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2010年12月14日 (火)

玄海原発の問 原稿にかえて

News & Letters/218

12月1日、この日は毎年全国町村長大会が東京のNHKホールで開催される。全国1000足らずの町村長が皆一堂に会し、総理大臣、衆参両議院議長、総務大臣・・・・そしてたくさんな国会議員達がひな壇に上るのに対面する。

この日、大勢の町村長は東京へ東京へと上っていく。私は1人九州へ佐賀へ向かった。

私は、列車の中で考える。人間は何であり何であるべきか。

人間ほどあやふやではかないものはない。よこしまな欲望を抱き、無責任な言動をし多くの過ちや錯覚を起こし、人を傷つけ自然を破壊する・・・、自動車を運転するだけでも極めて危険な行為を平気でやっていると思う。無数の交通事故を見よ。

こんな不確かでいい加減な存在である我々が、原子力発電という途方もない破壊力を持つ装置を操作して良いのであろうか。

能力に絶対的な限界のある我々不完全人間が、複雑怪奇な機械類を永続的に誤り無く完璧に操作する、しかも如何なる天変地異が起こってもそれを乗り切れる、という不遜な思いを抱ける人間とは何者であろうか。

原発に賛成か反対かという問は、結局人間とは何であるのかという問に逢着する。人間はもろく弱い者で有限な者であると認識するのか、それとも人間は絶対的で無謬で無限の責任能力があると考えるのか。

私は裁判の争点の根底にはこの人間観の相違があると考える。

しかし、別の人は言うかも知れない。そんな仰々しい哲学的な対立ではない。実際は人間絶対主義者などいるはずはないから、本当の争点は、自分がすることについて責任を取ろうとするのか、それともやりっ放しで行くのかというだけのことだ。と。

私はこんな事を考えながら疲れて車中で深い眠りに入ってしまった。
いづれにしろ、私は核反対の十字架を背負って町長に就任したのであり、総理大臣に会いに行くよりもプルサーマルの燃える震源地に行かねばならない。一部の無責任人間にこの世を任せるわけにはいかない。

この一部の人間が強く見えるのは、ただ、私たち民衆がきゃつらを偉く強い人だと思い、自ら従順としているからに過ぎない。

プルサーマルは稼働し放射能でくすぶって目に見えない噴煙を上げている。

短い手と足しかない人間が開けてはならない伏魔殿を開け、おびただしい魑魅魍魎を空中に解き放そうとしているのである。

玄海原発はくすぶりだした。おびただしい放射能がこの世を覆い生けるものを死滅させようとしている。

西日本の人という人は決然としてごく一部の自信過剰な驕慢人間に対決しなければならない。

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