News letter17
東洋町では、庁議を公開しています。毎週月曜日2時か3時ごろに開いています。議題は町長があげますが、提案は各課長があげることもできるようになっています。また、職員も文書をもって提案することができるということになっています。
2階会議室で開いていますので入れる限り誰でも傍聴ができます。課長(または代理)と私が参加します。現在の重要な案件は全部ここで討論されます。
庁議を公開することは全国的に初めての試みではないかと思います。庁議は役場の実務上の最高の意思決定機関です。町の計画や、予算書など議会で決められ承認された事項を実行する上において起こるさまざまな問題がここで取り上げられます。
傍聴席は席順も何もあリませんが、入れなくなればより広いところへ場所を変えるつもりです。まず、庁議を定期的に開催することに大きな意義があります。これまで庁議は満足に行われていません。どこの自治体も議会前に、議会の答弁の担当を誰がやるかという協議の時には開かれていたようです。よほどのことがないと庁議は開かれていなかった。町民にとって庁議を公開することの意義は言うまでもありません。①行政機関が今取り組んでいることが何なのか知ることができる。②その意思決定の過程がはっきり見える。等々でしょう。核廃棄物の問題について町長、助役だけではなく議員や課長クラスの人も知っていたが、住民は知らなかった。こんなことではいけません。
しかし、公開だけではありません。庁議を定期的に開催することに重大な意義があります。庁議を毎週行うことによって、①今役場が何を問題にしているかの認識を共有する、②一つの問題でも全体の教訓とすることがらを直ちに共有する。③他の課の問題でもみんなの知恵を集めて論議する④そして何よりも長の考えが独断に陥ることをチェックし適正に軌道修正する、等々の効能があると考えます。
レーニンではないが大衆運動組織はアメーバーのように自由でルーズな方がむしろ有効です。敵の弾圧、運動の高揚期、沈滞期など各段階に柔軟に縮小拡大して適応するというのがいいでしょう。誰が指導者で責任者かもわからない、権力者が誰を追及していいかわからない、というほうが大衆運動にはいいと思います。
しかし、会社や行政機関では、ろくに会議もしない組織などは内部の乱脈と組織の破綻の運命しかありません。誰が何をやっているかわからないでは、統制も取れず、事業計画も、日常業務も遂行されません。使途不明金、財産管理のずさん、大事なことが放置されたままということになります。事業の膨大な繰越しをして前年度の事業と今年度の事業を抱え込んで四苦八苦するということにもなりかねません。
前年度の事業で県への報告が遅れっぱなしで、新任の町長が始末書を書かされたという事案もありました。事業を先にやり後から決裁をもらうなどという事例もありました。
庁議をやり職場会議をやりして業務をかっちり点検、遂行し住民に迷惑をかけないようにし、また、自分たちも仕事達成の爽快感も味わう必要があります。会議をし意思統一をし実行するということが必要です。仕事は段取り半分で、その段取りの場が会議です。
全国で始めて公開されている庁議を見に来てください。私が町長就任してからその日に出張か議会などがない限りずっと庁議は開催され続けています。
独断で町政をやっているという批判がありますが、公開された議会があり、公開庁議を実行している東洋町には適切な批判ではないような気がします。庁議をやる、これを公開するというのも独断だということで批判されるとなると、ウヘー参った、私としても返す言葉がありません。ただ、庁議は非公開だ、という定めはありませんのでよろしくご勘弁を願います。
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コメント
大変良いことを実践されています
地方自治体の情報公開の「極めつけ」でしょう。高知県庁でもここまでしていません。
>庁議をやる、これを公開するというのも独断だということで批判されるとなると、ウヘー参った、私としても返す言葉がありません。ただ、庁議は非公開だ、という定めはありませんのでよろしくご勘弁を願います。
時間が許せば「東洋町庁議」を見学されたらいいですね。
ぜひ東洋町民のみなさんも見学に行かれてください。
そこで正確に町政に関する情報を得て、評価されるなり、批判するなりすべきでしょう。東洋町は地方自治の最先端を走り出しましたね。素晴らしいことです。
投稿: 西村健一 | 2007年6月24日 (日) 18時48分
澤山町長、東洋町住民のみなさん、
住民投票条例の成立、おめでとうございます!!
じゅうぶんな検討もせずに成立した、国民投票法に比較すれば、東洋町のこの条例は、すぐれて民主的な制度であることは歴然としています。
東洋町が、あの混乱をこえて、先進的な町に生まれ変わろうとしていることを、誇らしく思います。
投稿: げき | 2007年6月25日 (月) 22時34分