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2007年7月 4日 (水)

News & letters4

高畠氏よりの「町長に対する質問」へのご回答

大変遅くなりました。観光協会等の問題でいろいろご心配をかけています。あなたよりのご質問にお答えいたします。あなたは長く東洋町観光協会(任意団体)の幹部役員をなさってきましたのでこの質問を観光協会のご質問に準ずるものと考えます。

ご質問の内容は質問と言うよりもあなたのご意見というものですが、一つ一つをご質問と受け止めご回答をいたします。

一、高畠氏の質問の要旨

高知新聞の報道で町有地での駐車場料金について「本来町の収入であり、協会の収益とする法的根拠はない」という表明は外観だけをとらえた発言であり、当初よりの経緯を無視した、傲慢な発言であり、・・・とのご意見ですが、

*町長の回答 1  

どのような経緯があっても町公営の駐車場料金は「本来」町のものであるということは全く正当な判断だと思います。その徴収した料金をどのように処分するか、それを観光協会に渡すのか、ほかの用途に使うのかは全く別のことです。その料金(公金)をどうするかは町長一存では決められません。町長との契約があっても、公の財産についての契約は、法令や規則に則り、また、議会の承認がなければ、無効となります。 それが「本来」町の収入であるという考えは誰も否定できないでしょう。

どんな経緯があっても本来公のものはおおやけのものであって、民間のものは民間という風に区別をつけていただきたいと思います。このような見解を述べることは何も「傲慢」ではありません。むしろ民間団体とこんな契約をしていたとしたら、法令を無視し、議会を無視して町長であるという権力を乱用しているという点で前町長のほうが「傲慢」ではないでしょうか。

町政は、町長が何でも勝手にやれるというものではないのです。 勝手に町の財産や公金について町長に処分権があるというものではないのです。核廃棄物の問題で見せた前町長の独断専行の考え方は観光協会等との契約行為にも同じようにみられるのであります。 観光協会だけではなく前町長が残した法令に基づかないコネ契約がほかにもいくつもあり、これを正常化・処理するのに職員が大変な苦労をしているところです。

貴殿のような公明正大な人が、誰が「傲慢」であるのか見間違うというのは全く合点がいきません。

二、高畠氏の質問の要旨   

観光協会は町との間に当事業の「事業認可」があり、「土地使用契約を締結し以後土地の使用料金を支払い、適法に占有し、使用してきた」。(地方自治法第238条の2第2項、同238条4の第2項)

* 町長の回答 2

観光協会の当事業というのは駐車場管理の事業だと思いますが、「事業認可」などはしていませんし、観光関係の民間団体の事業について認可する権限もありません。駐車場の町長が交わした管理委託契約があるだけです。

①一番大きい生見東駐車場

1、いま、手元にある契約書が2通あります。

(A) 平成11年4月1日締結のもの と

(B) 平成19年3月30日締結のものです。

いずれも「生見駐車場管理委託契約書」となっていますが、第2条の「委託業務」の条項には(A)の契約書にも(B)の契約書にも駐車場料金徴収の業務については記載がありません。契約書の各条項をみる限り東洋町は料金徴収業務は観光協会に委託していないのは明らかです。町は、ほかに誰にもその業務を委託している様子はないから料金徴収業務は町が直接遂行するということになっています。

2、しかしながら、最近、今年3月に締結した(B)の契約書の第5条には、 「駐車場の収益は、当駐車場の管理・運営経費に充てることの外、観光を目的とすること以外に使用してはならない。」という条項が入っています。この条項では、駐車場の収益の使い道を限定していて、駐車場の経費と、観光目的の事業に使うべきことがうたわれています。

しかし、駐車場の収益を観光協会の取り分とするという規定は何も入っていません。 この契約では町が料金を徴収し、町が経費を払い、町が収益を観光行政に使うという解釈しかできません。 委託された施設の使用料などの徴収の問題は軽微な問題ではないので、特に条項をいれてその料金が誰に帰属するのか明確にしておかねばなりません。何も規定がなければそれは委託する前の元々の権利者(町)のものとなります。

たとえば、県の管理条例で町が委託されて運営している白浜の駐車場では駐車場料金を徴収する場合その金は町が取得していいという条項が県の条例(第10条)に明確に入っています。町の収入にしていいということが条例に入っているということは県議会も承認したということです。条例制定は県議会の議決事項であるからです。 現行の平成19年3月から6月までの契約でも観光協会が駐車場料金徴収業務をしていいとか、その集めた金をを取得していいと言うことになりません。 まして、平成18年度までの契約書には、駐車場料金徴収の業務についても、その徴収した料金の貴族についてもはじめから何にも入っていないから、それまでの長い期間、料金を観光協会が徴収し、それを取得し続けた法的根拠は何もないのです。

3、ところで第一に問題なのは、これらの契約の前提となる町の条例・規則でありますが、生見の駐車場については国から有利な過疎債を借りて町が設営した公の施設であるにもかかわらず、地方自治法244条2で定められている管理・運営の条例が制定されていないのです。 空き地などの管理やまた一時的とか短期間にやむを得ず条例なしに管理する場合もありますが、はっきり行政目的がある土地や施設について管理・運営条例なしに長期間にわたって町長が勝手に運営することは許されていませんし、ましてやその施設の管理運営を丸ごと法人でもない民間任意団体に任せるなどというのはもってのほかというべきです。任意団体にもし問題があった場合正規に訴訟を起こすこともできないという可能性があるわけです。

第二に、特に公金については行政機関には厳しい法令があります。地方財政法第3条、第4条には、地方公共団体はあらゆる資料に基づいて正確にその財源を捕そくし、予算に計上しなければならない、厳正に収入を確保しなければならないと定められています。 公営の駐車場があり、そこの料金徴収を他のものに委託してもいないし、その金を他のものにプレゼントするという確たる契約もないのに、それを徴収せずに放棄していた、ということは国の法律に違反することで何らの抗弁も許されるものではありません。

第三に、実は、そもそもこの駐車場では料金を徴収するということで国の補助金をもらってはいないということです。この駐車場は国の補助事業で補助残の金は国の過疎債を借りてつくってまかなったものです。その補助金申請書には有料駐車場とはなっていません。無料でなければならなかった。だから町も観光協会もこの駐車場から金を取ってきたことは国の補助金適化法に違反していたのであった。今は年数がすぎて、その適化法もクリアしているからいいけれどもつい最近までは料金徴収は違法行為だったわけです。

第四に、違法行為であったとしてもそれを知らずにそれでも町の施設で収益があった。その収益金の帰属はどうすればよかったのか。 回答。少なくともその収益金はそっくりそのまま民間団体や個人に渡してはならないことは言うまでもありません。その土地や施設によって生じた果実(収益)はそうではない特別な契約がない限りその土地の所有権者に帰属します。町の公営駐車場で発生した収益金も経費を除いて町に帰属します。 その金を最終的に町の収入に計上できないとしても、いったんは町の会計に入れて、それから政府に返還して補助金の削減にしてもらうか、それとも政府の許しを得て町の財政に入れさせてもらうか、いずれかの処置をとらねばならないでしょう。この収益金を民間団体への補助金のようにして何の手続きもせず、議会の承認もなしに、全額くれてやるなどということは違法もいいところです。町は徴収してはならないものを特定のコネ団体にとらせ、しかもその金の全額を何の手続きもなしに渡していた。高畠さん、こんな2重3重に違法な行為がどうして「適法」なことでしょうか。

第五に、なお、あなたの意見の根拠としてあなたが摘示している地方自治法238条の2第2項は、教育委員会などの委員会の財産の処理に関する話で本件とは全く関係ありません。本件には教育委員会などの委員は何も関係していません。 また、同法238条の4の第2項というのは、行政財産についての規定であり、本件とは全く関係ありません。生見の駐車場は行政財産ではありませんでした。いまやっと先の6月議会で条例改正ができましたので行政財産に登録する手続き中であります。 仮にこれが行政財産であったとしても、観光協会との契約は管理委託契約であって、この法律の規定する貸し付けや地上権設定の話とは無関係です。あなたが列記された法律の条項は本件と何の関係があるのか不可思議です。何か勘違いをなされているのではないでしょうか。

第六、あなたが言う観光協会と町との「土地使用契約」というのは何のことでしょうか。同じ施設で管理委託契約をした上でさらに「土地使用契約」が締結されているなどというのもどだい不可思議な話です。そんな契約書は観光協会の事務局にも町の過去の契約書綴りにも一つも存在していません。

そうして「土地の使用料金」を支払っているというのは役場前の生見中央駐車場のことでしょうか。そこは民有地ですので町が年間51万円で土地を借りて借地代金をその民間人にはらっています。「土地使用貸借契約書」は実際にありますが、前町長とその民間人との間の契約書です。 町が借りているその民有地で観光協会が駐車場を営んでいます。駐車場料金は全額観光協会が取っています。そのうち地代に相当する51万円が町に支払われています。

町は、その駐車場について観光協会との間に「管理委託契約書」(平成16年度で契約満了)を締結しています。この契約書がまたきわめて奇妙な内容です。

第1条で言うには、「甲(東洋町)は、甲が借り受けた次に掲げる土地を以下の約定で乙(観光協会)に年間510,000円で管理委託し、乙は、これを受諾し、その年の12月末日までに甲に対して支払うものとする。」と規定されています。

この条項の前段は、町が観光協会に年間51万円で管理委託するという話。すなわち51万円の委託料を町が観光協会に出すという話なのです。しかし、後段の話は、観光協会はその委託業務を受けることにし、12月末日にその51万円の金を町に支払うというのです。プラス・マイナス0のこの滅裂な文章では、契約の体をなしていないし、第1もう契約期間が切れてから3年になろうとしていますから、無効です。 この管理委託契約書でも駐車料金を徴収するという規定は何もないし、その徴収した料金を観光協会にプレゼントするという規定もありません。もちろん町の管理・運営条例も何もありません。前町長が勝手に町が借りている民有地を運営し、その収益もろとも民間に丸投げ委託をしているのです。

高畠さん、観光協会が「土地使用料」なるものを支払っているのではありません。契約期間が過ぎていますから「適法に占有」しているわけでもありません。役場の前で無法行為が野放しに展開されているという事実だけが存在しています。

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コメント

町長、あなたは、全く敵味方に分ける事しか能のない方ですね
そんなに戦いが好きなのでしょうか

あなたが来るまでは、東洋町と観光協会は協力関係でありパートナーです。どちらが取るなんて取り合いをするようなせこい考えをする人はいませんでした。

協力して東洋町の為に働く。そのことで一致して動いていた訳であり。観光協会は町の為に働いてきた訳であり、役場の役割を保管していた訳です。

その為に、観光協会が働きやすい環境を役場が協力して作っていただけの事ではないですか。町全体で、一人はみんなの為に、みんなは一人の為にを実践していた訳で す。

その精神を理解出来ないとは、余程人間不振なようで、おかわいそうな方ですね。

あなたが幾ら、高畠氏に反論してもこの文面を見る限り、詭弁に過ぎません。法的整備に不足があるならば、観光協会と役場の協力関係を強化する形でするべきです。全く本末転倒な考え方をする方ですね。

あなたの言ってる事は、協力関係を壊す事にしかならず、何よりも大事な町民の為になりません。あなたは誰の為に働いているのか?あなたのいるポストに期待されている役割を全く理解していませんね。

あきれ果てた町長だ!私が只一点、東洋町町民に言わしてもらう事があるとすれば、澤山氏を町長候補に選択した事は、間違いで、その責任は、東洋町町民にもある。と言う事です。誰が、澤山氏を紹介したのでしょう。その責任も大きいですね。しかしそれは、過ぎた事なので、言っても仕方がない。

独りよがりな考えに固執して、議会、役場の職員、東洋町民と広く心をひとつにして、協力して歩んでいく事が出来ないのであれば、それこそ民主主義に反します。

私がこれを言うのは初めてです。

町民の為に働けないのであれば、町長を辞めるべきです!

投稿: eeyan | 2007年7月 4日 (水) 11時13分

こんにちは。

本日の討論会では

【教育委員1人認めず 東洋町議会】
http://203.139.202.230/?&nwSrl=214871&nwIW=1&nwVt=kn

の件についての言明を改めてお願いします。

今回の内容につきましては、
「まあそういうことも多々あるのだろう」
という印象です。
町長さんのおっしゃるように、契約内容やその延長について
不備がある!というふうにも考えられますね。

そしてそれ以前の問題提起でありますが・・・

○そもそも高畠氏といかなる人物であるのか

→突然実名で記載された方です。
「何も知らないのだな、お前は」と思われるかも
しれませんが、基本的に高知新聞等の普遍的影響力
のある公器に実名が掲載される人物であれば、
僕のような暇人も認知しておるのです。

逆説的には、公器に載ってないからこそ町長さんに

【教育委員1人認めず 東洋町議会】
http://203.139.202.230/?&nwSrl=214871&nwIW=1&nwVt=kn

の件についてお聞きしているのですよ。
実名を出して糾弾するとかには全く興味がありません。
何がどうなってこうなったのかということを
首長なら当然把握し、証左を明示し、その説明責任が
発生すると考えるからです。

・・・それってオンブズマンの仕事ですよね(微笑)


○「町長に対する質問」とは何ぞや

→これも唐突です。
誰も注文していないのに、いきなり一人頭2万円の
フルコースが眼前に並べられた
(しかもコースの順番が適当)ような印象を受けます。

文章構成上の問題点として、町長さんの文章には
「5W1H」の不明瞭さが顕著です。
いつ、どこで、だれと、だれが、なにを、どうした。
僕は小学校で教わりましたが・・・・?

実名を挙げる場合には
「5W1H」+「情報一次ソース」
の併記が必要でしょう。
でなければ、一見事実関係の列挙に見えていても、
根本的な説明責任を全く果たしていないので、
単なる我田引水の印象操作に堕しています。
お気をつけください。

○いつ、この質問状は送られたのか
○メールで来たのか文書で来たのか
○役場を通して来たのか個人的に届いたのか
○高畠氏のこの問題における立ち位置、
社会的地位に関する明瞭な説明
○画像ファイルでの質問状の原本を提示
○高畠氏に了承を得てこの内容に触れたのか

以上の点に関して明瞭な説明を求めます。

説明できなければ、単なる印象操作です。

投稿: ぴ~2@細川裕史 | 2007年7月 4日 (水) 12時10分

今日の「こうちEye」観ましたよ!
詳細はまたこちらで拝見するとして、
まずは遠いところまでわざわざ
お疲れ様でした。

西村さんのブログ記事も読みました。
わかりやすくてよかったと思います。

以降、いろいろなメディアの取材記事を
参照し、皆が客観的にどう捉えたのか、
そして町長さんのリアクション巧拙如何。
『眉に唾して』興味深く観察させて
いただきます。

投稿: ぴ~2@細川裕史 | 2007年7月 4日 (水) 19時10分

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