闇融資事件で最高裁
News & Letters/134
橋本県政時代の闇融資事件は、モードアバンセ事件が有名であるが、それと同じ案件の闇融資事件がもう一つあった。闘犬センターの闇融資事件である。県の隠されたひとつの闇融資事件は、副知事や最高幹部の逮捕など大騒動であったが、私らが取り組んだ事件は、破綻しかかった闘犬センターへ融資する上において、銀行が県の闇融資を引き出そうとして失敗し、結局自行の資金数十億円を注ぎ込んで焦げ付いた事件である。
その事件は銀行の株主訴訟(窪則光、澤山保太郎)であり、高知地裁で勝訴したが、第2審で敗訴した。それで、最高裁にかかっているが、最高裁にかかってからも数年以上たっている。
事件の内容からして、破綻企業への無茶苦茶な融資事件であるから、最高裁小法廷が開かれることは間違いないであろう。最高裁小法廷開催はこの秋までに決定されるであろう。
銀行が地域の金権ボス連中とつながり、公金にも等しい銀行の資金をやみくもにプレゼントした事件。銀行の貸し付けの原則とは何か、如何にリスクをものともしない、銀行幹部の広範な裁量権があるとしても、それにも限度と節度があることを最高裁がはっきりした基準を設定することになるであろうし、又そうしなければならない。全国の銀行貸し付け業務について新機軸が打ち出されるであろう。
その銀行のいいなりになって、特定企業に闇融資をしようとした県の最高幹部たち、そのいくつかの「念書」(県が融資をするからそのつなぎに銀行が融資を先行して欲しいという)と予算計上(その予算の中にモードアバンセの融資の予算も抱き合わせて入っていた)の痕跡。
その念書の原稿も銀行との間でキャッチボールをして成案を作成していたのである。銀行は、県幹部を踊らせ自分らがつくらせていた「念書」を理由に、特定企業へずるずると融資を続けてきたのである。
何かそうしなければならない理由があったのであろう。その闇の闇は分からないが、想像に難くない。
かくて、私は、関係した事件でたて続けに最高裁の小法廷と、また大法廷(東洋町リコール事件)に出向くことになるのである。
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