新年のあいさつ
News & Letters/323
やっとブログを開く余裕が出来たので、皆さんに新年のあいさつをせねばならない。
年末から風呂にも入る時間がなく、早朝から夜中までホテル業の下働きで精を出した。
1月三日にして昨年来のごき(あか)を洗い落した。
年をとればとるほど段々と強壮になり、かしこくならなければと思っている。
身体のあちこちを修復しながら、年少のころには到底務まらなかった激しい労働をこなすことが出来るようになった。年老いるという事で弱気になり心身が衰弱するというのは、愚劣な考えだ。そうではなく、高齢になるにつれてますます強くたくましくなるという新しい神仙思想を打ち立てなくては。これは冗談ではない。
さてしも 謹賀新年
人々に幸せが来ることは祈るが、私一身には幸福を祈らない。
戦国時代尼子の武将山中鹿之助のように、むしろ、
敵よ来れ、苦難よ来い、我に七難八苦を与えたまえ、と月に向かって叫びたい。
内外の情勢は極めて厳しいからだ。
昨年は惨憺たる結果であった。海の駅は焼き打ちに合い、愚鈍・横柄な民主党に代わり超右翼連中が権力を握った。これからは民主主義というオブラートに包まれた対決ではなく、実力と実力、歯と歯、拳と拳、真剣の刃と刃が火花を散らし、骨を切るつばぜり合いの時代に入る。
極右に対しては極左しか対応できない。
あいまいな中間派は競り合いから放り出される。
ストレートに根底から真実に迫る者が生き残る。
原子力産業の出現によって初めてプロレタリアートの全世界的な連帯の現実性が浮かび上がった。資本の支配の姿より放射能はより直截かつ急速に全世界を席巻し全人類の団結を呼びかける。一国主義では解決がつかない。いきなり世界革命路線が必要だ。
この聖戦に勝つためには、学習を重ね理性を磨きプロレタリアートの原理を何度も研ぎ澄ませることにかかっている。理性がなければ情熱はいつの間にか反革命に脱線する。
私は今、身は低く、ホテル家業の汚れの中で沈殿しているが、強靭な精神は堅持している。
日本書紀天智紀の中に、日本最古の里謡(わざうた)が拾われ記されている。
み吉野の
吉野の鮎、
あゆこそは 島辺(しまべ)もゑき
ゑ苦しゑ
椥(なぎ)のもと 芹のもと
吾れは 苦しゑ
(吉野の鮎はいいなあ、島影の清らかな水の中で暮らしている。
それに比べ私は、椥の木や芹の生える泥沼ではいずるまわって
苦しんでいる。苦しいなあ、苦しい)
この日本最古の民謡を 誰か音楽家が作曲してくれないだろうか。私は自分勝手ないい加減な節をつけて歌っている。
君が代ではなく、この歌が国歌となり、正月には必ずテレビで流されて政治家の頭に響き渡るように。悲しげだが荘重な曲。日本最古のフォークソング。
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