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2012年9月13日 (木)

海の駅放火事件

News & Letters/307

警察の発表では、放火ではなく漏電らしいという事だ。
勝手口も閉まっていて、こじ開けたのは消防署員だという。
だから内部から自然と出火したということだ。

だが、私らが現任した現場の状況はそうではない。
勝手口の二つの扉の一つは、私が駆け付けた時には開けられており、私の後から駆け付けた社員(主任)も消防隊員と一緒にもう一つの扉を開けようとしたが開かない、その時にも海側の扉は開いていてそこから煙が噴き出ていた、そして消防隊員がその扉に触るなと注意したこと、そのあと消防隊員が開いていない扉を何かの道具でたたいたりこじあけたりして扉を破壊したこと、これらのことが確認されている。

そして重要な遺留品について警察は何も言わない。火事の翌日、警察の現場検証の折に、われわれが知らなかった遺留品の確認をさせられた。それが一個のたばこのケースで、黄緑の「わかば」というタバコが焦げ茶色で隣のトイレの床に落ちていたのだ。
夜10時半以降の火事の現場には早朝までに鎮火してもテープが張られ警察官が駐留して誰も入れなかったから、火事の後誰かがたばこを置いて行ったということは考えられない。合理的な推理は、こうだ。

犯人はレジの中の床に何か燃えやすい物を撒いて火を付けた際にその火をかぶって服に燃え移り、扉も閉めずあわてて飛び出て隣接している海の駅のトイレの手洗いで体についた火を消した。その火を消す時に胸のポケットに入れていた煙草のケース1個が床に落ちた。それ以外に焼け焦げた煙草ケースの説明は不可能だ。
海の駅が売っていたタバコは店内にあり、一部煤で黒ずんでいたがほとんどは再び販売できる。

だから、犯人はある程度のやけどをしているに違いない。胸から顔、手に軽いやけどをしたに違いない。だから犯人を追跡するのは簡単なはずだ。この事実の推認は火事の翌日から我々は判っていたが、捜査の邪魔になってはいけないと思って明らかにしなかった。

それを室戸警察署は自ら不問に付し、たばこの話は知らなかったというのである。

植松直久が編纂した「警察手眼」には、有名な言葉がある。

「聲ナキニ聞キ、形無キニ見ル」

室戸警察署は、声があっても聞かず、自ら人に確認させた物証があっても見なかったことにする。

植松の家には、全国の警察の関係者や大学の近代史研究家がしばしば訪れるという。
直久の墓は故郷室戸市佐喜浜町の、町の裏手の墓地にあるが、現代の警察や検察の有様に、彼は、鬼哭愀々と、地下で泣いているであろう。

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