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2010年11月16日 (火)

海上保安官の情報リーク事件

News & Letters/214

  尖閣諸島での中国漁船の衝突事件についてのビデオ流出事件では、このリークした職員の「正義」の行動がもてはやされている。

しかし、この男のしたことは本当に正義であろうか。前線の将兵が「正義」と判断したら上官の指示もなしに他国と戦端を開いても良いのか。中国漁船の船長の無謀行為と同じレベルで国家的事案を勝手におっ始めてもいいとなると、これはもう関東軍と同じようなもので、国は大混乱に陥るであろう。

しかもこの男のしたことは、中国敵視の世論に迎合するもので最も危険な排外主義の材料を提供するものであった。管総理ら政府が、中国相手に躊躇している方がずっとましである。対中関係の先鋭化を抑制する姿勢は国家の利益を考慮している。海上保安官らはれっきとした兵士であり、銃器を持った軍隊である。これらが勝手に「正義」を振り回し国民世論を動かし出したら誰も対抗することは出来ない。

ビデオは公開するべきである。しかし、それは、組織としてきちんとした手続きを踏んで行うべきであろう。

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