« インフルエンザ | トップページ | 旧土電の跡地 »

2009年12月28日 (月)

原発=ブレーキのきかない電車

News & Letters/164

 最近の新聞記事(JAPAN TIMES)によると、ヨーロッパ方面では、原子力ルネッサンスとかいうことで原子力産業がまた、盛り返している様子です。
この傾向は恐ろしいことです。

①デンマークは30年前国民投票までして中止した原発の開発を始動し始め(2010年までに10基全ての原発を閉じるとなっていたのをそのまま稼働させ、さらに新規のリアクターに取り替えることを決め)たという。

②フィンランドは、世界最大級の原発の建設を始めた、

③ポーランドは、バルチック海沿岸に2基の原発を建てようとしている。

④イタリーは先進国ではこれまで原発のない唯一の国であったのに、2013年までに一つ二つ作るという。

⑤イギリスは10箇所の新規原発を許可し、

⑥ドイツは最初の約束を違えてさらに原発を発展させようとし、・・・・

 中国や朝鮮などの発展途上国も原発への勢いは激しさを増している。このままでは地球温暖化よりも放射能の汚染で地球の生態系は完璧に破壊されるであろう。
 
 新聞も如何に原発開発の技術が進んでも、巨大事故の危険性は減らないし、何よりも核廃棄物の処理が出来ないと言うことを認めている。

 日本の民主党も原子力政策を少しも変えようとせず、巨額の無駄な資金を注入することをやめようとしない。共産党はもとより、社民党なども原子力関係予算をぶった切る勇気の声も出てこない。

 12月27日、佐賀市でのプルサーマル反対の学習会に参加した。大阪の小山英之さんの分析では、驚くべき事には、九電は燃料棒で自ら設定した危険域の値を犯した製品を購入して使用しているのである。

 玄海原発のプルサーマルの失敗によっては、佐賀や福岡だけではなく九州全域、中四国も重大な影響を受け、何百万人の難民が発生する可能性がある。そうなると、日本経済がもたないであろう。そのような国家国民を危殆に陥れるリスクを負担してまで推進するべき実験であるのか。無鉄砲にも程がある。このような危険性を佐賀の人は何にも感じないのであろうか。

 佐賀市でいつも感じることは危険性が全く知らされていない。1部のものしか分かっていない。事実は単純なのに、危険性を確信している人は非常に少なく、せいぜい半信半疑程度である。

|

« インフルエンザ | トップページ | 旧土電の跡地 »

反核運動」カテゴリの記事

原子力産業の是非」カテゴリの記事

世界の核事情」カテゴリの記事

原子力政策と地方自治」カテゴリの記事

佐賀との交流」カテゴリの記事

コメント

なんで発電所が電車やねん。

投稿: たま | 2010年1月 3日 (日) 20時46分

田村市で帰還を加速させるつもりらしいが、マジヤメべき。栃木茨城福島県境エリアの栃木県北の自宅近隣で昨夏奇形鮎が確認されている。予測の使った元ネタの東電雷情報通りに放射性物質が広がったから予測は正しかった。夏の雷雲は福一を起点に日光まで巡って行く。日光中禅寺湖の魚も移動禁止になったので予測は正しかった事は証明されとる。東電は原発周辺ぢゃ無いからテメーの家なんか知らねぇと通知してきたが納得いかんと通告したった。

投稿: 頭の悪いおぢさん | 2014年2月24日 (月) 11時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原発=ブレーキのきかない電車:

« インフルエンザ | トップページ | 旧土電の跡地 »