フランスのテロ
News & Letters/392
フランスでのイスラム系テロとそれに対する大規模な抗議デモ。
欧米の文化(言論の自由)とイスラムの信仰とが激しくぶつかっている。
不毛な対立だ。特に欧米・日本の反テロの合唱からは何も生まれない。
ただ敵対関係が激化するだけだ。
フランスの側に、人を侮辱することもなく、武力攻撃をすることもないのであればこそのテロは非難されて当然だ。
だが性質からしてこのテロそのものは抗議の内実を持っている。
新聞やテレビはこの姿を全く逆転させフランスが一方的に被害を受け、抗議をし
ているように描いている。
自らの命を犠牲にしたイスラム系人士のテロで、米帝、独帝、佛帝、英帝そして日帝らがアジア・アフリカ、そして中近東で行ってきた残虐な武力行使を少しなりとも反省する、そのきっかけにもせず、「言論の自由」などという空疎な叫び声をあげて、対立感情をむき出しにする。終息なき憎しみの溝はますます広がるだろう。
民族排外主義は高揚する。しかしそれでも虐げられた者たちの逆十字軍ジハードにはかなわないだろう。身を犠牲にしても正義のために闘うという人は、欧米や日本には今はほとんどいない。
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