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2013年11月18日 (月)

小泉元総理の発言

News & Letters/380

小泉元総理が脱原発の発言を活発にしている。
此の男の言動について、評価が分かれる。喜ばしいという賛辞と、疑惑と。
何か政治的謀略が裏にあり、脱原発発言で国民の期待を収め、その力で憲法改正などとんでもないことを達成しようとしているのではないか。このような疑念は郵政民営化やイラク戦争など小泉のやってきた過去の実績を見れば当然のように湧いてくる。

おそらくそういうことであろう。何か大きな陰謀を持っていると思われる。

ドイツの哲学者の言葉で「理性の狡知」というのがある。
どんな悪意やよこしまな野望でなされた行為であっても、歴史の中では結果として人民のためになる事業がなされたと解釈できることもある。

織田信長は自分の欲望と野心を満足させるために殺りくを繰り返したが、しかしそのことによって中世的な旧体制を打破した。
歴史的な「理性の狡知」は、小泉のたくらむ計画通りにはならないだろう。

すなわち、
元総理の即脱原発の発言は、二つの避けがたい効用を生ずる。
一つは、原発再稼動を推進する権力内部に動揺と亀裂を生みだす。
もう一つは、反原発・脱原発の方向に世論を大きく傾ける。

われわれはもちろん、歴史の狡知によるのではなく、まさに理性そのものの発現によって歴史の大道を進まねばならない。理性の狡知をも利用しながら。

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