朝日新聞の慰安婦問題
News & Letters/377
戦前戦中の日本軍による従軍慰安婦の存在は歴史的事実である。
朝鮮、中国、フィリピンなどアジアの女性たち、オランダなどの欧米の女性たちにまで
その恥ずべき行為の魔手の犠牲としたことこそ、国辱なのである。
他国を侵略し、その国の婦女に暴行するなどというのは劣等な民族の証であるが、
その事実に直面することを避け、その事実を明らかにするものを憎悪する連中は、
さらに劣等な人種である。
敷島の大和心を人問はば、朝日に匂う山桜花
日本民族の性質が、すがすがしい風に舞う山桜のようであれば、侵略戦争もなければ、
< span>従軍慰安婦も存在しなかったであろう。しかし、現実はそうではなかったし、今もそうだ。
そのことの記事において朝日はある特定人の証言を鵜呑みにして誤報を演じた。
それが誤報だとすればそれ自体は誰も弁護できない。
しかし、その朝日の一誤報を攻撃するあまり、従軍慰安婦問題全体を存在しないと
する主張は許されない。朝鮮を植民地支配し、過酷な労役を強い、反抗するものを
残虐に刑戮した非道はいくら強調されても尽くせない。その史実を暴き、その責任を自覚することは、加害者として当然の行為であって、その行為の中で誤認や行き過ぎた誇張は是正されねばならないが、しかし、その過ちにつまづき、加害行為の事実の確認とその継承に少しでも逡巡や遅滞があってはならない。
国辱なのは、その国辱的加害行為を隠蔽したり、責任を放棄することである。
現実の身が汚辱に満ちているからこそ、朝日に匂う山桜を慕うのである。
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