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2010年1月19日 (火)

町会議員選挙事務についてお詫びと釈明

News & Letters/169

 東洋町の1月17日付の町議会選挙で、開票が遅れた。そのことについて、町長として深くお詫び致します。私の直接の管轄事項ではないが、町の行政全体の統括責任者として責任があります。

 それについて、当然ながら新聞が大騒ぎの記事を載せている。
選管の事務のミスがあったことは事実だ。それは、1票につきチェックミスがあり、実際の投票者数と投票所でのチェックの数が合わなかった、というものである。問題なのは、その程度のことで開票を遅らせたということである。
書類上のチェックミスと投票箱とは全く無関係で、投票行為は正常に行われているのであり、また、選挙を決するのは投票箱の票数なのであるから、開票そのものは、時間通り行うべきであった。

 私は、出張しており、開票予定時刻より1時間ぐらい経って9時過ぎに役場に帰った。その間集会最中に役場から私に選挙関係の事務的な相談が何度もあったが、開票にかかる問題については何の報告も相談もなかった。私が帰ってから1時間経ってもまだ開票が始まらないというので、選管書記を呼んで事情を聞いた。
事案はごく簡単であった。

 私は、すぐに開票し、立会人に投票箱の中身について確認をしてもらう必要がある、ミスの究明は究明で続け、開票を遅らせる理由はない、という意見を述べた。
それで、夜11時過ぎに開票が始まった。
選管委員はともかく、その夜詰めていた職員たちは、内部の書類の確認よりも投票箱の確認(開票)が優先である、という判断が出来なかったのである。私に一報があれば、何の逡巡もなかったし、この混乱は無かったであろう。私以外に他の誰もその判断は出来なかったであろう。
選管は慎重になりすぎたのであった。

 私の関与が遅かった。
実際には期日前投票の書類(宣誓書)の枚数の数え間違いであった。その書類は595枚ちゃんとそろってあったのに、それを594枚と数えて入力したのであった。それで実際の投票者2321人と選管チェックの2320人と誤差が1票出たのである。

 選管人事の交替が原因であるかのような批判をする報道もあるが、事実無根である。
これらの事務に関与していた女性職員は選挙の度に長年同様業務の事務を勤めてきたのであって、ベテランである。弁護するのではないがベテランでもミスをすることもある。
繰り返すが、そのミスの原因が判明するまで時間がかかった。また、その誤差を理由に開票を遅らせた判断はあまりにも慎重でありすぎた。
町行政の統括責任者である私に一報あれば、10秒で解決した問題であったのだ。

選管や教委は、町執行部と独立していて、町長は関与してはいけない、ということになっている。
選管関係者にはその遠慮があった。
私の方も、介入してはいけないという自制があった。
しかし、各行政委員会が立ち往生し、町の死命を制する重要業務が停止状態になっているときには、法令で定められた長の「統括」責任者が登場しなければならない。今回はその統括責任者である私の登壇が遅すぎたのであった。住民や報道陣に謝るのは私の方だ。

   報道陣の姿

 今回の事件で、私が驚いたことがあった。
それは開票があまりに遅いので私が開票場をのぞきに行ったところ、報道陣が開票会場で大声を上げて選管委員や職員をののしっている姿があった。
客観的な報道をする立場の者が、住民がそれほど騒いでもいないのに、騒ぎ立てているのはどういうことであろうか、「説明しろ」、「どういうことだ」など激しい追求の声は、報道関係者というより圧力団体の代表者という感じであった。

 町の選管委員は善良な年老いた町民であり、この事件のような場合にどうしたらいいのか決断に迷うというのは当然なことだ。周章狼狽し、うろたえると言うこともあり得る。町村では、選管委員といわず、各種委員はなり手が少なく、やっと頼んで引き受けてもらっている状態である。労多くして何らの利得もない。

 今回のミスも彼らには何の罪もない。
私が現認したのは、その人たちに浴びせかける怒号を報道陣が発していた事実だ。その姿に驚愕した。そうして翌朝の新聞記事には、会場が「騒然」となったというのである。私が会場に行くまでに住民がどうであったかは知らないが、その夜10時頃私が見た限りでは「騒然」状況をつくっていたのは報道陣であった。
やらせ、ではなく、自分がやってそれをニュースにするのか。 

   女性職員の登用

 選管の人事異動について言っておく。新聞の写真にも見えるように、正規の選管書記は全員女性である。町長が選管委員長の了解の元で選管事務を兼務する職員を全員女性に替えたのである。

 これまで選挙の折には選管の実務をこなしてきた女性たちだ。素人ではない。
選管は、実際に実務をやってきた女性を総責任者にしたのであり、これは、今後の町の人事の大きな動向につながっていくものである。

 すなわち、実力のある女性職員をそれにふさわしい職務に登用すると言うことだ。選管のスタッフを見て新聞記者ならそれくらいの町の傾向を把握しなければならない。
 それを全くの新人が選管事務を担当したので今回の事件になったかのような虚偽の報道をしていいのであろうか。

 開票の判断に過誤があったけれども、それは選管職員の責任ではない。集計ミスはありがちなことではあるが、そんなミスに拘泥して全体の業務を停滞させてしまったのは、統括責任者である町長の責任である。

ここで町民や世間に対し深くお詫びを致します。

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