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2011年2月26日 (土)

思い出すこと

News & Letters/222

「偽装」ということで思い出しました。

昨年1月18日、高知新聞や各紙に東洋町の町議会議員選挙開票場が前日の夜「騒然」となったという大見出しの記事のことです。開票場が「騒然」となること自体異常であるし、投票所や開票場でそんなことが起これば公職選挙法で重い刑罰が課せられることになっています。1月17日の夜、町会議員選挙の後、開票し集計をしていて途中で「騒然」となったことは事実です。

私はその日夜になって出張から帰ったところ、まだ集計ができないということだった。何かのトラブルで開票事務がストップしているということは後で分かった。開票場は、庁舎2階のホールで、そこを二つに区切って、奥のほうは開票事務で数十人の町職員や選管委員が控えていて、後の方は、町の傍聴人(正確には観覧席)の座席があり、数十人の者が座っていた。

異様だったのは傍聴席というか観覧席の一角に当時の高知新聞室戸支局長ら4、5名の 報道陣が、口々に選管委員に対して、糾問的な声を上げて叫んでいたのであった。町民のほうはほとんど声は出していない。

選管側も黙りこくっている、その中でまるで学生運動の団交のように記者(女性含む)たちが荒らげた声で、どうなってるんや、説明せえ、明日の新聞に原稿が間に合わない、などわめいている感じであった。住民の中には、お前ら関係ないんじゃけん、静かにしろと注意をしたという人もいた。

「騒然」としていたのは記者たちであった。翌日出た新聞記事の見出しを見て私はもとより、職員もびっくりしたであろう。
自分らが騒いでおいて「騒然」となったとは、どういうつもりや、これが我々の思いでした。

そこで私は、新聞社各社へ公開質問状を送りました。このブログにも掲載したと思います。

1、「騒然」行為をしたのは誰であるか

2、そもそも有権者しか入場が認められない開票場にどうして新聞記者が入っていたのか。

3、有権者が入場を許されても、ただ静粛に開票事務を見守ることしか認められていないのに、「騒然」行為をした者は公職選挙法ではどうなるのか。

 というような内容であった。
このときの一番ひどい偽装記事は、高知新聞であった。他の新聞社は何かと釈明に現れたが、高知新聞はついに何の返事もありませんでした。私が聞いても「上のほうで検討している」としかご返事はいただけませんでした。

今回の中国産表示事件で、開票場の「騒然」事件の時の前室戸支局長さんが私と社長を糾問している姿を見て、何か1年前のあのときの記者たちの雄姿を思い出してしまいました。

東洋町の行政に対して、現場で騒然行為をして選管と対立し圧力を加えたということ、そしてそれについて偽装記事を書いて東洋町を攻撃したということ、これらの真相と責任は新聞紙上に永久に載ることはないでしょう。

その夜選管のトラブルは1票について記録と資料に誤差があり、なかなか解決しなかった。最後に私に相談があった。私は、状況から判断して間違いはないはずだ、もう一度資料の枚数を数えろ、数えるときナンバーを打て、と助言した。
そうして結局枚数の数え違いに過ぎず、大きなミスではなく、ごく単純なミスであったことがわかった。

しかし、どんな場合でも記者から早くしろなどといわれる筋合いはない。我々は、確かにもたもたしたことは謝罪をしなければならないが、納得いくまで点検し、確信を持って発表しなけれならない立場にいます。

報道陣といえども神聖な開票場に入り込み、選管に大声を上げて圧力をかけることは、断じて許されないと思います。

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