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2012年10月17日 (水)

虚報

News & Letters/315

森口某とかの虚偽報告 ips細胞を心臓の治療に応用した、をそのまま大ニュースとして報道した読売新聞。

それは「誤報」ではなく虚報である。新聞社として解体的総括をしなければなるまい。
此の読売の報道の姿勢は、日本の新聞にあまねく存在している。

福島原発事故での政府や東電の発表をそのまま真実として報道してきたことを筆頭に、およそ日本の報道機関は官製新聞、官製テレビの域をほとんど出ていない。
狭山事件等警察発表をうのみにして犯人をでっちあげたことも数知れずだ。
今回の事件について読売新聞の検証やお詫びは責任逃れの新たな虚報であろう。

第一に、breakthroughの新治療であるというなら,それを実施した医療機関への取材、元気になったという患者の取材は欠かすことはできないはずだ。
第二に、その治療を実行したスタッフの確認取材も当然しなければならない。
第三に、その報告をもたらした人物森口某が何者であるかの確認が必要であろう。

その報告が真実であれば、ノーベル賞クラスの偉業であるから、その人物のこれまでの実績を検討すべきであろう。
第四に、その報告書の内容の分析は専門家にゆだねなければならないから、しかるべき学者にそれを見せてある程度の感触を得る努力が必要だった。・・・・

これらの当然の手続きを読売新聞は一切しなかった、此の事の反省がまるでない。
虚偽の事実を報道すれば、それを意図するしないに関係なく、その報道は虚報となる。
この世に存在しないことを、存在するという人がいた、その証言の真実性、存在するという事実を確認せずに、存在すると報道した。そしていよいよそれが存在していないことがわかった。・・・お詫びで済む事柄であろうか。

嘘つきにはそれ相当の社会的罰が下されるだろう。今後誰も本気で相手にしない。
だが、簡単な確認取材でそれが嘘だとわかることなのに、その嘘を大々的に報道した新聞には、いかなる罰もないのであろうか。読売新聞の編集体制は解体的な出直しが必要であろう。

今回の森口某の話とは違って、中国の釣魚島や韓国の独島(竹島)について、何の合理的説明もせずに一方的に日本固有のものという政府主張を喧伝する行為などは、それが嘘だという事がなかなかばれないから、やりやすいのであろう。
中国や朝鮮を敵に回して何の国益があるのであろうか。
嘘を報道することによって、悪党が栄え、人民が苦しみ、甚大な国益が損なわれる。
せっかく山中教授がノーベル賞をもらったのに、日本の報道機関は国際的な信用失墜行為をもって山中教授の業績に泥を塗ったのである。
高知新聞による澤山攻撃なども同じ性質のものだ。嘘と誇張。

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