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2014年2月12日 (水)

新たな95万人の反原発勢力

News & Letters/342

都知事選挙の各候補の得票を見ると、

1、保守陣営が三つに割れたこと。一つは舛添、そして死神ではなく田母神、そして
2、共産社民系の既成左翼の宇都宮は地歩を守ったこと
3、新たに保守陣営から反原発の勢力が生まれたこと

第3の細川・小泉の新勢力は保守陣営から割出たものだ。この第3の反原発・中道左派的勢力は今後の日本の政局、特に原発問題にに大きな影響力を行使するだろう。
この第3勢力を東京で100万人結集したことは偉大なことであり、今回の都知事選敗北の中の唯一の明るい材料だ。

それにしても、宇都宮陣営と細川陣営が統一できなかったのは極めて残念であり、統一しておれば勝てたかもしれなかった。

日中戦争の折、中国国民党と共産党のいわゆる国共合作が成功したのは、双方が日本の侵略による国の滅亡的危機を前にして、内戦をしているどころではない、敵日本軍を撃退することが優先だということを認識する度量があったからである。

本当の政治家、救国の政治家は、この度量の持ち主でなければならない。自己の勢力さえ拡張すれば国が滅んでも構わないというような売国奴的根性では、国民は救われない。原発を即時やめなければ国が滅ぶのだ。その危機感がないから、反原発の他陣営に切り込んだり誹謗中傷したりできたのである。山本太郎のようにどちらにもつかず火花が散る戦線を傍観していたんでは、何のために反原発で当選させた国会議員かわからない。このような状態では原発を止める戦いに勝利はおぼつかない。

舛添は保守陣営が分裂したにもかかわらず、漁夫の利をやすやすとむさぼることができた。共産党や社民党など既成左翼は、国共合作によって中国共産党が中国全土に勢力を飛躍的に発展させ、やがて蒋介石らを台湾にまで蹴落とすことができたという教訓を少しは習うべきだろう。

左翼は自らを増強させる独自の努力とともに、支配的な保守陣営の分裂と中道化を推進させるための種々の戦術を駆使しなければならない。保守陣営が強大であり、それを極右勢力が牽引していくというパターンが最も危険である。その逆の形をとって、護憲・中道左派の連中を盾にして敵中枢に迫り、自家の陣営を勝利に導くという戦略を持つべきなのである。

いずれにしろ極右靖国勢力に領導された強大な保守と弱小な反対派という構図が、今回の都知事選の得票の中で大きく崩壊し、反原発の二大勢力が現れて原発問題については国論を二分する状況となった。

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