憲法
News & Letters/356
憲法記念日。安倍総理など改憲論がやかましい。改憲を言い募っているのは一部のものであるが、マスコミのもちあげで大きな流れになっているように聞こえる。
護憲側のこれまでの粘り強い運動は押されぎみだ。 護憲運動は姿勢が弱かったかもしれない。名前からして守勢に立っている感じである。 私は、護憲ではなく憲法実現運動が必要だった。例えば義務教育は無償という憲法第26条が実際は授業料が無償程度にしか実行されていなくて、小中学校に通うのに莫大な費用がかかる現実についてほとんど誰も問題にしてこなかった。
教科書でさえ有償であったのである。私が小学生の時教科書が満足に買えなかったので、夕方先輩の家に貰いに回った記憶があり、今でも恥ずかしい思いがよみがえる。 東洋町長の時私は義務教育無償を実行しようとし、ほとんどそれに近いところまで行った。
給食代金や、学級費やPTA会費、修学旅行費のうち旅費や宿泊費、ノート、鉛筆、消しゴムに至るまで、クラブの遠征費、医療費、そして毎月の米代・・・・これらを教育委員会の費用として賄った。 私は、町内小中学校の校長先生に対し学校の費用を保護者や生徒に請求しないように繰り返し要請した。請求は町長に対してして頂きたい。 憲法の条文は守るのではなく実現することが肝心なのである。
改憲論に取り合わず、憲法について守勢に立たずに、積極的に憲法を実行、実現するような運動に切り替わるべきだ。9条だけではなく多くの条文が死文化しているのである。 死文化を放置しているわれわれこそが最大の改憲論者なのである。
憲法は飾り物の宝として大切なのではなく、我々の平和と人権の闘いの中で自ら血と汗にまみれてこの世に現実化され、息を吹く生命体となるのでなければならない。 天は、憲法を実現せよ、とわれわれに呼んでいる。
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