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2011年12月13日 (火)

ハシズムについて(その2)

News & Letters/281

問題は、橋下徹は関電の原発を止めることが出来るのであろうか。
もし本気で原発を止めるとすれば、橋下に対する我々の態度をどうするか検討しなければならない。福島県以外の現在の日本の首長で現行の原発を止めようというのは橋下だけだという事になる。

無論、選挙が終わった今原発に関する限りそれを止めようとする橋下を支持しなければならない。

選挙前ならどうする。佐賀で一部の反原発の人の間でそれが問題になった。
橋下が関電の筆頭株主の地位を活用して原発を止めるという以上、彼に投票すべきではないか、いや、橋下のような首長を作ったら、民主主義が殺されて民衆は権力の言うがままにされる。危険だから投票すべきではない。

ここで問題になるのは、橋下の人物とか民主主義とかではなく、原発というもの、核というものの認識の度合いである。

私は、原発を止めるという政治家に投票する。その者がたとえファシストであっても。
原発や原爆はこの世のものではない。民主主義やファシズムや民族主義・・・らはこの世の話だ。核がある世界は死の世界(冥界)であり、人類史の終末論であって、いかにファシズムが猛威を振るおうともそれは我々の歴史時代の話だ。

橋下がいかにひどい政治を行うと言っても放射能ほどひどくはないであろう。
原発や原爆、使用済み核燃料は人間の力では制御できないが、橋下の悪政を始末することは、人間業で十分間に合う。

かつて湯川秀樹博士が、原子力の問題は、生活上の、あるいは政治や国家間の利害、あるいは宗教や思想上のあらゆる争闘をも超えて、これが現在人類の最大の優先的課題だ、と言われたことがあった。(「創造への飛翔」1968年1月 講談社)

橋下が、大阪市長に選ばれた以上、大阪都構想だとか、教育委員会だとか公務員制度とか下らぬことにうつつを抜かすことをやめて、真っ先に迫りくる原発の危機を回避するためその筆頭株主の権限を行使し、関電の全ての原発を廃炉にすることに全力を挙げさせなければならない。それをようやらないというのであれば、橋下はやはりただの保守反動の犬にすぎない。

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