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2008年10月28日 (火)

県下工業高校生の原発視察

News & Lettes 126/

高知民報(10月26日号)に、県内工業高校が原発への視察に生徒を連れて行っているという記事が載っていた。
平成18年度から事業化され、19年、20年度と実施されたということである。

コメント1:

これは、非常に危険なことだ。
第1に、生徒や保護者の同意を得ているのか。原発施設に入ることは多少に関わらず放射能を浴びると言うことである。放射能は五感に感じられない。
ガイガー計数機を持って入所しているわけではない。原発施設の言うままの数値を信じられるか。
放射能はたいしたことはない、と原発施設はいうだろうが、その施設で働く労働者が癌にかかっている事実は隠せない。原発について電力会社が言うことを信じる人は多くない。原発施設に一生近づきたくないという多くの人が存在しているが、それには根拠がある。
教育者が教育を名目に若い人を半強制的に死地に立たせていいのか。
生徒や保護者はこの教育視察を拒否する自由があることを教えるべきである。

コメント2:
第二に、
この事実は、高知だけではなく、全国的にやっている可能性が強い。高校生だけではないであろう。
調べる必要がある。

コメント3:
第三に、議会が何故これを見過ごしたのか、だ。
予算審議で県や教委はこれをまともには説明をしないだろう。
議員がチェックしなければならない。闇融資事件でもそうであるが、議員が予算の使途をチェックしない。事件が起こってから、知らなかった、説明がなかった、という。しかし、予算に計上されていたのだ。予算書で、使途が分からないものは、いちいち質さなくてはならない。全部の予算の使途をいちいち確認する作業が必要なのである。あたりまえのことだ。議会中の審議に入ってからではなく、予算書を事前に配布されたとき、議員が手分けして全ての予算の使途を把握する作業が必要である。

コメント4:
現場の校長や先生がたも、原発について賛否両論があることは知っている、両方を勉強するべきだ、というかもしれない。
アジア太平洋線戦争についても賛否両論がある。
賛成論を教えるのか。しかも実践的にだ。
温室効果ガスについてもそうだ。
朝鮮や台湾の植民地支配にも賛否が分かれる。
一国の総理が植民地支配を正当化している。・・・・
何事においても世の中には賛否が分かれている。
どっちを教えるのか、教師は、自分の良心をかけて教えることにも重点の置き方、事実を紹介してもコメントの仕方に選択を迫られる。
原発施設に生徒を強制連行することは、賛否を超えて、いながら賛成を強要し、その上、放射能を浴びせる。

高知民報は、学校側を擁護的に、これは、実験材料費が不足しているからだ、苦肉の策だという意見を紹介している。原発施設視察費を取れば、学校の実験材料費がまかなえるのか、両者にどんな関係があるのか記事ではよく分からないが、実験材料費の不足は不足で堂々と予算要求すべきだ。まんじゅう1個を食いたいために、原発の大毒素まで飲み込ませる必要はない。事の軽重をわきまえる必要がある。

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