反省
News & Letters/236
福島原発は今や日本の、否、世界の最大の政治問題に発展した。
これまで既成の反体制政党はこの問題を等閑に付してきた。
全国各地の細々とした市民運動に任せて、ほとんど何もしなかった。
日本共産党も、「根本的見直し」とまではいうが原発廃止とはどうしても言わない。
その他の急進派左翼も、実践的にはほとんど原発問題では動かなかった。
今からはるか以前に原子力空母エンタープライズが佐世保に入港しようとしたとき激しい実力的抗議闘争をやったが、それも原子力というよりも反米軍闘争の意味が強かった。
原発が、日本列島に住む全ての人々の文字通り死命を制することになることを認識することができなかった。
私も、4年前まで原発には反対の思いはあったが、すぐ近くにまでその問題が迫ってくるまで、それを実践的課題にすることができなかった。それより前に橋本大二郎前知事が原発を視察に行ったとき、オンブズマンとして若干それを問題にはしたが、ほとんど何もしなかった。思えばそれが東洋町への核廃棄物持込策動の予兆であったかもしれない。
自分に身の危険が迫らねば、その重要性がわからないでは政治家とはいえない。
全ての反体制運動家は、直ちに原発をめぐって戦略の建て直しをしなければならない。
今の市民運動の力では、独占資本と国家権力が担う原発推進の大勢力には到底太刀打ちができない。
宣伝力がまるで違う。大衆に真実を知らせる機関紙も満足に発行できないでいる。裁判闘争をしてもごく一部の国民しか携わっていない。既成の反体制政党や運動は、私が唱えるように反原発を主な旗印にして、その下でそれどれの課題を追求するという風に変革すべきである。全ての戦線で主敵を見定め広範な国民の統一戦線を早急に編成しなければならない。
全世界のプロレタリア人民が立ち上がり、全世界の原発の即時廃止と、核兵器製造を含む原子力産業を推進してきた帝国主義ブルジョワジーの打倒を勝ち取る戦略的闘争の布陣をしかなければならない。そうしなければ、人類は滅亡するであろう。
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