原子力産業への弔鐘
News & Letters/226
東北大震災・津波は日本の歴史上最大規模の災害になっています。
毎日胸がつまり仕事も手につきません。
そして、数万に上る犠牲者というこの未曾有の自然災害の上に原発という人災が重なっています。
次々と爆発する原発の姿は、虚偽の上に虚偽を重ねてきた電力会社、政府、学者先生のこれまでの駄法螺の山を吹き飛ばしました。だが、東北の人々の苦難の道はよりいっそう暗澹としてきました。
慟哭の地上の上の東北の空を放射能汚染が広がっている。
家を失い、家族を失い、食料もない、水もない、衣類もなく灯火もない。そして、息をすることさえもできないのか。
原発を誘致して、津波を防ぐ鉄骨高台の一つも建てる事もできなかったのか。
地域の人にはただ大きな災厄(死の灰)だけがもたらされただけではないか。
やがて、放射能の猛威が襲ってくるであろう。原子力産業を推進してきた人々の罪は万死に値する。
全国の原発を直ちにストップすべきだ。原子力産業に注いでいた資金をエコエネルギーの開発費に回すべきだ。
原発だけではない。原発のサイトに積み上げられている使用済み核燃料(今回の事件でこれの冷却はどうなっているのか?)
の転用禁止措置、その安全管理の処方箋を直ちに作るべきだ。
いずれにしても爆発というもっとも非理性的な形であるが、原子力産業に終焉のときがやってきたことは間違いない。
どんなことがあってもこれをやめなければならない。
誰がために鐘がなる。
この弔いの鐘は、資本の増殖のためには原子力産業というような地球上の生物さえも犠牲にすることをいとわないという資本主義経済体制の弔鐘でもある。
われわれは、この痛ましいおびただしい犠牲を伴った悲劇を、根底からヒューマニズム=自然主義という若きカールマルクスの掲げた思想的原点に根ざした、新しい人類史を切り開く契機としなければならない。
新しい文明史の転換点としてこの惨事を位置づけなければ、犠牲者たちに申し訳が立つまい。
東洋町は核を拒否し、そして1基3000万円クラスの避難高台を次々と構築している。
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