最近の状況
News & Letters/368
猛暑の中、世の中が激しく動いている。
しかし、私は仕事に追いまくられ、この半月か1ヵ月間風呂にも満足に入れない状況だった。そのうえ、客室のバス、トイレの清掃とシーツ等の洗濯が私の役割の為手首が炎症を起こし毎晩氷で冷やさなければならないのでパソコンを使うこともできない。
今やっと客が引いて静かなホテルに返った。
私の革共。
革共同が再生するためには、徹底的に議論を尽くし、誰もが自由に意見を言わなければならない。地に落ち混乱を深める革共同には百家争鳴のように全ての論争を明らかにするべきである。わたしは、革共同の理論と実践の方向性については今でも正しいと思っている。多くの過ちがあり反省すべきことは多い。
革マルとの内ゲバについても、今となっては、最初の死亡事故の折に、誠実に解決する方法もあったのではないか、ともおもう。当時、路線について党内で自由に議論する余裕があれば、違っていたかもしれない。中央の方針に異論を唱えればたちまち排除されるという雰囲気ではなかったか。
私は前進の秋口論文や共産主義者の柏木論文を部落解消主義だとして批判したが、それがたちまち暴力的排除に直結し、それによって重大段階の狭山闘争の主導権を失わせ、その闘争を没落させることもいとわなかった革共同の行い、この様な超官僚主義的に硬直化した「前衛党」では、いくらいい理論や闘争を展開してきても早晩行き詰まることは明らかだった。反原発闘争でもそうだ。
欧米や日本で深刻な問題となり、チェルノブイリ事件の重大さが人類全体につきつめられているにもかかわらず、3・11の福島原発が起こるまで反原発闘争に見向きもしなかった「前衛党」など噴飯ものだ。どうして反原発闘争が党の戦略課題にならなかったのか、自己批判がまずあるべきだ。
東洋町の高レベル放射性廃棄物をめぐる闘争でも、それは帝国主義に対する小さな町の住民のレジスタンスであったが、それはまた、反スターリン主義の闘いでもあった。強行推進派の現役の町長は日本共産党出身であり、地元の原水協の会長であった。
これはまさしく日共の原子力の平和利用路線の真の姿だったのだ。
反帝反スタの旗を東洋町で掲げるべきではなかったのか。
マル共連・・・なんとかのサイトに何かわたしの書いたことについて批評があると言うので見てみたが、中には愚劣なものもあった。
部落民の遠祖が蝦夷ではないかという私の仮説について、すぐに異民族起源説だとか、
「ててなしご」という言葉を使ったから差別主義者だとかいう、たちの悪い下劣な非難ではなく、正々堂々と自己の主張を発表すべきだろう。
問題は異民族であろうとててなしごであろうと、それを卑下したり差別したりしているのかどうか、なのだ。エタと言われ、ててなしごといわれて育った人間の痛み、相手の痛みや悲しみを踏まえて議論するべきである。
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