News letter13
この土曜日、、室戸市羽根川の奥山をたずね、花菖蒲をもらってきました。これを阿佐東線の終点甲浦駅の周辺に移植しようとしています。甲浦駅を花の駅にしたいと思います。地元住民の協力で翌日の日曜日、雨のそぼ降る中で休耕田に数百株移植をしました。あたり一面の荒れた田畑を借りて四国一の花の園に変えて生きたいと思います。清流羽根川の10キロ奥に、高知県知事から奨励賞の出ている花菖蒲の里があります。ご家族が世話をして毎年私たちを楽しませてくれています。こんな山里に数千人もの人が押し寄せて来るのです。私たちは、花盗人ではないですがそこから菖蒲の株を分けてもらって東洋町に移し変え、地元住民の鑑賞と観光客のいやしに役立つように仕立てていきたいと思います。ただで花の株を分けてくれた羽根の奥の人のよいご家族に感謝いたします。
阿佐東線は、毎年経費が7000万円ほどかかり、収益は2000万円ほどです。年々5000万円ほどを基金を取り崩してしのいでいるとのことです。後、基金は1、2年分しか残っていません。高知県もあまり負担する気がなく、徳島県もこんな赤字では支援金を出そうにも県民に説明がつかないので苦慮しているようです。待ちぼうけのようにじっと客を待ち、補助金、補助金といって何もしないではいけません。沿線や終着駅に人が来る何か魅力的なものを作らねばなりません。
浜辺には海の駅を開設し、サーファーらの集まる全国サーフィンセンターをつくり、甲浦の奥まったこの駅には大きな花の庭園をつくる、野根の山には天体望遠鏡を、海岸段丘には福祉村を・・・・・安い経費でいろいろな手を打って東洋町を核の脅威の町から国民の癒しの里に変えていきたいな、と願っています。
何も大きな費用のかかる列車を存続できなくとも、小さなトロッコ汽車でもいいではないか、この阿佐東線を何とか続けさせたいと思います。トロッコのほうが子供たちは喜ぶのではないでしょうか。それまでに花菖蒲の大集落が完成されますように。
全国の皆さん、花菖蒲でもすい蓮でもあやめでもなんでもいいですから、核を拒否した貧しい東洋町に花々の一茎、一粒の種子を恵んでください。
奥山に 花を盗みに 来たりけり
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コメント
いいですね。
花菖蒲の大群落が見られる日を待ち望みます。
ついでに、野根街道から甲浦に至る道筋が、かつて参勤交代の要衝の地であったことなど、歴史的・文化的な案内の札などもあるといいですね。
投稿: げき | 2007年6月17日 (日) 17時03分
私はこのようなお話を望みます。
皆さんの心があたたかくなります。本当にホットいたします。
人間本来のあたたかいお気持ちを伝えたら皆さんから素敵な言葉も返ってくるはずです。
私は選挙で一緒に歩いたときの町長さんの演説を聞くのがとても楽しみでした。
いろんなお話しが聞けて、すごい人だなあって、少し凄みがあっても、お姉さまが傍にいる時は弟のお顔になっていました。
お姉さまの訴えに皆さんが感動して泣いていましたね。
町民がどれだけ望みを託し頑張った事か、それは真実だったのです。
ずーと批判の多い言葉が百歩譲って真実を話しているとしても、攻撃的な言葉からは何も生まれてきません。
公にしなくても解決できる事、たくさんあると思います。
町を束ねられるトップの方は本当に大きな包容力ですべての皆さんに接して欲しいと思います。
批判されるのはいやなものですが、その言葉の中から良い事だけ汲み取る事も必要かと思います。
私も辛らつな事を平気で書き、自分が正しいと思う事は突っ走ります。
反省は書いてしまった後からです。
売り言葉に買い言葉のごとくです。
町長のブログには心あたたまるエピソードを載せて下さる事を本当に望みます。
投稿: 廣田 乃江 | 2007年6月17日 (日) 23時40分
初めまして、東洋町民になってまだ日の浅い者です
甲浦駅をお花畑にして、トロッコ電車を走らせるということですが、面白そうだなあと思いました私や友達は花が好きで、人と合うときはいつもモネの庭にしていたのですが、東洋町に花が溢れれば、友達も東洋町まで来てくれるように思います。そうなると嬉しいです。
投稿: back street boys | 2007年6月18日 (月) 01時07分
花の苗を!と、全国の仲間に呼びかけたら、
九州から
「今の季節、挿し木して、来年あたり、さし上げるというのなら
できるかもしれませんよ。
それなら
こちらの原発反対の花好きの仲間に呼びかけて
挿し木苗を作ることができます」
というメールが届いています。
わが家にも2種類の紫陽花がたくさん花をつけていますので、
終わりしだい、挿し木にしてみます。
東洋町に、全国から反原発仲間が紫陽花の挿し木苗を贈る・・・
いろんな種類の紫陽花が集まると、すてきですね!!
あと、
「南国東洋町だから、
パッションフルーツとか、マンゴーとか、
果実のなる樹を植えて、
果実のまま販売したり、
シャーベットやジュースにできたら嬉しいね」とか、
「花菖蒲のまわりに白いクチナシはどうかなあ、
花のあと、実を料理にも染め物にも使えるし・・」
など、仲間と話しました。
投稿: げき | 2007年6月18日 (月) 22時46分
ご紹介が遅くなりました。沖縄久米島蛍館職員をされている人からのコメントをいただいていました。
けんちゃんへ、お祝いが遅くなりましたが、
心から反核候補である沢山保太郎さんの
ご当選をお喜び申し上げます。
今回の選挙の中でも特に注目していましたが、こうした結果は、本当に環境に対する住民の深い理解に裏打ちされた成果だと希望を持つことが出来ました。
先日、ホタル館に来られたお客様は、2歳から6歳までを
東洋町で過ごされ、その海の素晴らしさを語られていかれました。
小さな女の子のお父さんになった今、自分の中にある自然の面影を、我が子にも体験させたいと、沖縄の島々を機会あるごとに訪れているそうですが、久米島の現状に少し気落ちしておられました。
しかし、その日の夜に案内したクメジマボタルの光を愛娘と眺めながら自然の再生力の素晴らしさを改めて実感され、自然再生へと夢を持っている私達とともに、娘のための未来作りに力を尽くそうという気持ちになられたということでした。
あきらめるのは、まだ早い、がんばろうという勇気が湧くような東洋町の皆様の今回の選挙結果に、南の小さな島からも心からのお祝いを申し上げます。
投稿 satou-n | 2007年4月26日 (木) 23時17分
satou-n さんのブログ「ホタルの国から 久米島。南西諸島 沖縄の小さな島
http://sizengaido.ti-da.net/
投稿: 西村健一 | 2007年6月19日 (火) 17時24分