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2011年2月

2011年2月28日 (月)

公表

News & Letters/223

JAS法第19条の13一項及び2項では食品の品質表示基準違反についての国の措置については、段階を追って「指示」、「命令」、刑罰が規定されている。これらはいずれも「公表」という社会的制裁の規定もある。

しかし、それは義務規定ではない。必ずそうしろというものではなく、「・・・できる。」という規定だ。

従って、「指示」もされない事例について、すなわち「指導」するという程度の違反事件もあるから、事件を「公表」しない場合もある。それは、農林水産省の通達(平成21年1月29日)という形で明らかにされている。

このブログで先にも紹介したようにその違反について「常習性がなく過失による一時的なもので」かつ直ちに「改善方策を講じている場合」は「指導」ということになり、「指示」ではないので「公表」されない。

すなわち、程度によっては違反事業者は少なくとも全国的には「公表」されないという利益を保有する場合があることになる。
「指導」を受けた案件(従って「公表」処分を受けなかった案件)は本年度上半期だけでも261件に上るといわれる。

今回の東洋町の海の駅の誤表示の場合、多くの報道陣が取材したにもかかわらず何も報道しなかったところが相当あった。

高知新聞以外は、報道しても誤表示程度であった。それは、JAS法の規定や運用をよく知っていたものと思われる。

公表は社会的制裁である。それを免れることも一つの権利であり、間違いを犯した事業者にとっては法によって許された大きな利益であろう。国民は犯した事案については法の規定する範囲の罰や賠償を課せられる。それは当然だ。

しかし、それ以上の刑罰などは受けないという権利もある。

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2011年2月26日 (土)

思い出すこと

News & Letters/222

「偽装」ということで思い出しました。

昨年1月18日、高知新聞や各紙に東洋町の町議会議員選挙開票場が前日の夜「騒然」となったという大見出しの記事のことです。開票場が「騒然」となること自体異常であるし、投票所や開票場でそんなことが起これば公職選挙法で重い刑罰が課せられることになっています。1月17日の夜、町会議員選挙の後、開票し集計をしていて途中で「騒然」となったことは事実です。

私はその日夜になって出張から帰ったところ、まだ集計ができないということだった。何かのトラブルで開票事務がストップしているということは後で分かった。開票場は、庁舎2階のホールで、そこを二つに区切って、奥のほうは開票事務で数十人の町職員や選管委員が控えていて、後の方は、町の傍聴人(正確には観覧席)の座席があり、数十人の者が座っていた。

異様だったのは傍聴席というか観覧席の一角に当時の高知新聞室戸支局長ら4、5名の 報道陣が、口々に選管委員に対して、糾問的な声を上げて叫んでいたのであった。町民のほうはほとんど声は出していない。

選管側も黙りこくっている、その中でまるで学生運動の団交のように記者(女性含む)たちが荒らげた声で、どうなってるんや、説明せえ、明日の新聞に原稿が間に合わない、などわめいている感じであった。住民の中には、お前ら関係ないんじゃけん、静かにしろと注意をしたという人もいた。

「騒然」としていたのは記者たちであった。翌日出た新聞記事の見出しを見て私はもとより、職員もびっくりしたであろう。
自分らが騒いでおいて「騒然」となったとは、どういうつもりや、これが我々の思いでした。

そこで私は、新聞社各社へ公開質問状を送りました。このブログにも掲載したと思います。

1、「騒然」行為をしたのは誰であるか

2、そもそも有権者しか入場が認められない開票場にどうして新聞記者が入っていたのか。

3、有権者が入場を許されても、ただ静粛に開票事務を見守ることしか認められていないのに、「騒然」行為をした者は公職選挙法ではどうなるのか。

 というような内容であった。
このときの一番ひどい偽装記事は、高知新聞であった。他の新聞社は何かと釈明に現れたが、高知新聞はついに何の返事もありませんでした。私が聞いても「上のほうで検討している」としかご返事はいただけませんでした。

今回の中国産表示事件で、開票場の「騒然」事件の時の前室戸支局長さんが私と社長を糾問している姿を見て、何か1年前のあのときの記者たちの雄姿を思い出してしまいました。

東洋町の行政に対して、現場で騒然行為をして選管と対立し圧力を加えたということ、そしてそれについて偽装記事を書いて東洋町を攻撃したということ、これらの真相と責任は新聞紙上に永久に載ることはないでしょう。

その夜選管のトラブルは1票について記録と資料に誤差があり、なかなか解決しなかった。最後に私に相談があった。私は、状況から判断して間違いはないはずだ、もう一度資料の枚数を数えろ、数えるときナンバーを打て、と助言した。
そうして結局枚数の数え違いに過ぎず、大きなミスではなく、ごく単純なミスであったことがわかった。

しかし、どんな場合でも記者から早くしろなどといわれる筋合いはない。我々は、確かにもたもたしたことは謝罪をしなければならないが、納得いくまで点検し、確信を持って発表しなけれならない立場にいます。

報道陣といえども神聖な開票場に入り込み、選管に大声を上げて圧力をかけることは、断じて許されないと思います。

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2011年2月24日 (木)

人権宣言条例

News & Letters/221

この1月、恒例のとおり、予算編成の前に、町執行部は、町内各地区をまわって住民の声を聞いた。その中で、こんだけの福祉事業はあなたが町長をやっている期間だけですか、という趣旨の意見があった。それは普段でもお年寄りからくる質問であった。私は、これは1年1年の予算で議会の承認がある限りで続けられることだ、そうでなければ実施できないと答えてきた。

いま、後私の任期もわずかとなってくるなかで、この福祉事業を長く続けるにはどうしたらいいのか、私が永続的に選挙に出て勝ち続けることは、不安定なことだ、それではこれを条例にしたらどうだ、とある老人に答えた。

その老人に私は添付の条例案を見せた。ご老人は大変うれしがって健闘してみようといった。この案を私が執行部案で出すのがいいのか住民のほうから出してもらうのがいいのか。住民が出さないなら私が3月議会に出してみようと思っている。すぐには通してくれないかもしれないが。

  東洋町人権宣言条例(案)

前文(宣言)

人権はもともと人が生まれながらに持っているものである。

東洋町に住む全ての人は、核のない美しい自然環境の中で生存する権理を保有する。
東洋町の町民は、国や県、町が東洋町に住む全ての住民の人権を擁護し、それを伸張させるために働くことを求める権理を有する。

東洋町町および東洋町議会は、町民の生活権を柱とする人権の擁護を最優先的課題としなければならない。

第1条(目的)

この条例は、東洋町民の生活上の諸権理を明らかにし、町民の権理に対する町の責務を明確にするものとする。

第2条(町の責務)

1 東洋町は憲法で定められた国民の基本的人権(憲法第10条~40条)についてこれが完全に実現されるように努めなければならない。

2、東洋町は、町民があらゆる核エネルギー施設及びその廃棄物の施設のない美しいふるさとで生活する権理を犯してはならない。

3、東洋町は、第5条の諸事業を実施しなければならない。

①第5条の事業経費は災害など非常時以外は義務経費に次いで優先的に予算計上されなければならない。

②町は第5条の事業を実施するに当たり、町民に対し年齢以外には如何なる差別も設けてはならない。

4、町は、毎年度末には事業実施の状況を議会及び町民に直接報告しなければならない。

第3条(町民の責務)

町民は自己の持つ人権を明確にし、他の人の人権に配慮し、かつ町が行う人権・福祉行政に協力しなければならない。

第4条(町民の権利)

1、町民は憲法で保障された諸基本的人権を守られる権理を有する。

2、町民は次条に掲げる町の事業を平等に受ける権理を有する。

第5条(町の実施事業)

1 町民の生活権の保障

①毎月町内の幼児から高校生に至るまでの年少者は米など主食の配給を受ける権理を有する。また毎月75歳以上の高齢者は米など主食の配給を受ける権理を有する。

②小中学生は、義務教育を無償で受ける権理を有する。
町は学校で必要な教材、修学旅行の費用や給食費を保護者に負担させてはならない。

③町内の幼児から中学校までの児童生徒の医療費の自己負担分は町の負担とする。

④町内の85歳以上の高齢者の医療費の自己負担分は町の負担とする。

⑤町内中学校を卒業した高校生は、通学費の助成を受ける権理を有する。

⑥高卒後上級学校への進学者は奨学資金の無利子貸付を受ける権理を有する。

⑦町民の共有するテレビ受信施設の維持費については町から助成を受ける権理を有する。

⑧漁業、農業、林業、商工業者等町内の業者は事業維持・起業のために町から無利子の融資を受ける権理を有する。

⑨町内の保育園児は無料で保育のサービスを受ける権理を有する。

⑩町民は、町独自の福祉事業については原則無償でこれを受ける権理を有する。

⑪町民は、就職や仕事で必要な資格を取得するために町が行う研修の費用について助成を受ける権理を有する。

⑫町民は、救急の必要な場合、無料で救急車で搬送される権理を有する。

2 その他の町の人権諸事業の実施

① 相談事業

② 啓蒙啓発事業

③ 人権関係図書や資料の収集と利用

3、以上の事業は全て予算の範囲内で行うものとする。

第6条(審議会の設置)

 町は、如上の町民の人権について公正に事業が行われているかどうかについて、町民、学識経験者、役場職員、議会からなる審議会を設置する。

 審議会の委員は町長が任命する。委員は10人以内とする。会長は互選によって民間人が就任する。審議会は年に1回開催し、町長が必要と認めた場合、または、3人以上の審議委員の要請があれば、臨時に開催する

第7条

町は第5条に掲げる事業以外に、予算の範囲内で町民の生活権等を守るための福祉・教育諸事業を積極的に推進しなければならない。

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2011年2月23日 (水)

海の駅の最近の実績

News & Letters/220

Uminoeki_1

海の駅東洋町の実績は好調であり、すでに昨年度の実績を超えたと思われる。

私の過ちで大変迷惑をかけている状況で従業員や出品者がよく忍んでがんばっている。

   海の駅東洋町の2月売り上げ表(下記PDFファイルをクリックください)

 「toyo-uminoeki-uriage.pdf」をダウンロード

ホテルも昨年一昨年のこの時期としては断然盛況である。温浴施設も冬場はどうかと心配していたが、だんだんに固定客が増え客数全体が安定的に上がっている。

ホテルが困るのは食材の確保だ。予約状況が数日単位でしかつかめず、ホテルの冷蔵庫が1週間分程度しか保管できない。

米や野菜や魚は地元で相当確保できるが、そのほかのホテル用食材を地元で適宜(速やかに)、大量に購入することはできず、どうしても高知市や徳島に出向かねばならない。今の客の入りでは、1週間分の食材もあっという間に消費してしまう。

ホテルは、一昨年9月から、3年目でようやく経営が板についてきたといえる。まだまだ、収益を上げる工夫をし経費節約しなければならない。シベリアの俘囚となって冬に耐えた父など多くの兵士たちのことを考えて忍ばねばならない。

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二つの写真

News & Letters/219

中国産落花生などを徳島県産と表示して販売した当方の海の駅の誤表示事件はすべて私の責任であり、昨日2月22日県流通課の事情聴取を受けました。

直接説明に当たったのはリボルト社長と産業建設課の課長で、私はできる限り陪席しました。

県は、落花生と干し芋の購入と販売の記録や経緯の事情を精査又は聞き取り、確認文書を作成して帰りました。

最近になって、私もJAS法の関係文書を勉強しています。その中で、自分たちの誤りがはっきり分かりました。この方の趣旨を徹底しなかった私の基本的な誤りであり、懈怠であったわけです。

ただ、海の駅創業の当初は、食品の品質表示については担当社員が詳しく講習を受けており、その社員がいる間は問題なかったようであるが、1年ぐらいしてからその社員が退職した際、残った社員に知識が受け継がれることなく、今日の事態に至ったわけです。

ところで、高知新聞によってわれわれの問題が浮き彫りになったわけですが、その2回の記事中に1枚ずつ写真が掲示された。

①2月18日の写真は私が公用車に回収してあるのを開いて見せた中国産の落花生の梱包袋と大袋の写真、

②2月21日のは阿南市のフレッシュ大島での店頭で販売されているという落花生の小袋の写真

特に①の2月18日の写真は決定的な証拠としてだされたものである。
その梱包袋については購入時にはよく確認できなかった。仮に中国産物の箱や袋に入れられたものをまともに見ても中身が中国産とは気がつかなかったであろう。何せそこの店で根菜類や果物を買っても箱につめられる場合は、店頭に積んである外国から来たバナナなどの果物商品の空ダンボール箱に入れられて車に載せられるのが常であった。これはいまさらの弁解に過ぎないが。

しかし、①の写真を見れば分かるが、これこそフレッシュ大島側の過失の証拠であろう。

私たちは、中国から直接購入したり、または、輸入を頼んだのではなかった。小売店であるフレッシュからものを買おうとし買ったのである。その商品にはすべてフレッシュ大島の販売上のラベルが表示されなければならず、それには原産地も記載されなけらばならない。これがジャス法に基づく加工品表示基準の規定である。フレッシュ大島は貿易商ではなく小売店である。

レジも通さず、原産地も何にも無表示で、いきなり倉庫から輸入品を私どもに販売することは許されるだろうか。

海の駅はその梱包物はといて、販売せずそのままおいてあった。
フレッシュ大島にはバーコードのレジはない。県庁流通課も確認したが納品書にも原産地表示の義務があるがそれにも一切表示はなかった。①の写真そのものがフレッシュの違法行為の証拠写真なのであった。

②の写真の問題はすでに書いたとおりである。事件の後の写真を掲げて何を証明しようとしているのか不可解であるが、仮に値札が写真のとおりであったとしてもJAS法では値札に原産地を書けとはなっていない。紙やビニールで商品を包装したものに最も分かりやすいように表示をせよとされている。

かくて

①の写真も②の写真もフレッシュ大島の違法行為の証拠である。このことに気がつかず漫然とそこからものを買って原産地表示を間違ったわれわれもあまりにもうかつであり、慙愧に耐えない。

しかし、このようなむちゃくちゃな小売店の姿を新聞に掲示しておきながら小売店の話「聞いてあきれる」などの言葉を掲載しそれを信用するのはどういうことであろうか。報道機関としてあまりに偏向的ではないであろうか。それとも、フレッシュ大島がやることは問題ないが澤山保太郎が関係する海の駅だから許さないということだろうか。

高知新聞だけではない。徳島新聞も自らの管轄下にある小売店のずさんな姿にもっと焦点を当てる必要があるのではないか。

海の駅東洋町は、報道される前に外部からの指摘もあって問題の2商品の販売を中止していた。

高知新聞の写真では、徳島阿南市では、まだ是正されていない様子だ。同じような被害が違法行為の垂れ流しによって拡大しつつある。

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2011年2月22日 (火)

謝罪3

News & Letters/218

 今回の中国産の誤表示については全面的に私の責任であります。

 この事件について庁議にかけて、私は皆さんに謝罪をし、問題の所在は何であったか一応の総括をしました。

 リ・ボルト海の駅の商品管理体制を強化すること、私のような素人がたとえ運送係といっても仕入れなどに関与するのはよくないので、自粛することなどが協議されました。

 なお、高知新聞記事中落花生に薬物混入の疑いがある記事が見られるので、これについては重視し、調査することになり事情を調査するとともに関係機関に調査の申し入れをしました。

 疑わしい事実を公表されている高知新聞にも質問状をファックスで送りました。

         高知新聞社への公開質問状


平成23年2月22日
㈱高知新聞殿
                   東洋町長 澤山保太郎

 貴紙本年2月18日付け新聞には東洋町の海の駅に出店されていた落花生について大きく報道なされました。その中の記事中に以下の文章があります。

 関係者によると、今月12日、海の駅で落花生を購入した県外の男性から「表示は徳島県産になっているが、薬臭くて苦い」と苦情の電話があった。
この記事の内容についてお聞きしますのでお答えください。

【質問1】

 この記事中の「 」内の言葉 「表示は・・・薬臭くて苦い」という話は誰から取材されましたか。㈱リ・ボルト社の社長は、薬臭いなどという話はしていないといっています。お聞きになったということでしたら証拠のテープなどを出していただきたいと思います。
県外の男性からのクレームは、リ・ボルト社の社長以外は直接聞いていないはずです。

【質問2】

 薬臭いということは落花生に薬物が混入していた疑いがあります。もともとばらばらの落花生を12キロほどの大きなビニール袋に入れてあったものですが、300gの1袋だけではなく、元の大袋に薬物が混入していたことになります。

 これはもう東洋町の海の駅だけの問題でなく、国民全体の健康と生命の問題になる重大な事態です。私たちは貴紙の記事を重視して調査に入っていますが、貴紙はこの重大な事実を報道して薬物混入の事案についてどのように対応しておりますか。調査された場合その内容をお教えください。国民の生命にもかかわることでありますのでよろしくご開示をお願いします。

【質問3

 薬物混入の疑いがある落花生を発売したのは海の駅東洋町だけではなく、阿南市のフレッシュ大島もそうであります。フレッシュ大島に商品に薬臭い問題がなかったかどうか、取材をしましたか。今までに分かったその取材の結果をお聞かせください。

【質問4】

①貴紙本年2月21日付けの記事中フレッシュ大島の落花生の店頭販売の写真が掲示されていました。ところで、この写真の落花生の産地表示の仕方は問題がないのでしょうか。

JAS法では、一袋ずつラベルが貼られる義務があるのではないでしょうか。貴紙の写真のとおり問題の落花生も、また干し芋も一切ラベルは貼っていません。

貴紙はなぜ記事にそのことを指摘しないのでしょうか。

②また、貴紙の記者は、本年2月18日事件を明るみにする以前にフレッシュ大島に取材をしています。それ以前の落花生販売の実情を示す写真を公表していただけませんか。

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謝罪2

News & Letters/217

高知新聞の第2弾が出た。いくらたたかれても仕方がない。自分らのミスが原因であるからだ。

改めて、産地誤表示を謝罪します。

あつかましいが、次のことを指摘しておく。

高知新聞のこの事件についての報道は、他の新聞の論調とはまったく異質なものである。

1、阿南市の業者の主張をそのまま信じ、事件後の値札表示を写真で見せている。事件前の写真なら意味があるが事件後の写真に何の意味があろう、新聞記者なら分かるはずだ。

読者に何を証明しようというのであろうか。読者が愚かであることを前提にした報道ではなかろうか。たとえば、ある事件現場にいなかったのに、事件後その現場に行きそこにおる写真を撮って、事件の後の日付が入っているその写真を示して、これが現場での目撃の証拠であるといえるであろうか。

 こんな証明の仕方が通るなら日本の裁判は一切成り立たないであろう。当事者の主張を鵜呑みにするだけで記事を書くばかげた新聞はないだろう。値札は事件後にいくらでも新たなものに替えることができるのである。

 事件の前の写真があれば、それがいいが、そんなものはなかろう。しかし、その店で買い物をした消費者はいるはずである。 
 その証言が必要である。

しかし、今日の高知新聞の紙面に載った写真を見ても、われわれの主張の相当な部分が証明できる。写真に載ったフレッシュ大島の落花生にはラベルが貼っていない。値札には何か中国産という薄い文字が書いてあるようであるが、袋自体にはラベルはない。これは明らかにJAS法違反である。豆類の加工品には原産地表示が義務付けられている。

 われわれの海の駅も原産地表示が違っていた。それで責められても仕方がない。それであれば、阿南市の店のものもやはり批判されるべきではないか。これは、干し芋も同様である。

2月18日、海の駅から回収した干し芋を新聞社に見せて写真を撮らせた。この問題の干し芋にもラベルが貼っていない。間違っていてもラベルを貼って表示しようとした海の駅東洋町の姿勢のほうがまだましではないか。無論、ましだといっても責任は軽くはない。

2、また、高知新聞は肝心なことを取材していない。中国産の落花生や干し芋に徳島県産とラベルを貼った社員についてである。どうして徳島県産と表示したのか、社長なり、町長からその商品を受け取ったときどのように表示せよといわれたか、この核心 的な事実を直接取材すべきであろう。

作為を立証するには欠かせない取材だ。高知新聞はそれをせずに、どうして読者に偽装と思わせる記事を書けるのであろうか。業者を問いただし正しい指示をして正確な産地表示をすべきであった。今回それをしなかった。 しなかった懈怠について重々責任を感じている。しかし、間違った表示を故意にやったというものではない。故意と過失には、そこには大きな懸隔がある。故意であることをはっきりさせなければ、偽装ということはいえない。

 それを明確にするには当事者への取材が必要だ。事件を報道する前に、新聞社はすでに阿南市の業者に取材していた。事前に海の駅に入って店員にそれとなく取材することも可能であった。

それなくして、社長や町長の作為の責任を明らかにできないだろう。仮に中国産と分かるものを買って倉庫に入れて、徳島のしかじかの店から購入したと言いおいても、それだけでは社長の虚偽表示や偽装の責任は追及できない。それを徳島産と表示した販売員の行為の原因について究明しなければならない。そのためにはその人への取材が必須であろう。

3、JAS法の運用では、明らかにこの事案は、「常習性がなく、過失による一時的なものであり、かつ直ちに改善方策を講じている場合」にあたり、監督庁から「指導」を受けるという事案である。そのことで本件を軽いものとは思わないが、客観的に見てそうとしか考えれらない。

落花生と干し芋は新聞社が社長に接触する前にすでに販売は差し止められていた。社長は疑いを持ったから、引き上げたという。18日、事案の内容を新聞社から聞いた私は、直ちに独自の調査をはじめ、新聞社にその実態を公表した。あくる日の新聞報道の後、夜11時ごろまで各社の報道陣を相手に事実を説明し、報道陣を通じて謝罪を繰り返した。 

あくる日、落花生についてお詫びの文書を海の駅が配布し、本日店に張り出した。ばたばたとして十分とはいえないが、直ちに対処し改善策を講じてきたといえる。

 高知新聞の今回の報道振りは、各社の報道の仕方とまったく異質な形相を呈している

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2011年2月21日 (月)

謝罪

News & Letters/216

海の駅東洋町が中国産の落花生を徳島産と表示していた、と高知新聞に報じられました。

この点について、お詫びと、今まで分かっている限りの事実経過を発表しておきます。

また、高知新聞の独断的記事について是正のお願いをいたします。

私の監督下にある「海の駅」が商品(落花生)の産地を正確に表示せず、大きな誤解を生じさせたことについて消費者や関係者に深くお詫びをいたします。しかも、この仕入れは直接的には私がしたものではないが、私が同行しておったことは事実であり、
事件を事前にとめることができなかった点について不覚でありました。

このことについては一言の弁解もありません。消費者の皆さんはもとより中国や、徳島の皆さんに深くお詫びを申し上げます。

事実経過

1、私は、東洋町の第三セクターリ・ボルト社長の要請で、休日の折に商品の買出しに自分の車を出し、社長を徳島の阿南市、高知市などに乗せて行き、仕入れた荷物を東洋町に搬送してきました。
 私が運転して行くというのは、リボルト社は、普段でも人手が足らず、土日や祝祭日はいそがしいのでフル出勤をしますので、ウイークデイでも買出しに人を配せない、また、搬送用の車がない、などの理由で結局私が自分の車を出すということになってきたわけです。主に生鮮食料品を買い、それに菓子類とこまごまとした日常雑貨類を買うのが常でありました。

私は、役場への出勤前や退出後は町の第三セクターのリボルト社の雑用をやっています。
町長が買出しまでやっているのか、という人もいますが、小さい町の町長は、薪割りや釜焚きから便所掃除までなんでもやらねばなりません。いつも炭や泥だらけです。

2、問題の落花生は阿南市のフレッシュ大島という青果商で購入したものです。

 ここでは、落花生は無表示で、ラベルもない子袋に入れて2~300グラムで150円前後で売られていました。

これは、私も買いに行く度に一度はその店に入り勉強のため商品を一つ一つ見て回りますので、無表示であったことははっきり断言できます。他の商品では大体産地が示されていたと思いますが、無表示のものもいくつかありました。
その店は売り場が10坪ほどの小さいものでした。一巡するのに数分もかかりません。

普通のお客さんは3巡しても5分~10分で終わるでしょう。私がそこの商店に入り始めてから3ヶ月以上たちますが、その店内には、落花生だけではなく、すべての商品で中国産の表示のある品物は一品も見たことはありません。

バナナやパイナップルなどフィリピンやアメリカなどの外国産の表示もありました。りんごなど果物も産地が確かに表示されていました。しかし、中国産のラベルのものは何一つ展示されていませんでした。

そこはダイレックスという大きな店の外に隣接されていましたから、多くのお客さんが出入りしています。

中国産の表示があったかどうかは、たくさんの証人がいるでしょう。その落花生は味がよく人気が高かったと思うから多くの人が購入したはずです。

新聞社の取材が入っている今、そこの店がどう表示しているか、どう説明しているか分かりませんが、そこで数回の買い物に社長と同行した東洋町の女性(町職員)もその店内の商品で中国産の表示を見た記憶はないといっています。

リボルトの社長はその落花生を最初はばら売りの小袋で買った、それからしばらくして、10キロ程度の大袋で4回ほど買った、最後に(本年2月12日)には、大袋二つを注文したところ、店員が裏の倉庫から出します、といって、荷物を車に積み込むとき裏から台車で運んできて私の箱バンの後ろから荷台に載せたということです。そのとき運ばれたのがおそらく原産地中国からそのまま梱包された落花生だったわけです。

最初のばら売りも、途中からの大袋にも産地の表示はなかった。最後に載せた梱包については、私も社長もその包装に表示された文字には何も注目せず、そのままダンボールや商品袋の中にうずまるように車に乗せて、次の商店に向かったわけです。

そこの店員が荷を積むとき私がその中国の梱包物に気がつかなかったのは残念であるが、社長の話では、そのとき私は荷台の前のほうで体を前に向けて商品を効率よく並べるのに腐心しており、フレッシュの店員が後ろから次々に荷台に載せているものは見えなかったであろうとのことである。社長は、箱は見るには見たが、中国産の文字とは気づかなかった、という。

2月12日の最後の仕入れでは、社長がフレッシュ大島で買い付けをしている間私は、すぐ近くのBOOK・OFFに入り、古本を買うべく古本屋にいた。そこで宮城谷氏の中国小説を10冊ばかり買ったところで、社長から携帯電話がかかり、私は積荷のところに走って帰って、荷造りをして阿南市の次の店に向かって運転したのであります。阿南市での買い物は十万円前後でフレッシュ店での買い高は数万円程度であり、落花生は1万1000円程度であったという。

その日、東洋町に帰ったのは夜8時を回っていました。私は、ホテル横の小さな倉庫に商品を納めるのにはほんの少し手伝っただけですぐ何かの用件(多分かばんを取りに)で役場に行ったわけです。後は社長が暗がりの中で一人で商品を冷蔵庫や倉庫に入れました。暗がりの中での荷物下ろしであったので、重いか軽いかとか、箱に入っているかビニール袋かなど感覚的なことしか分からず、そのなかに中国産の梱包物があったかどうかには気がつかなかった、ということです。

ホテルのものは最初から冷蔵庫に入れ、配食サービスのものは、温浴施設の厨房に入れます。残りの倉庫に入れられている商品はあくる日から各職場の社員や職員が仕分けをして、それぞれ産地や価格をラベルに入れて出品をすることになります。
私はもちろん、商品を運んだらそれで終わりであります。後のことは社長もタッチせず、それぞれの業務担当の仕事です。

件の落花生については、始めのうちに社長が販売員にフレッシュのレジのレシートを渡し、徳島で買ってきたものですといったということです。海の駅には青果物の地元卸業者が徳島の市場で多分せりで落として購入してきたものを徳島産というラベルを貼って販売しているとのことで、それにならって、徳島の店で、すぐ食べられるように加工したものを仕入れてきたものであるから、徳島産と表示したとのことです。

原価は300グラムで130円程度であったので30円上乗せして160円で販売した。おいしいので大変売れ行きはよく、出したらすぐに売れたという。誰も海の駅には変なクレームはこなかったということです。

販売員の話では、仕入れた大袋は真空パックであって開封したときには落花生のいい香りがした。薬のにおいなどあろうはずもない、という。愛知県からの産地を尋ねる苦情1件があっただけであるという。

その時点で、産地がはっきりしないので海の駅はその落花生の販売を中止しました。
一般的に産地の表示は簡単ではありません。販売員は、その表示の方法に悩むことがあるという。

たとえば、豆腐は製造した豆腐屋の名前で販売しています。その豆腐の材料の大豆の原産地を表示しなければならないということではないであろう。まんじゅうやおはぎの材料のあんこの原産地まで普通の出品者は表示はしないであろう。落花生も生ではなくふかしてすぐに殻をむいて食べるようにするとなると加工品の製造ということになるであろう。

海の駅の販売員が今まで安易に徳島産だと表示してきた手落ちは否めないが、徳島で加工したかどうかの確認、仕入れのときやラベルを貼るときに原産地を確かめることはできなかったか。基本的にリボルト・海の駅の二重のミスであった。

さて、2月12日に購入してきた件の中国産の梱包箱はそれからずっと荷を解かず、1週間そのまま新聞記者の訪問の2月18日まで倉庫に放置されていた。その倉庫には幾人もの社員らが出入りするのであるから、落花生を偽装販売をする者がいるのであれば、その包装物を取り除くであろう。しかし、その梱包物は、誰かが、貼っていたテープをはがして中身を見た痕跡はあるが、ほとんどそのまま他の商品の中にうずもれるように置かれていた。

2月18日午後、高知新聞の真崎と三浦という新聞記者がリ・ボルト社を訪問してきた。それまでに通報などで情報を得て相当な下調べをしたうえで社長に面談を申し入れたと思われます。

ホテル横の温浴施設の食堂で社長そして後に私も交えて1時間以上の事情聴取があったが、二人の記者はすでに産地偽装の結論を持って問いかけてきていました。社長も町長も急のことなどで面食らって過去の記憶を整理する暇もなくその場で知っている限りのことをありのまま話しました。夜になって記者が帰った後私ははすぐにホテル横の倉庫や海の駅を調べに入りました。それはほんの10分か20分の作業でした。

倉庫には中国産物の落花生と思われる梱包箱が一個、前に購入したと思われる透明の落花生大袋が1個ありました。中で調べていましたが、暗いので町長はそれらを外へ出して調べ、それから公用車の後ろ荷台に載せて、今度は海の駅に行き商品展示場と事務所を調べました。そこには落花生はありませんでした。そして新聞記者の事情聴取があった温浴施設の臨時の駐車場に車を戻し、私は、男性社員に事情を聞いていました。

すると、数十分前(新聞では3、4時間前となっている)に私たちから事情聴取をしていた二人の記者が再度現れ、中国産を表示した段ボール箱があるだろう、といって私たちのほうに近づいてきたので、私は、その記者を案内して公用車の車の荷台を開けてその箱と大袋を見せました。そして、写真をとってもいいといったら、一人の記者が写真をとりました。

高新の写真では、後部座席のドアをあけている私の姿も手も写っていませんでした。自分たちが発見したかのように装っています。それこそ事実を偽装しているのではないでしょうか。

私は、この事件については解明をしなければならない立場であり、何も事実を隠蔽したり商品を隠匿したりする必要はないと思うので、ありのまま見せました。隠匿するのであれば、公用車などに載せずに私用車で直ちにどっかへ運んで処分するでしょう。

新聞では、その落花生を箱で買ったかという質問に否という答えをしたということですが、そのような質問があったとは思われないが、その時点では、まだ倉庫の中を点検していないし、中国産梱包物は記憶していないから、否というほかはなかったでしょう。事実の経過からすれば明らかにラベルの誤表示であります。

私が同乗して連れて行った責任は別としても、リボルト社及び海の駅のミスは重大です。

しかし、また、仕入先のフレッシュ大島の方もその売り方がおかしい。今考えると、売るときに無表示で売ったこと、一度も原産地を言わなかったこと、梱包など原産地を示す包装品を店先に出していなかったこと、これらは偽装ではないにしても産地を隠したとしか言いようがありません。それに不審を抱かず、漫然と買い続けた当方が能天気すぎたのであります。

中国物産を買うこと自体は何も問題はない。中国産の他の商品は海の駅で現に販売しています。中国産とラベルに貼ったピーナツも売店の棚にのっています。中国産に対してわれわれは何も偏見は持っていません。中国産の落花生はそれはそれで売れることは間違いないと思います。

その中国の包装箱の落花生は開封されず売られていないが、しかし、それを見逃し載せて運んできた以上は、フレッシュ大島と同罪であり、私たちの誤りは否定できません。以上がこの事件の大体のあらましです。

私の責任:私が同乗して仕入れに行った商品の産地を、それを誤表示して海の駅で販売した。作意はなかったが、誤表示の責任は重大であります。

誤表示による結果的な実害は、

第1に徳島産と思って買った人を裏切ったことになります。中国産なら買わなかったという人はいるはずだから。

第2に、海の駅への信頼感を損なったわけです。他の出品物にも疑惑の目を向ける人も出てくるでしょう。この事件が海の駅の売り上げに影響する可能性があるわけですから。       
第3に、中国や徳島県に迷惑をかけたことです。その落花生の品質には問題がないが、徳島県人としては中国産のも のを販売するのに徳島の名が利用されたと憤慨するでしょう。また、中国の人からすれば、この不祥事で中国産の評判が一段と下がってしまう、何の問題もないのに、私らの名前をかくして売ろうというのか、と怒るでしょう。

第4に、町長が直接ではないにしてもこの事件に関与してミスに加担したという事実です。もちろん町長も過ちを犯す人間の一人であるが、町長が、ミスを犯しやすい現場にあまりに入りすぎて本来の任務に  支障をきたす、町長としての品性を汚すことになった、町としての品格が貶められたという問題です。

私はこの事件を前にして、以上のマイナスイメージの重圧を受け、辞任することもやむを得ないと考えたので、19日の早朝町内の友人たちを招集して、町長辞任の意向を伝えた。

友人たちは全員反対しました。反対理由は、

① 故意にしたことではない。このまま辞職したら新聞の書いてるように偽装したことを認めることになる。

② 町長の関与の範囲を明らかにし、誤りは誤りとして素直に認め、世間に謝罪しなければならないが、町長も人間である以上 知らずに過ちを犯すことはありうる。そのことを町民に認めてもらうことだ。

③ 東洋町復興の仕事は今軌道に乗ったのであるから、町行政は引き続き任せたい。他に適任者は誰もいない。
 
④ この失敗の償いは、東洋町や海の駅への信頼、町長への信頼を回復することである。
大体以上のような意見でありました。  

そういうことであったので、私は庁議メンバーの非常招集をやめて、辞職の問題は凍結した。

今は、事実をありのまま明らかにし、いかようの批判や非難も甘受して、耐え忍ぶつもりであります。

仕事は朝の釜焚きから町長の職務までこのまま続行いたします。ちょうどこの4月には町長選挙がありますのでそのとき私への町民の処断が下されると思います。マイナスの重荷を背負ってもそれでもなお私を支持するという人が多ければ、決然として今より以上の力を発揮して仕事をしなければなるまい。

しかしまた、私としては、激務を離れ静かに本を読み神社仏閣、旧事旧跡を訪ないながら悠々と人生を全うすることも大変いいことであろうな、と考えてもいます。

今回の事件があっても、春まだ浅い東洋町白浜の、海の駅やホテルへのお客は、何故か、いよいよますます増大している今日この頃であります。リボルト社の拠点であり象徴でもあるホワイトビーチホテルは60人近いお客で満室の賑わいであります。

2月18日夜、高知新聞記者の事情聴取の話では、問題となっている中国産物は落花生だけではなく、干し芋も上がっていた。リボルト社長が仕入先に確認したのは落花生と干し芋であり、両方とも中国産ということであった。

海の駅東洋町は干し芋も中国産を仕入先の徳島県産と表示して販売していた。
これについても誤表示でありました。そのことは社長は二人の記者の質問に答えました。

そのときの社長の答えでは、仕入先であるフレッシュ大島では、落花生と同じコーナーでばらで干し芋を小袋に入れて販売していた。しかし、店頭には常に2、30袋、多くても50袋ぐらいしかなく、店員の話では、まだ干しあがっていないのでこれだけです、ということであったという。あらかじめ注文しても、干すのに1週間以上かかるので、**袋だけです、という答えだったという。

実際私が阿南市のその店に行ったとき、その干し芋は無表示のまま店頭で販売されていたし、その干し芋が店先の空き地に天日に干してあったことを思い出します。

そうすると、店員の説明や天日干しの実際からすると、海の駅が仕入れた干し芋は、フレッシュ大島の加工品ということになるわけです。この干し芋の仕入れは、すべてフレッシュ大島の産地も販売元も無表示の小袋であったから、当時の社長や海の駅としては、中国産かどこか別の産地と疑うことは難しいということになります。

海の駅の販売員はこれも落花生と同じく仕入先が徳島だから徳島産と表示して販売したという。それでも原産地の確認をしなかったミスは否定できません。
しかし、なぜ、高知新聞は、この干し芋のことを記事に書かないのであろうか。

2月18日夜、記者の事情聴取が終わって私はすぐ、商品倉庫の中にあった落花生の中国産の梱包箱を確認すると同時に海の駅に行き、そこで落花生は見なかったが、干し芋の小袋を発見したのでこれを回収し、それを車に入れ、事情聴取を受けた元の場所に戻って、記者が再度現れたとき、それらを見せてやった。干し芋の袋も見せ写真も取らせました。一人の記者が干し芋の袋を持ち、ひとりがカメラで写しました。そこまでしたのにどうして干し芋のことを新聞に載せないのだろうか。

推定理由としては、事情からして新聞社も徳島産と表示した海の駅についてはやむを得ないと思ったのか、それとも、フレッシュ大島の偽装に近い販売方法がばれることをかばったのか、いずれかではないだろうか。

いずれにしても、フレッシュ大島が無表示で、中国産であるものをあたかも自己の店で製造加工したかのようにして販売した、そのことを気づかず、原産地の確認を怠った当方の責任は明らかであり、消費者に申し訳ないのであります。

社長及び海の駅、そして私も落花生についてもこの干し芋と同様に仕入先で加工しているものと考えていたのであった。

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予算額の推移

 

  News & Letters/215

 平成16年度からの東洋町予算の推移です。

  下記PDFファイルにまとめていますので、ご参考ください。

  「toyo-yosan-suii.pdf」をダウンロード

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2011年2月16日 (水)

世界的混迷

News & Letters/214

エジプトなどアフリカの大衆が蜂起している。
すばらしいことだ。利権にまみれた独裁政権が葬られる。

アメリカなど帝国主義の世界支配の下で生きながらえてきた圧制
はいつまでも人間界に君臨することはできない。
徹底的に従来の体制を破壊し尽くすことだ。

だが、圧制を打倒しても、民衆は自己権力を樹立できるか。
自らを民主的に統治できる準備があるのか。

反体制のプロレタリアートは破壊し打倒すると同時に、新しい秩序を
建設するのでなければ、従来の権力の一翼がすっと出てきてその成果を
掠め取られる。古い簒奪者の替わりに新しい簒奪者が現れる。

エジプトのプロレタリア大衆は自己権力の樹立を目指さなくては、
軍や誰かにそれを委託するようでは、永続的に解放されることはないであろう。

日本はどうか。権力は十分に腐敗し、混迷を深めているが、大衆は動かない。
国家財政は完全に破綻しているが、誰も反乱の烽火を挙げるものがいない。
エジプトやアフリカよりももっとずっと深刻な事態である。

管や小沢、自民党や民主党など旧来の政治屋どもに現代の日本を救う力は皆目ない。
誰が政権を担っても日本の国家を支え運営することはできないだろう。
1000兆円もの借金を抱え、毎年税収と同じほどの借金で財政を動かすような国家が長く続くはずはない。

われわれは、中央政府に何をも期待してはならない。日本は国家として死滅しようとしているとしか言いようがない。
だが、われわれ地方は生きねばならない。国が滅んでもわれわれ人民は生きねばならない。

いつも言うように国敗れて山河ありだ。この山河で、米と魚を食って生きていく準備をしなければならない。

われわれは死んだとしても子孫が生き残る土台を作っておかねばならないのである。
だから、来るべき日本の革命は、都市の大衆蜂起からではなく、もっと深いところから、地方の山河から静かに着実に起こらねばならない。

人間だけではなく、山川草木、鳥獣昆虫、生きとしいける者、否、すべての死霊たちもが蜂起しなければならないのである。現体制の権力者は、人間を滅ぼすだけではなく地上のすべての生物を死滅させ、人類史と生物史に終止符をうとうとしているからである。国を守るというのは政府や国家機構を守るというものではない。

われわれの住む緑の山河と美しい青い海と空を守るということである。

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2011年2月 5日 (土)

東洋町における巨額クレジット詐欺事件

News & Letters/213

私に対する批判攻撃をする一部の人たちは、町内をうろつきながら、このまま現町長に町政を任せていると大変なことになる、と喧伝して回っている、とのことである。そんなわけの分からないことを言いふらすしか能がないのであろう。

だが、見よ、大変なことは彼ら自身から起こった。彼らの首魁が貧しい町を直撃し、多くの善良な町民の家庭を地獄に突き落とす詐欺行為を展開していたのである。その首魁を助けまた助けあってきた仲間(ある政治グループ)らも相当な打撃を受けているようであるが、今死んだように沈黙している。あたかも何も関係がないかのように。

今回もまた、「大変なこと」の後始末は私のほうに回ってきた。

主に漁業者を中心に億単位の東洋町の詐欺事件は、その首魁、事件の中心人物ら一家が姿をくらましているから、いまだその全容は分からないが、徐々に分かりつつある。女首魁K子は、ある保守党支部の最高幹部で町議会の傍聴席で私に対して鋭い野次を飛ばしていた人物だ。反澤山町政の急先鋒なのである。

町内の大方の者は悪名高いこの女を相手にしてこなかったとのことであるが、船などの修理などでのっぴきならない関係のある漁師らは、女の巧みな泣き落としに引っかかったのである。玄関先でさめざまと泣かれて出て行かない、仕方がないからサインした、という人があとをたたない。

今まで聞いた話では、被害は多岐に渡る。

①大手クレジット会社との架空の商品購買を理由とするローン契約の名義貸し

②借金の連帯保証人

③手形

④現金の貸付

 手形の取引は、ある程度のリスクをかけてそれで利益を得ようとしていたのであるから、文句も言えないだろう。

⑤そしてなお恐るべきは、彼女が最近ある被害者に送ってきた告白手記によると、国の制度資金(漁業近代化資金か)の融資金のうち2000万円を「私が使い込みました」というのである。融資金を漁業の機械類の整備に使わず私的なものに流用したとしたら、どういうことになるか、当事者のみならず県の責任も浮上する。

⑥8年前、県下一円、被害者が室戸から土佐清水市に渡る女呉服商の巨額(3億円)クレジット詐欺事件があった。そのとき私は高知県の市民オンブズマンとして被害者に協力することになった。弁護団に事件をお任せするまで事件の真相解明に奔走した。当時の詐欺の主人公もまた私に相談があったので、事件の全容はすぐに分かった。

彼女はある大きな会社のエージェントのような存在で儲かったのはその呉服会社だった。本人は自転車操業で同情の余地があったが、結局罪を一身に背負い刑に服した。

今回の事件の全容は、K子とその家族しか分からない。彼女を取り巻く政治的グループもあおりを食らって沈黙している。

公務員も数人これにひっかかっているようである。公務員の場合は、被害者というよりも加害者、詐欺事件の共犯の側面が問題になる。買いもしない船や機械類を、はい、買いました、といってクレジット会社をだましK子に金を取らせたたことになる。

公務員(議員も含む)が詐欺の片棒をかついでただで済むだろうか。そんなことを頼まれたら、その詐欺行為を制止する義務があり、そうしておれば、多くの町民が被害にあわずにすんだのである。

いずれにしても女首魁とその政治的グループが東洋町の新しい改革路線に全面的に対立し現町政を誹謗中傷してやまないのは、むべなるかなであろう。このような「大変なこと」、災厄と悪の根を断絶することが私の仕事である。

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