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2010年12月 9日 (木)

12/8開戦記念日

News & Letters/217

12/8は日本帝国主義が太平洋戦争を全面的におっ始めた記念日である。
天皇(元帥)を頂点とする軍隊が政治権力を壟断した結果、祖国は敗亡の道をたどり、アジア諸国民に多大の犠牲を強いた。

軍隊が政治に介入した場合誰も勝てる者はいない。憲法9条の真の意味は軍隊や武装した組織に政治をやらせない、ということである。軍隊が暴力装置であることは仙石さんの言うとおりである。何にも謝ることはない。
軍隊は暴力装置であるばかりではない。

詐術集団でもある。詐術と暴力がその本来の姿であり行動原則だ。
ナポレオンであれ誰であれ、軍略の天才はすべて詐術の天才である。その精神は無慈悲と残虐性であろう。

織田信長の桶狭間の勝利も詐術の勝利だ。関ヶ原の合戦も詐術と裏切りの合戦であった。

武田信玄が掲げた「風林火山」とはその事を言っている。
その疾きこと風の如く、その徐かなること林のごとく、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し、知りがたきこと陰の如く・・・・・という孫子の名言の通りである。およそ誠実とか公明正大とか言う世界とはまるで違う世界に住んでいるのである。

詐術と暴力を本業とする軍隊が国民の政治活動に参入したら、もう終わりだ。軍人に公明正大とか誠実とか情報公開とか言うものを求めても無駄である。北朝鮮でもビルマでも軍事政権を制御するすべはない。武装して反乱する以外に自由になる道はないであろう。詐術に冨み、大胆で無慈悲なものが戦場で勝つ

。風林火山とは、虚と実と変幻自在な活動をする軍隊の本質を端的に表した言葉であり、まともな人間社会の原理ではない。
憲法9条は、そのような行動様式を持つ組織の存在を永遠に許さないと言うことだ。

だからといって我々は現存する兵士を敵視し忌み嫌ってはならない。ロシア革命は労農兵のソビエトによって達成された。
兵士は人民の子であり、その行動には厳しい監視が必要であるが、決して国民に敵対させ、国民から排斥してはならない。

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