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2014年4月24日 (木)

沈没船

News & Letters/355

韓国の船が沈没して1週間が過ぎた。実に痛ましい事故だ。その中に人がいるとわかっているのにそこから救出できない。もどかしい。

船長ら乗組員への批判も厳しい。だが、日本人は、船長や韓国政府を批判できる立場ではない。福島の原発はどうであったのか。安全だ安全だと言って、素早い避難の指示もせず、多くの国民を放射能の海に閉じ込めておびただしい被曝を与えた。

改造によってさらに重心の高い不安定な船に、無謀な運転、事故が起こっても乗客に正確な情報も流さず、避難誘導もせず死地に放置して、自分らだけ助かる道を講じた。福島の原発事故と全く同じだ。韓国の船の事故は船内に閉じ込められて生存者の可能性は低く最悪の結果となって終息する可能性が強い。

福島での悲劇は、いつ終息するのかさえ分からない。山野や市街にまき散らされた放射能、海を果てしなく汚染する冷却水、燃え続ける核燃料に使用済み核燃料の集積、まだ原発という船は無謀な運転をやめていない。

福島丸に続く超危険な原発という船が新たな転覆をはらみながら、次々に荒波の外へ出ようとしている。日本国民の運命は、その転覆原発丸シップに載せられているのである。我々も偽情報の中で船内に閉じ込められているのである。

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