高知県議会の政務調査活動費の監査請求(その1)
News & Letters/351
県民が生産基盤の貧弱な県土にあってさなきだに苦しい生活の上に、円安、増税が重なり、文字通り塗炭の苦しみのなかにあるが、県議会の議員は報酬や手当など厚い待遇で、まるで天国のような潤沢な金の山に住んでいるようである。
議会審議とは無関係に議会や県庁へブラっと出かけるだけで旅費や宿泊費が振る舞われる。政務活動交付金の規則があるにかかわらず、泊まったという証拠の領収書などは不要となっている。しかも地方自治法では、会派または議員個人にか、どっちか一方に政務活動費を交付するとなっているが、高知県では会派及び議員に交付するという二重どりの条例に改ざんされている。
月々の報酬77万円、議会開催中は別途手当支給、公務員と同じ冬と夏2度のボーナス、それにこの政務活動費1人年に168万円×2=336万円也が加算される。月々報酬77万円は手つかずでまるで封建時代の家禄か何かのように支給され、少しでも動けば全ての費用が別途支給となっている。
証拠がないではないかと指摘しても、議会事務局は、議員が記録簿に、どこそこに行った、と書けばそれが証拠だ、というのである。
あの西岡議員のように行ってもいないのに行ったと書けば、いくらでも支払ってくれる。
一晩泊まれば(どこのホテルにということも書かなくてもよい、ただ泊まったと書けば)最低でも1万3300円くれるのである。
伊方原発の視察に行った記録は私が見た限り一つもなかった。
規則も何もあったものではない。こんなでたらめなやり方で公金が湯水のように使われていいのか、県民は黙っていていいのか。議会では県勢浮上で何の成果も見せられない知事、南海地震・津波が来るというのに、ほとんど無防備都市のままの高知市を放置し、伊方の原発の再稼動にも賛成という知事に、ろくな批判もしない県会議員に、億単位の別途給料を渡し続けていいのか。途方もない無駄だ。
政務活動費は全額廃止すべきだ。県会議員の報酬やボーナスは半減させるべきだ。
清貧の中に正義は宿る。廉潔の政治家は県民と同じレベルの生活をして初めて出てくる。贅沢三昧の生活からは、無気力なあくびしか出てこない。彼らが必死になるのは、選挙のときだけである。
日本書紀の天智記という説に現れた民謡
み吉野の
吉野の鮎
鮎こそは島辺もゑき
ゑ苦しえ
椥(なぎ)のもとせりのもと
あれ(吾)は苦しえ
(吉野の清流の鮎は島辺でさどいいことだろう、私はなぎやせりの
泥の中で苦しい、苦しいと言いながら暮らしている)
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