のであるから、やめるべきなのである。
政権と言うのは、憲法などの法の実現と国民多数の総意の実行を担当する仕事人
であって、政権を握ったものどもの私物・私欲実現の道具ではない。
そのことは国民主権をうたった憲法前文の趣旨であり、国政はすべて国民の信託によるという明文で示されている。
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