(株)東洋リ・ボルト社
News & Letters/204
(株)東洋リ・ボルト社は東洋町の唯一の第三セクターである。
従業員はすでに50人に達し、清掃など施設管理、「海の駅」の運営、ホテル経営、役場への社員派遣、間伐など国の失業対策事業受託など多様な事業を営んでいる。動いている金は数億円である。
資本金2000万円の内、町が立ち上げ時に出した500万円と、後は民間人のものである。私自身も600万円出資した。
この出資金は、会社が事業を止め清算するときでないと返ってこないであろう。
ところで、当然の事ながら私はこの会社のために、随分協力している。朝たっぷり2時間~3時間、夜3時間、合計5時間~7時間、土曜日曜日は朝から夜にかけて釜たきや洗濯など雑用である。
その協力行為には何にも報酬はない。
例の連中に言わせると、その協力も自己の利益のためだ、などといっているそうである。
何の報酬もない行為は利益行為とは言えない。私自身、リボルト社に出資(600万円)したり、大枚の金(2300万円)を貸し付けたりしているが、それらが返ってくる見込みはほとんど無い。貸し付けた2300万円の内1700万円は銀行から私の報酬をかたにして、すなわち毎月の報酬からさっ引かれて出したものであるが)辛うじて利子2%を払ってもらっている。しかし、1700万円の利子は銀行から借りた利子3%には足らないのである。
リ・ボルト社は第3セクターであり、びた一文も私の自由にはならない。将来相当なもうけが出てきても、他の人の貸付金の返済や、設備の改修費、さらに、労働者の退職金や手当などの基金にしなければならず、出資者への利益還元は近い将来到底見込めない。私は全財産をこの会社に傾注したが、ここ十年やそこらでは見返りは何にもあり得ない。せめて貸付金が返ってくればと願っているばかりである。
本来、リ・ボルト社所有のホテルは町が公費で買い戻す必要があったものである。この敷地にはれっきとした宿泊施設を持った観光施設があったものを、それをぶっ壊して民間会社に超安値で売り飛ばしたのであった。それは完全な犯罪行為である。
町議会が買い戻しを否決したので私など民間の力で買い戻して、町の観光事業の中心に据えて運営している。
これは公益事業であって、私利私欲の事業ではない。私の協力によってホテルの洗濯代だけでも毎月数十万円節約されている。釜炊きでも月に5万円前後の節約である。
だからといって私は会社に一銭の利益も求めていないし、もらうことはない。私が町長を辞めて会社で働くようになれば別であるが、今は、私の協力は全て町の第三セクターのためである。
第三セクターは、地域の雇用を確保し、産業基盤を発展させるために、町長はもとより、議員も町職員も、町民もみんなが協力して守っていかねばならない。
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