2009年6月28日 (日)

【速報】東洋町の議員リコール事件が最高裁大法廷に

News & Letters/131

平成21年6月29日、最高裁第1小法廷は東洋町の住民からあがってきた議員リコールの署名簿の事件を最高裁大法廷に回付しそこで審議することを決定しました。
これは画期的なことであります。最高裁大法廷は、15人の裁判官全員が出席し、年に1回程度しか開かれていません。

弁護士でも一生に一度もこの法廷に出ることはないと言われる程の超難関です。
東洋町の住民はこの開かずの門を堂々とこじ開けました。不当に制限されていた国民の参政権という基本的人権の回復に大きな貢献をすることになります。
まだ、判決は下っていませんが、これまで毎年数万・数十万件ある裁判事件の中で、最高裁大法廷が開かれるのは、下級審での事件が憲法違反であるとか、過去の最高裁判例が間違っていたとか、歴史的な重大な事件に限られています。

現在最高裁大法廷にかかっているのは、ここ数年の期間では東洋町の事件を除くとたった2件だけであります。
今回の田島毅三夫町会議員のリコール請求事件では、町民1100名以上が正しく集めた署名簿を東洋町選管山岡七三十四委員長らが、全て無効としたことから始まりました。
住民らはこの無効決定を不服として高知地方裁判所に訴えましたが、高知地裁は、昭和29年の最高裁判例を盾にして住民の訴えを退けたのです。それで住民は高裁を飛び越えて最高裁に上告しました。最高裁第1小法廷は、推定では、半世紀前の最高裁判例を間違いとして是正し、東洋町住民の訴え(署名簿は全部有効)が正しいと判断したものと考えられ、それで大法廷に回して決定するということであろうと思います。

29年の最高裁判例、東洋町選管、高知地裁らの判決では、農業委員ら公務員が署名収集などリコール請求の代表になるのは地方自治法令に違反しているからその署名簿は無効だというものでした。
住民側はしかし、公務員が請求代表者になってはいけないという法令規定は現行法令にはどこにも存在していない、仮にそのような規定があったとしてもその規定は政府が勝手に作った政令にすぎないから憲法違反である、という主張を掲げて最高裁の判断を仰ごうとしているのであります。

田島毅三夫議員へのリコール請求は別として当時の山岡七三十四委員長らの東洋町選管や強引にそれを引っ張って間違った決定を段取りした松延選管書記長らの責任が問われます。
なお、言うまでもなく最高裁の判決が下りて住民の勝利が確定した暁には、東洋町住民による投票(過半数)によって、田島毅三夫議員を辞めさせるかどうかが決せられます。

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6・25甲浦公民館説明会の模様

News & Letters/130

 温浴施設、ホテルで町の観光・商工を盛り上げよう
先日6月25日夜7時から甲浦公民館で、小中学校統合問題や臨時政府交付金1億7200万円の使い道について町長や教育委員会からの説明会が行われました。

特にここでは、1億7200万円の交付金の使途についての住民とのやりとりを紹介します。この交付金で、一部の住民の関心を引いたのは白浜のホワイトビーチホテルの購入問題でした。ホテル購入に反対の意見が2,3でました。これらの反対派議員らは、現在の町政に何かと注文をつけ「海の駅」の建設にさえも「批判」を繰り返しています。

この夜の主な発言者は松井英敏、高畠俊彦、小野正道議員、田島毅三夫議員らでした。
なお、翌日の26日野根の公民館で同様の説明会が行われましたが、この会場にまで出てきた田島毅三夫議員以外は、反対意見もなく、平穏に建設的意見が終始聞かれました。

【質疑応答を要約】

質問1 ホテルを購入するというが、ホテルの客数も少ない、私はどう考えても赤字になると思う。おかしいのではないか。第三セクターに事業を移管している世の中の流れに逆行している。

回答:赤字になるかどうか、ホテルを外から見た感じだけで判断できません。我々は、ホテルの営業データを見て判断しています。本社から派遣されている社員の人件費を別にすれば、3000万円~4000万円位でとんとんの状況である。ボイラー系統や空調設備を改善すれば、十分採算ペースでいけるという感触を持っています。
たとえ赤字になったとしても数百万円程度の人件費であり、人件費は、純損ではなく、それは観光業に従事する失業者対策として有用な支出と考えます。

 町の直営であろうが第三セクター方式であろうが、やり方は同じです。収入に見合った経費の支出、経費を負担できるほどの収入の確保を、心がけて経営するのは変わらない。
産業を復興する、商工業を活性化するというのは、①古い廃れた商売を建て直すか、②新しい事業を興すかです。どの道もある程度のリスクが伴う。個人では資金がないから不可能だが町が生産手段を構え、町民が力を合わせて共同して事業を担っていけばいい。

質問2、空調などが古くなっている。設備改善費用はどのくらいか。

回答:今のままでも営業できるが冷暖房設備をやり替えると数10%経費削減が可能です。さらにボイラーもやり替えると、さらに経費は削減できます。冷暖房のやり替えるとすれば500万円ほどかかります。ボイラーにも500万円ほど見て、合計1000万円ほど改装費の予算を計上しています。ボイラーは隣の自然休養村の薪炊きボイラーを使うことになれば、ほとんど費用は要らなくなります。

質問3 東洋町は確かに借金は減っているようだが、基金はどんどん取り崩している。町長の言うことは信用できない。ホテルは反対だ。

回答:基金は取り崩していない。基金は少しずつ増やしている。東洋町は高知県でも最も福祉を重視した行政を行っている。産業復興事業や失業対策事業もどんどんやっているが、それでも借金は大幅に減少させているし、また、少しずつであるが基金も積み立てている。平成19年度には5700万円、20年度には数千万円、着実に増えている。基金は年度途中に取り崩すが、年度末には全て回復し、その上に剰余金を新たな基金として加増させています。

この集会場には財政の担当課長・課長補佐がおりますし、町の監査委員も見えております。町長がウソを言うことは出来ません。借金を増やしているとか、基金を減らしているというのは悪質なデマです。税の滞納問題など難しい事がありますが、新しい町政はなるだけ借金をせずに健全な財政運営を心がけています。

質問4 最近いろいろ新しい事業が町長から急に出される。もっと事前の説明が必要だ。政府に出す事業計画は修正が聞くのか。また、住民の過半数が反対したらホテルはやめるのか。

回答:もし仮に住民の過半数が反対するということが判明したら、当然やめることになるでしょう。しかし、住民の過半数が反対しているとは思えません。
話が急だと言うことですが、これは、政府の交付金が突然のことで急いで事業計画書を出せと言うて来たからです。私たちは、これまでの町政とは違って大事なことは全て町民にすぐに知らせ公開で事業を行うようにしています。急なことは急なことで、急に知らせるしかありません。そんな開かれた行政をやっているところはどこにもありません。

温浴施設やホテルの誘致は総合計画に載っています。執行部が勝手にやっているものではありません。今度の計画も十分修正がきくようになっています。だから、説明会をやっているのです。小中学校の統合問題も規模は大きいですが、町民の選択に任せようとしているのです。

【解説】
役場は白浜ホワイトビーチホテルを経営できるか。

回答。経営出来ます。ここの営業は3000万円から5000万円規模のものです。
 ちょっとしたレストランやスナック程度のものです。

 現在東洋町は、「海の駅」を経営していますが、1ヶ月1000万円前後の営業実績で進んでいます。億単位の事業を無難にやっています。また、東洋町直系の(株)リ・ボルト社は昨平成20年度の決算では6000万円以上の事業をやり、黒字でした。3千万、4千万円程度の事業が出来ないで、どうして産業振興だの失業対策事業だのということが出来るでしょうか。昨年みんなで討論して決めた東洋町の総合計画では、町外からどんどんお客を集めて観光業を盛んにする、温浴施設を建て、ホテルも誘致するということになっています。今あるホテルの灯をけしてはいけません。東洋町にはホテルも温泉もないのか、では、町は発展しません。

赤字になって町民の負担になるのではないか。

回答:白浜のホテルの経営でたとえ赤字がでても人件費の数百万円程度と考えられます。
その程度の赤字は、例えばリ・ボルト社では、他事業の黒字で補填できる程度であり、町が失業対策として観光事業へ保証しても、何にも問題ありません。ホテルの経費は年間1500万円~2000万円ですが、これは人件費の外は、野菜や魚など食材と灯油やガス・電気代がほとんどです。電気代を除いてこれらはほとんど全て地元企業に金が落ちていました。

 恐れなければならないのは、このホテルが民間業者に買われて、老健施設などに替えられた場合、毎年数千万円の莫大な請求が町に押し寄せてきます。これ以上介護会計を増高させては町の財政がパンクします。介護料金もぐっと増額となります。ホテルからの固定資産税数百万円が入って来ないといって心配しているどころではありません。町外の業者では法人税が一銭も入りません。ホテルを町が管理し、中の運営はやがてリボルト社に任せるとなると、法人税も入ります。

町が発展し、町の財産を取り戻すことにどうして
1部の人が執拗に反対するのか。

回答:東洋町にはまだ1部に旧来の利権を取り戻そう、守ろうという手合いがいるようです。彼らは、室戸高校甲浦分校のグラウンドを無償で県外業者に渡したり、フェリー会社に巨額の町の金を注ぎ込んだり、生見の南山の何の価値もない山に2億円近い金を出費したり、町営の駐車場料金を一部の利権集団に取らせたり、6億円もの金で建てた福祉センターを閉鎖して町の福祉事業を県外業者に丸投げしたり、・・・さんざんの悪行を重ねてきましたが、現町長が就任してそれらの利権が一掃されたからです。現町長はそれらの負の遺産を回復するために大きな苦労をしています。

 白浜のホテルの敷地にも町の施設が建っているはずですが、これも土地ごと売り飛ばされていて、実物がなくなっているのです。
 これらの利権に関係している人が夢よもう一度で町の財産を食いつぶそう、東洋町民を繁昌させてはならない、というのが反対の理由です。
県外業者と固く結びついているのもいます。

 だから、県外業者の利権を排拒して東洋町の復活のために日夜働いている現町長が良いことをすればするほど腹が立つのです。
 これらの者達が、年間のべ10万人以上を集める「海の駅」の建設に反対し、今も妨害活動をしているも当然のことです。

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2009年6月24日 (水)

最高裁大法廷

News & Letters/129

最高裁にかかっていた東洋町の議員解職請求事件の裁判(一審高知地裁 住民側敗訴)の上告審について、最高裁の受理決定がなされた模様である。

上告は棄却されたが、上告受理申立が認められ、大法廷が開かれると言うことである。

これは画期的な事件である。

これは田島毅三夫町会議員のリコールがどうなるかという次元ではなく、公務員が直接請求権があるのかどうかという、公民権の次元での争訟に発展していた。これまで昭和29年の最高裁判例では、農業委員など公務員は「解職請求代表者」になれないという判示があり、これのため多くの住民のリコール請求が無効とされて来ている。

この間違った最高裁判例に遂に歴史的な審判が下され、覆る可能性が濃厚となってきたのである。

天網恢々疎にして漏らさず、とはこのことであろう。

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2009年6月 4日 (木)

教育機器

News & Letters/128

県教委のエライさんが来町して、東洋町にくれる今度の政府からの臨時交付金の一部で教室で使うテレビ画像機器を買えということでありました。
私は断りました。有害無益であるというのが私の理由です。

教育は、人と人の人格的交流が基本であり、教科書が最大の材料である、教科書も満足に理解できない、習熟できない状況では機械類を入れても何の役にも立たない。
一番良い例が、例えば今の中学三年生で1年生の教科書を満足に声を出して読める生徒が教室の中に何人いるのか、少なくとも3分の1以上のものは読めない。2年生の教科書になると半分以上が読めないだろう。3年生の現に勉強中の教科書に到っては満足に読める子供は数少ないだろう。

字が読めないのに、どうやって勉強するのか。
学校では少なくとも字が読めるようにしてもらいたいのだ。教室では、先生と生徒が一緒になって何度も何度も教科書を読んでいるという光景が必要なのである。生徒の学力のテストで一番大事なのは、教科書が読めるのか、ということなのである。

読めない単語をどうやって覚えられる?
読めるようにしてやれば生徒は何とか自力で勉強が出来るだろう。

先生が如何に上手に解説したり、板書に書いたり、テレビ画像を駆使しても、それは先生の能力アップにつながるけれども、見ているだけの生徒の力にはならない、それどころかむしろ、アホになっていくであろう。先生が詳しく教えれば教えれほど生徒は自分で想像する力さえも失い、物事を理解しようという努力もしなくなっていくあろう。

生徒には先生が見ていてやるから自分でやってみろ、出来ないことがあればいつでも助けてやる、という教育方法をとるべきなのだ。

教科書を繰り返し繰り返し習熟させろ。
生徒には、学問の骨格を形成させねばならない。
それが教科書なのである。数学の最初の1ページから最後の章末問題まで数回以上全問解かせろ。

問題を見たとたんに解答の数式が浮かんでくるというほどに鍛錬を繰り返させることが肝要なのだ。

自家薬籠中のもの、という言葉がある。
教科書を自家薬籠中のものにすれば、応用は自在であり、後々進学し、学問をしても一生役に立つであろう。先生と教科書があれば、学校は寺子屋方式で十分だ。先生の人格の熱い息吹を生徒の体に吹きかけてやれ。それが教育というものだ。

だから、高い銭をかけて教育機器を買う必要はないし、県教委が何十年もやっている違法なCRT業者テストにも東洋町は参加させないのである。
県教委の教育次長さん、気を悪くしないで、私の意見をよく反芻してからまた東洋町においで下さい。

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2009年6月 3日 (水)

町長の立場

News & Letters/127

首長の立場は、基本的に全住民に対して不偏不党、公正・平等に対処する、ということです。
東洋町には平成18年から19年にかけて高レベル放射性廃棄物の導入をめぐる一大争乱が起こり私はその反対を唱えて町長に就任したわけです。
私は町長になりたくてなったわけではありません。
他に、立候補する者がいないということで要請され、やむなく候補者となったわけであります。

しかし、引き受けた以上4年間は一所懸命に努めなければなりません。
町長としては、選挙の折、核反対派であれ、核賛成派であれ、そんなことはもう何も関係ありません。
どちらさんであっても新町政に協力してくれるよう皆さんにお願いするしかないのです。

核反対で町長選挙で応援をした、ということで何か特別待遇を要求する者には往生しています。

また、核賛成派だった人が未だに根に持っているとしたら、それは筋違いというものです。早く過去のこだわりを解消してください。逆に核推進派と仲良くしている、と非難されても困ります。町政に協力して頂く人であれば、どなたでも仲良く協調していかねばなりません。

昨日の敵も今日の味方となればいいのです。
今日、東洋町で核の問題が起こるおそれは1つもありません。私がここにいる限りは、誰もそれを復活させようという勇気のある人はいないでしょう。
いかなる利権も私の前では通じません。

先だって議会が、南山の利権話を持ち出して、ある人に4千万円とかの大金を支払ってやれという議決までしましたが、その人には誠にお気の毒ですが、示された資料だけでは町としては支払うことは不可能である、ということをお答えしました。話の通りであるならその方をだました人にこそ罪があるわけで、まことにお気の毒であります。
議会がどういおうと、正当な利権であれ不当な利権であれ、私の前では利権は通らないのです。

それでは私はどうか。給料の20%カットをしていることもあり、私の貯金通帳は惨憺たるもので、数年前室戸市会議員を辞めた当時の預金と現在の預金とはほとんど変化がありません。

私には何の利権もないばかりか、どういう訳かお金が逃げていくのです。自分の身辺や財政について誰かに民営化する必要があるかも知れません。
私の亡母はそんな私を恐れて、一切の財産を私の名義にせずに死んでいきました。

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2009年5月30日 (土)

江藤新平の墓参

Etoushinpeibosan

News &Letters/126

 2009年5月23日、東洋町民としておそらく初めて江藤新平の墓にお参りをしました。私はすでに5月20日に訪れていました。

1874年3月に不幸な出会いをしてから130有余年の星霜が移り、人は代わり時代は変わりましたが、江藤新平の怨念は未だに土佐の国甲浦にたゆたっていたのでした。

明治7年3月のあの事件より甲浦の人々の間では、この町から絶えて人傑は出ないであろう、と自縛的な観念を抱き続けてきたのでした。いそのかみの明治の事件の重しはそれほどまでに野根や甲浦の人々の胸を圧してきたのでした。

町長と町の婦人5人は墓前で跪き、過ぎし日のことを謝罪しました。私たちの心は少し晴れてきました。私たち東洋町民は、一昨年金権を振りかざした国家権力対決し高レベル放射性廃棄物を拒絶しました。この闘いの勝利より私たちは江藤新平に大きく近づいてきたのでした。

私たちが訪れたその日は、ちょうど、プルサーマルの燃料が玄海町の原発に運び込まれた忌むべき非でした。私たちは駆けつけましたが、少し遅れてしまいました。それでも玄海原発へ行ってきました。
そして、一晩泊まって朝早く起きてあちこちと太田県議、鶴田先生、プルサーマル反対の石丸さんご夫婦の案内で佐賀で江藤新平の足跡を尋ねたのでした。

幽冥はるかに隔つとも、私たちの心と江藤新平の心が繋がったと思います。
江藤新平の怨念を鎮め江藤新平が目指した人民の権利の確立のために私たちは前進しなければなりません。
今佐賀は明治7年の内戦よりも、もっと深刻な危機的状況に置かれています。

九州の焦点は、衆院選挙でも経済危機でもありません。佐賀の危機は、玄海の原発であり、プルサーマルです。それはすでに四国伊方に、そしてやがて東海の浜松に、日本列島を冥界の火の連環で貫こうとしています。今、我々は地獄の門の前に立っているのです。

お詫びするだけではなく、私たちは、江藤新平の霊魂が佐賀の人々や我々の行く手を守ってくれるようお祈りしました。

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2009年5月22日 (金)

佐賀の江藤新平

News &Letters/125

昨晩5月20日夜10時歴史ヒスとリアとか言う番組のNHKテレビで江藤新平の業績を報道した。
ちょうどその前日の夜から翌朝にかけて、自分は佐賀市にいた。佐賀県議会議員の太田記代子女史とプルサーマル阻止運動の石丸さんご夫妻の案内で、夜、佐賀城二の丸あたりの江藤新平が斬首されたとおぼしき場所を探索し、大門に残る佐賀の乱の弾痕を指で触ったりもした。城門には幕末回天の内乱のおり大活躍した佐賀藩自慢のアームストロング砲1門が置いてあった。あたりは静まりかえり、江藤新平の魂魄がそのあたりに漂っている感じがした。

翌朝5月20日、朝まだき、太田女史と石丸女史の案内で確か万行寺とかいう新平の墓に詣で、さらに江藤新平がさらし首にされたかせ場とかいう旧刑場に赴き、さらに、神野公園とかいう旧藩主鍋島公の旧庭園に行って江藤新平の銅像を見上げた。
ことのついでに太田女史は私を、あの懐かしい俊寛僧都の、その墓とかいう所にまでも案内して頂いた。

私は、感動した。私は墓前で江藤新平に対してとった土佐人の、野根や甲浦の人の冷酷な仕打ちを謝罪した。藩命もだしがたしとはいえ、人民の権利を守る絶壁のような偉大な人物に、縄をかけたこと、死に追いやったこと、そのことによって日本近代史の歯車が狂い天皇制絶対主義の強権支配の道がはじまったこと、これは返す返すも残念なことであった。ただの1人も身を挺して江藤新平を守ろうとしなかったのである。
私は墓前で深くわが土佐人の罪を謝罪し、江藤新平の志をきっと引き継ぐぞ、という決意を心に誓った。

時折しも、佐賀の玄海原発にプルサーマルなる悪魔的な企ての、その原料が刻一刻と近づいて来ているときであった。佐賀の多くの人は江藤新平を慕っていると思われるが、佐賀の行政にたずさわる多くの人は、そうでもないようだ。江藤新平が生きていたら佐賀どころか九州の人民の生命を脅かすプルサーマルなどいうものを許すだろうか。
江藤新平は権力の中にありながら、権力の腐敗と戦い、人民の権利行使の道を必死に確保しようとした。

江藤新平の佐賀の乱は失敗したが、原発や核に対する佐賀県人の新たな「佐賀の乱」は今始まろうとしている。今度こさけ、土佐人は佐賀県民の差し出す手をしっかり握りかえさねばなるまい。

俊寛僧都であるが、私が愛読していた平家物語の一節にたしか「足摺」という文章があり、私は高校時分その箇所をよく声を出して読んでいたものである。その俊寛の墓に佐賀市で出会おうとは思いもしないことであった。
太田県議と石丸女史に感謝しています。またまもなく人を連れて佐賀に伺います。

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2009年5月13日 (水)

天皇の戦争責任について

News &Letters/124

  コメントへのお答え

 News &Letters/123の記事「麻生政権の誕生」にて大学生の方からコメントがありました。それに対する回答です。

 天皇の戦争責任については、多くの本が出ていて大きな図書館にもあります。
中でも最も分かりやすいのは、井上清の確か「天皇の戦争責任」という題の文庫本です。

外国もので古典的なものは

①DAVID BERGAMINIの
JAPAN’S IMPERIAL CONSPIRACY

②また、HERBERT P.BIXの
HIROHITO AND THE MAKING OF MODERN JAPANがあります。

これは洋書屋に注文すれば手にはいると思います

①については いいだももの部分訳「天皇の陰謀」という本があります。
また、①の英文の原書は数部私が保有していますので貸し出しが出来ます。

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2009年5月11日 (月)

サーフィン愛好者へのご回答

News & Letters/175

生見海岸はサーフィンのメッカとなっています。
それはそれで良いことでしょう。
私は、ほとんど毎日その海岸を西の端から東の端までパトロールするのが日課の1つです。

ウミガメが産卵のため上陸するのを巡視するためです。つい数日前の連休明け、かなしいかな、ウミガメ二匹が漂着して息絶えて死んでいました。海から数十メートルはい上がった浜辺に死んでいました。どうしてだろうか。去年も1匹死んでいるのを見つけました。
この連休中、生見海岸2キロの浜は、大勢の人で賑わっていました。終日人でごったがえし、浜は人の足跡だらけで、その上あちこち掘られ、ゴミが散乱していました。
はるかなる海原をこの生見海岸目指して帰ってきたウミガメは、荒れ果てた砂浜にたどり着き、産卵すべき静穏な場所も見つけ得ず、絶望して、息絶えたのではないでしょうか。私はそう思うのです。

人々は、太古の昔から、ここに産卵を繰り返してきたウミガメたちの、その嘆きを考えてみるべきではないでしょうか。亀のことよりも、人間の楽しみの方が優先である、という反論が来るかも知れません。

私に死んだ叔父が1人おりました。彼は海士で、魚つきの名人でした。また、尺八の名人でもありました。名人というのは尺八を作る名人であり、吹く名人でもありました。家にはたくさんの尺八がごろごろ転がっていました。
私たちは決して亀を食べませんでした。
その叔父の名前は沢山亀千代というのでした。
漁師の家に上げられた海亀は、ぼろぼろと涙を流すのです。だから、私たちは決して亀を食べなかったのです。

サーファーの皆さん、確かに生見海岸にはトイレが少ないと思います。近いうちにもう1つ立派な、きれいなトイレを作りたいと私が町長に就任したときから常に思っています。この6月の議会に予算を計上できたらと思います。1千万円では済まないでしょう。東洋町にとっては1千万円は大金です。

海水浴で賑わう白浜ビーチから生見海岸まで施設や海浜の清掃など管理費用は莫大で毎年数千万円かかります。白浜ビーチの施設は県の施設ですが、県の出し前は、年にわずか90万円です。
生見海岸の施設は、町の単独の負担です。
トイレ掃除の人件費だけでも年間数百万円いるのに・・・・・。年間1千数百万円の駐車場料金は、新町政になってやっと町の会計にはいるようになりました。それまでエラーイ誰かさんにとられていたのです。しかも、大量の割引カードが行方不明のまま、使われてきたのでした。

しかし、この駐車場料金を手に入れてもまだまだ費用にたりません。

貧しい東洋町は自分の町民の生活を支えるのもままならない状況です。たくさんの失業者がいます。
全国一の生活保護率です。滞納も全国最悪です。
人口の流失も加速度的です。
老人ホームも造らねばなりません。学校も耐震補強を、津波避難高台、密集地に道路も・・・・造らねばなりません。漁協の施設も崩壊しかかっています。・・・・・
新町政は、子供達やお年寄りの医療費をただにしたり、米の配給までしています。それくらいひどい生活状態だからです。

全国から生見海岸に集う多くの人々のお世話も出来るだけしてあげたいと思います。
しかし、本来は、やせ細ったこんな小さな東洋町ではなく、全国的な人々の世話は国や県がするか、しかるべき団体がするべきではなかろうか、ふとこんなことも考えます。

私の脳裏には、第1に、住民の暮らしのことと、第2に海亀などが安心して訪れられる自然環境のこと
、これでいっぱいです。
私がしたいことは、自分なりの学問をしたいということですが、そんな時間がなかなか取れません。図書館で借りてくる本もろくに読めずに日が過ぎて返本することがしばしばです。

本格的な夏が来ます。サーファーの不便さもいよいよ真剣に考えなければなりませんね。

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2009年5月 6日 (水)

最近の庁議平成21年4月以降

News & Letters/174

平成21年度4月以降

平成21年度

第1回庁議
     平成21年4月6日

*臨時議会の案件(4月15日9時、議運4月10日)

   1、選管委員の選任 議会および選管の所管
   2、各課提出条例議案 

税条例改正、国保税条例専決、一般職の給料条例改正専決

級別職分表(文化会館)専決

   3、補正予算案
   教育委員会:調理員賃金、運転手の時間給
   文化会館:臨時職員賃金の組み替
   産建課:海の駅の道路案内看板
       野根漁協荷捌き施設補強工事
   住民課:乾燥炉

総務: 生活・運転資金等貸付金制度

*新年度執行体制

1総務 定額給付金、50周年記念式典実行委結成、
7月避難高台設置入札
2産建課 緊急雇用:受託者の募集チラシ配布、4月13日説明会
          受託は土建業など、なければリボルト
 ふるさと雇用:農業適格者の任意団体でも可、農業法人立ち上げ必要
ホームセンター整備:間伐事業の一環 農協他と交渉
自然休養村改装準備(プロポーザル方式採用)
①県の許可②業者のプロポーザルを受ける
③選定(業者、内容) ④事業開始

3、住民課:ゴミ回収業務体制、

低額老人ホーム建設準備(プロポーザル方式)

①業者選定(6社以上 プロポーザル方式)来週中

設計施工監理
②審査会を組織
③工事
米の配給システム(保育、高校生)
①要綱を作成すること
②申請書
③確認証
④農協の米確保
④配給所(商店、農協、海の駅)
肺炎ワクチンの状況と推進(既甲浦137人、野根125人)
4、税務:高額滞納者整理・催促 4月中に最初の350万円を徴収
5、教委:甲浦公民館、宮の西運動広場整備、町史編纂、図書整備
   緑の丘(児童養護施設)誘致探査、
基礎学力教育研究体制の準備
甲浦中給食 5月連休明けに開始予定
 小・中生徒への米の配給準備
  6、議会:過去の議事録等の整理
*各課職員業務分担について
各課ごとに町長が直接調整する

*海の駅の売り上げ620万円、運営状況
 リボルト:差配者、会計の強化、売り上げ
 看板・標示板
*違法架橋撤去命令
 ホームセンター開設の準備
 JA安芸、マルニなど業者と交渉 予算範囲で電動かんななど道具購入
*施設管理等作業屯所の建設(本庁役場敷地内)
*公用車簡易車庫の建設
*BG駐車場の管理
   施設管理責任者は休日も管理責任がある。
   総務、住民、産建、教委各課管理責任者は誰か在町のこと
   特に施設貸与の場合は管理責任者が必要
*緊急連絡体制の電話の応対  
*新入職員合同歓迎会(臨時職員も含む)
  議員、民間団体等にも出席呼びかけ

*守秘義務について

裁判資料について事情を調査すること
*決裁
勝手に人を雇用してはならない
勝手に公金を支出してはならない

*リボルト管理委員会の開催
*守衛の業務表
庁舎・駐車場全般の管理  
*プロポーザル方式について
*一般ゴミ収集業務について
  委託の中止・リボルト雇用
*佐賀県へ江藤新平友好提携のため派遣
*県庁との折衝事項
①活魚施設、
②自然休養村③県道整備
*土佐国との折衝事項
①野根海岸道路にトイレ設置、
②国道野根坂の歩道拡張
* その他
昇級テスト 4月10日午後5時半
  土日祝祭日の業務遂行

20年度の一般会計の専決予算 4月6日中     
21年度一般会計の補正予算  4月7日午前中

平成21年度 第2回庁議

    平成21年4月13日
議題

*生見水道事故
  水道行政のあり方
   4月11日土曜日朝 生見水門付近の本管が故障
     12日日曜日午後3時修繕、断水30分(工事13分)
       接続部パッキンの不調
   *業者の都合によって行政を遂行するのではない。
   *住民の必要に合わせて行政を行う

*臨時議会
  補正予算案: 生ゴミ乾燥炉、野根漁協荷さばき所改修、貸付金、
         給食調理員賃金 
  選管選挙:委員4人、補充員3人
       議会での選挙  

その他 :
  5月臨時議会 一般職・特別職の期末手当条例
*「海の駅」の営業状況
  請負業者差し押さえられ事件 4月9日の金曜日地裁支出差し止め641万円(そのうち370万円)
                4月10日 和解談合成立
               
*県庁への要請行動
  自然休養村、活魚施設処理

*土佐国道への要請

*米の配給と貯蔵
  JA安芸との話し合い設定
  ホームセンター改装

*緊急雇用:3社に絞る。多ければくじ

ふるさと雇用:

*看護師の業務状況:1人は包括(国の補助あり) 1人は住民課障害者担当
*社協の組織 役員会定款改正を行う決議
*甲浦支所又は、室高校舎の活用
  魚住さん、宮田さんの土地交渉(22日弁護士来町)
*生ゴミ処理とゴミの分別準備
   乾燥炉
*国道沿道のゴミの投棄処理
*給食の開始準備:4月末まで什器類、開始5月連休明け
  教育委員会と執行部との懇談会
*佐賀県派遣団 5人以内:町長、町史編纂委員、教委職員
*50周年記念式典実行委員会
    12名 町、JA、漁協、婦人会などに委嘱
            4月24日第1回会合
*ちらしの配布
  一日1回(1万6千円)
*掲示板の整備 7箇所 6月臨時会で予算計上
 

臨時庁議

21年4月15日

議題

臨時議会総括
1、専決処分案4件のうち、一般会計補正予算(専決分)について
  田島毅三夫議員の質疑:道路特定財源の交付金は1000万円余り
              繰り返し同じ質問同じ回答の繰り返し
              前の回答をねじ曲げて、質問を繰り返す性癖。

2、平成21年一般会計補正第1号
   田島毅三夫議員質問:役場周辺の環境悪化説
               ホームセンター「民業圧迫」説
               いづれもとるに足らず
   原田議員の質問:野根漁協荷さばき施設については解体・建て替えが必要
   国県の支援がないと難しい。当面は応急手当のみ

3、選管委員の選任:結局、選管事務局の提示した人選で収まった。

法令に基づき議会の投票で決着つくのに何故長時間調整が必要だったのか不可解

第3回庁議

平成21年4月21日

議題

*臨時議会総括

*新たな臨時議会の開催4月27日10時
   議案:H氏「裁判で争う」家賃滞納事件について提訴の1件
      実名、金額全部資料を出す

*高知女子大生の来町

    地元接待者への謝礼が必要

*定額給付金の支度 金額算定に間違いがないか

   23日、24日の各課協力体制

*米の配給 農協を通じて行う

   農家買い上げ6500円 小売販売4200円(10k)
    周知徹底 4月中に配給
*野根老人ホーム建設

   請負の方式、施設の内容・仕様について町内業者への説明会
①設計はプロポーザル、施工は別に指名入札 又は、
②設計・施工のプロポーザル(地元業者とのジョイント)
②の方式を追求する

*単車の購入等
    速やかな執行が必要な事業について
*自前乾燥炉開発実験実施

   19日午後2時半着火順調 薪と竹を燃料 2昼夜予定
  生ゴミ収集地区設定と説明会開催(生ゴミ収集地域拡大計画)

*ふるさと雇用 

①農地耕作事業の受け入れ 
②密漁パトロール 漁協との話し合い
③間伐事業などリボルトの受け入れ態勢・失業者の雇い入れビラ

*緊急雇用の応募状況

*ホームセンター設立準備(マルニの商品)

  ボクシング・リングの移転 解体して保存する
  なごみ校舎の耐震診断、校舎屋根の雨漏り防止工事
  6月議会にかける
 
*前選管委員長の不法架橋事件(撤去命令)→撤去するとの回答

*教育委員会と執行部との懇談会
   議題:野根中の校舎整備、中学校統合問題、児童養護施設など

        5月中旬連休明け

*50周年記念式典

  実行委結成27日3時、記念品(金杯)の注文)
*町長室の鎧甲の始末について(岸和田市への返還)
*大口滞納者との交渉結果:物納する
* 活魚施設の再開は困難な状況→4200万円返還

*その他
①チロリン村(民宿街)の細道 徳島の業者との折衝産建課
②守衛の任務 コードレス電話
③包括支援センター運協委員選任
④リコール関係裁判:町は指定代理人を立てる

旧選管委員の裁判費用は町とは無関係
⑤「海の駅」実績状況及び連休対策
⑥各課緊急時対応連絡員
⑦県庁(副知事、議長)への陳情
⑧貸付金制度の規則、審査会の設置 公募開始5月中にする
⑨新選管委員会 30日10時
⑩白浜避難高台ボーリング38メートルで岩盤に達した

第3回庁議

平成21年4月27日

議題

*臨時議会
H氏にかかる家賃滞納事件の始末
生松 17年2月督促
   18年度は3ヶ月おきに督促
   19年度 
   20年度
   21年度2月17日意思確認の通知
       3月23日支払い督促申し立て
       3月30日裁判所支払い督促を発送
       4月10日異議申し立て(「通常裁判に具体的主張をする」)
       4月24日53万6000円返済
       4月27日遅延損害金、手続き費用納入 

    裁判所に本件訴えを取り下げる書類を送る。

*各課諸予算執行計画を提出せよ
  車免許取得助成事業:もう一度公募
 貸付制度 5月中旬に公募  
配給米事業 保育園配給開始、高校生、小・中生今月中に申請書送る

*定額給付金の配布状況 87・8%(商品券1000万円ほど)

*緊急雇用事業

  有害鳥獣駆除・パトロール事業 東洋道路受託

*ふるさと雇用事業
  密漁パトロール事業
  農耕事業 福祉農園東洋が受託 
*選管新委員長
*三津坂トンネル改替工事 

*新町政2年目の総括

①財政健全化:20年度決算5月 5000万円を21年度に繰り越す
借金返済(21年度末38億5千万円予算ベース)、積み立て金(19年度5千万円増、20年度は厳しい)

 経常収支比率 公債比率、

②行政改革 入札、職員増強57人、リボルト32人、仕事量増大、採用・昇進の適正化
③福祉:ソフト面では相当進むが施設が弱い 
④教育 施設整備緒に就いた所、教育内容も低迷中 
⑤産業復興 海の駅販売拠点→生産の振興につながっていない。

*職員組合との交渉

期末手当の引き下げ、人事院勧告待ち

 評価書を作成して組合に示す
*肺炎ワクチン事業の進展
  167人(98万7千円支給)
*宅配事務事業の状況

*教委 中学校統合問題アンケートの準備
    本日の委員会で検討する 5月中にアンケート実施
    諸工事見積もり 雨よけ、給食一時保管場など予算の数倍の見積もり
    競争になっていないので予算内でやってもらう  
 
*保育園・小中学校の収容・就学人数
    甲浦小78名現状維持、野根小38名現状維持、
    甲浦中69名現状維持 野根中10名(2名減)
    甲浦保育24名(9名減)   銀杏20名(7名減) 
       
*50周年記念事業の取り組み
   金杯の注文、一合枡の注文、吉本喜劇申し込み、表彰者推薦規定、餅投げを行う

招待者・団体(商品券配布)、来賓
*旧甲浦支所町有地(賃貸分)の処分
   坪6万円、町有地中に民間の倉庫地あり、価値下落

*大口滞納の処理
約500坪、老人ホーム建設地として検討する

*その他
①福祉NPO
②乾燥炉
③地デジ対策
   野根中継地の山林伐採費用
   NHKと町が分担
④インターネット
   関西ブロードバンド社と交渉中 好条件
   ADSL・DSLの組み合わせ(月額3000円台)
⑥税務実務研修 税務課長が出張
県税事務所週1回来町
⑦老人ホーム等の人件費(3年間で4000万円交付申請)
県のふるさと雇用の事業枠に組み込んでもらう (施設維持経費および人件費)
メールで計画書を提出した

第4回庁議

平成21年5月7日

議題
*老人ホーム建設工事の請負
  福祉法人の立ち上げ
*ふるさと、緊急雇用者への賃金支払い
  農耕団体の法人化
*旅行村キャンプのあり方
*生ゴミ回収地域の拡大
*インターネット網の整備
*大口滞納対策
*学校統合アンケート開始
*定額給付金の総括
*「海の駅」の4月の売り上げ
*リボルト社監理委員会
*車免許取得助成金、貸付金制度のスタート
*県の緊急雇用追加(ホームセンターへ)
*林道工事計画書提出

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2009年5月 3日 (日)

「海の駅」4月の売り上げ

News&Letters/173

「海の駅」は新装した最初の月である4月の売り上げは驚異的であった。
うどん類の売り上げと合わせて900万円を突破した。
出品が間に合わないのである。生産活動を活発にするため東洋町はリボルト社に委託して国の雇用対策資金を活用して農耕部隊を新設した。その他の事業も合わせ、昨日14人の新規採用を決めた。30人ぐらいの失業者の応募があり、半分の人数は涙をのんだ。

町の単独での失業対策を追加しなければならないと考えている。町直営のリボルト社は町職員全体よりも多くなりつつある。雇用対策も意義があるが、それ以上にそれによる産業の復興が重要である。

海の駅東洋町の21年度の売り上げ推移につきましては、以下のファイルを参考ください。クリックください。

 「uminoeki-uriage-h21nendo.pdf」をダウンロード

 海の駅東洋町では下記要領にて出品募集しています。

「海の駅」東洋町  出品物募集中                    

          連絡先0887-29-2116  

 本年3月29日、新しい「海の駅」が建設されました。「海の駅」では地場産品の出品者を募集しています。出品希望者は、ご連絡下さい。「海の駅」社員が取りに行きます。

出品募集産物例

1野菜、果物、果汁、イモ類、蜂蜜、穀物(米、豆類)、山菜、薬草、草花、しきび、種苗、盆栽、卵、など農山産物や、

2、 新鮮魚貝類、干した魚、海草類など・・・海産物、

3、 かんば、焼き芋、パン、クッキー、せんべ、あられ、まんじゅう、うどん、こんにゃく、豆腐、あげ、みそ、醤油・・・・など各種加工品、

4、弁当、すし、おにぎり、おかず総菜類など、

5、また、工芸の小物類、郷土関係出版物なども出品を受け付けています。

転売品

 お菓子など雑貨類でよそで製造・販売したものを手に入れて、「海の駅」で販売することも出来ます。 販売が不適当なもの又は現在取り扱っていないもの

1、不衛生なもの 

2、小動物・昆虫類(魚介類は可)

3、材木、石材、電気製品など     連絡先 (留意事項)

①出品に当たっては、「海の駅」社員がご相談にあがらせて頂きます。

②どんなに少しのものでも申し出てください。売らしてもらいます。

③飲食物などの販売には保健所の許可がいる場合もあります。指導しますのでご相談下さい。

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2009年5月 2日 (土)

空虚な突撃ラッパ

News & Letters/172

高知県産業振興計画(地域アクションプラン)について

               東洋町長 澤山保太郎

                   平成21年4月30日  奈半利にて

新知事が、産業の振興を声高に唱え、計画とかプラントか騒がしいほどに産業重視の姿勢を見せている。これは前知事とは全く違った姿勢であり、大いに評価される。
しかし、この県庁からの突撃ラッパは、低迷する高知県勢の夜空にはただ空虚な騒音としてしか響いていない。知事の焦りはわかるし、そこがこれまでの知事とは違うところであるが、しかし、県は実質的に県民に何をしてくれるのか、県自身の内実が抜けている。
県の執行部とのアクションプランなる会議に出てもむなしい思いがこみ上げてくる。
若い知事にもっとリアルな話をする人はいないのか。

第1に、県の産業振興計画は県自身のものではない。市町村のこれまでの計画を収集したものでしかない。県は市町村の代表ではないし、市町村のまとめ役でもない。

 県庁の役割がそんなもんであれば県という地方自治体は要らない。
 県は大きな1個の自治体であり、多くの職員と施設と、財政を持っている。
 県は、市町村を越える独自の計画と実行力がなければならない。
 例えば、東洋町の「海の駅」はもともと県の施設(緑地公園)内のものである。
 大勢の海水浴客やサーファーで賑わうビーチに売店がなかった。
 県は、東洋町に県の施設内で道の駅なり「海の駅」なりを作ったらどうだ、とか、資金はこうして賄えばいいとか、しかるべき提案をし指導すべきだった。
 東洋町の「海の駅」は町民が要望をしてできたのではない。新町長が提案し、多くの反対意見を押し切り町民を説得してこしらえたものだ。この新町長の役割を本来なら県が担うべきであった。

 高知県の現状は全国最低なのだ。県庁は、市町村の枠を越えて県勢の起死回生のためには旧来のやり方と根本的に違う発想と手法を示すべきである。
 理論(県の計画)が現実(市町村)に迫り、また、現実が理論に迫るという双方の会話がなければ、何にも意味がない。
 県自身の市町村への提案があるべきだ、と投げかけても、返ってくる答は、市町村から出してくる計画を県がまとめて後押しをやっていく、というばかげた答だけだ。
こんなんでは、何の新味もなく、狭い範囲の旧来の陳腐な計画書の寄せ集めで終わってしまうであろう。

 県独自の計画は何か、という質問に対してゼロ回答なのだ。
 私は具体例としてたとえば二つあげた。一つは県の花樹栽培試験場が余りにもみすぼらしいということである。他府県に比べ、スタッフの員数といい、施設といい、予算といい、全て見劣りがし、激しい競争にまるで刃が立たない状況だ。戦略的施設が姨捨山かという有様である。

高知市西辺の針木の山のてっぺんで、女性ドライバーならよう運転しないと思われる急峻な坂道を上ると粗末な果樹園と施設がある。県の唯一の試験場だ。
産地間競争が激しい世界で次々と特産の新機軸を出さないと果樹園芸の農家は生き残れない。この質問に対して知事は答えず、隣の産業振興監なる肩書きの男に回答を回した。
この男が又大変な答を用意していた。高知県を愛媛県に比べてもらっては困る。向こうはミカン王国だ、高知県は野菜園芸王国だ、果樹試験場は現在の体制で十分対応している、という答であった。

会場には安芸郡下の市町村長が集まっている。馬路村や北川村のゆず、東洋町のポンカン、室戸のびわなど果樹栽培が戦略的作物になっている市町村長の前でそんな答で良いのであろうか。現状はどこも大変なのである。せめて、実情を調査し、足らないところ、充実すべき所を改善するよう検討してみる、というべきであろう。

具体例の第二として、森林資源の活用策について、木質ペレット工場を高知県東部・安芸郡下に設置できないか、用材だけでなく、燃料源として森林を活用する方策を立てないと、広大な森林は放置されたままに終わる、高知県は86%が山林なのである。
ハウスや施設の暖房用燃料を山から安定的に供給できれば、地域産業も助かる。

これは、1つ1つの市町村レベルでは実現できない。
この質問にも、知事の側から、検討するとも、何とも、答がないのである。
市町村を個々単発的に支援するだけではなく、県はそれを有効ならしめる広域的な戦略的事業を計画し実行しなければならない。

第2に、現実をよく把握し、分析して計画や施策をたてているのか、ということである。

 私が、高知県と県外との製造業の収支が6000億円のマイナスでその中でも食品産業の赤字が1000億円であるのは、県の産業構造に基本的な構造的欠陥があるのではないか、と問いかけたところ、1次産業は順調だ、しかし、その産物を付加価値をつけて加工して販売する力がないからそういう結果になっている、だから加工品の事業を強化しなければならない、という答だった。確かに加工品事業が弱いことはそのとおりだが、そんな上っ面の現象だけを捉えて政策を立てているとしたら、高知県庁は少しも有効な県勢浮上策は出せないだろう。加工すべき原材料そのものの生産量がどうなっているか、わかっているのであろうか。

第1次産業、たとえば水産業の漁獲高はどのように落ち込み、いかに惨憺たる有様か考えても見よ。遠洋マグロはいうもがな、80もあった県内の大式の定置網は半分以下になっている。担い手の問題、漁価や燃料の問題などを抱え、運転資金が枯渇して現状を維持できない。農林業も同様だ。1次産業、原材料生産の衰退が根因であり、それへのてこ入れ策がなければ浮上できない。

東洋町の「海の駅」はどんどん物が売れている。しかし、社長である私の憂いは、どんどん売れる商品の確保がむづかしいと言うことである。生産する者が少ないのだ。
この農山漁村で生産活動が枯渇しようとしている。一生懸命これを回復するために、農業団体を作ったり、町直営の会社を作ったりしているが、一朝一夕にはいかない。
私は、ビラを作って隣県の生産者に「海の駅」に出荷してくれるように頼んでいる。
都会には失業者があふれているのに、この山野には働くものの影が薄いのである。

現実を知らず、現実を変ええようという理念や計画も持たずに、どうやって県勢を回復するつもりか、毎度毎度集められて産業振興だ、アクションプランだの空虚なフラーゼを聞かされても時間の空費であり、眠くなっちゃうのだ。
市町村は県の下部組織ではない。市町村長は県知事のご託宣を垂らす対象者ではない。
県は県の理念とそれを実現する戦略を掲げ、独自に、又市町村に協力を呼びかけて自らの事業を進めるべきである。市町村の事業については、黙って財政的支援の手を差し伸べてくれたらそれで良いのである。

優秀な県知事だけに、ここはじっくり苦言を聞いてもらい、腰を据えて考え直してもらいたい。汗にまみれ、泥にまみれて仕事をする、そういうつもりが皆目無い周りの無能な小官僚どもにとりまかれて4年間を空費しないように。

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2009年4月29日 (水)

2年間の総括をふまえ

News & Lettrs/171

職員・町民は現町政の事業をしっかり把握し
全国に誇れる地域社会の建設に邁進しよう 

平成21年4月29日
職員各位
町民各位  
                           東洋町長  澤山保太郎

 平成19年4月23日より新町政が開始された。
それ以降2年間、激動の改革行政が執行された。

 一挙に多くの事業が振興したので職員や町民の多くは、とまどいたり、驚いたり、中には悲鳴を上げ、強く反発する者まで出てきた。
しかし、休むことなく新町政は前進し、更に前進を続けた。
緒戦を突破し、今や本戦に突入している。胸つき坂にさしかかったというべきで今が辛抱のしどころである。

 新町政の戦略的課題は、

1・山なす借財を減縮し解消する

 平成19年、20年度の2ヵ年で6億円余減らした。
累積した48億円の借金を、まず10億円減らし、30億円台にせねばならない。 借金のための数億円の金利支払いは全くの無駄で死に金である。事業は極力自力でやるか、国や県の金を導入して遂行する。
 21年度末には借金残高38億円台にまで減縮の予定で、3年間で10億円縮小を達
成するぞ。

2・福祉事業を回復せよ。

老人の福祉施設もなく、福祉事業も以前の議会で「全廃」された状況では、県外へ莫大な支払いと見捨てられる老残の境涯だけが町に残るだけだ。

 町負担数億円県外支出、高額の個人負担、高騰する介護保険料、惨憺たる有様だ。
新町政は介護保険を余り使わない福祉事業を開始した。

①超低額有料老人ホームの建設も開始すべく予算を計上した。

②高齢者の医療費無料、

③肺炎ワクチン無料、

④居宅介護者への助成金月3万円支給

⑤訪問介護を町運営(社協委託)

⑥福祉バス無料、

⑦デイサービス開始、デイサービス個人負担実質半額減免等次々と新しい福祉事業を遂行中である。

⑧保育園児への助成も当初通園児には1人月3000円の支援を開始し

⑨今更に月に1人5㎏の米の支給を始めた。

⑩低料金のヘルパー資格取得講習会も2回目が始まっている。結婚相談員制度も発足した。

3・教育環境を整備せよ

 
①小中学校の耐震診断は一部を除きほとんど完了しようとしている。
 このまま小中4校を耐震補強整備をするか、それとも統合・併設するか町民の意志に従
って早急に整備を完了したい。野根中の生徒は現在10名しかいない。

②野根公民館を整備し、甲浦公民館の整備費も予算計上した。

③図書館の整備もはじめ、

④町史編纂事業も開始した。

⑤教育費の保護者負担も大幅に減らし、校長先生には、保護者に請求する前に町に請求するように指示をした。小中新1年生への入学したく金の助成も始めた。

⑥甲浦中学校の給食も5月連休明けからまもなく開始だ。

⑦小中児童生徒1人につき野根米10㎏をこの4月から配給を開始した。

⑧高校生も東洋町に住民票のある者なら全員毎月1人1人に米10㎏を支給する。

⑨幼児から中学校3年生卒業までの子供は全員医療費を無料にした。
これらの支給は全て町内流通の商品券で行う。

4・産業復興政策も多面的に開始している。

①「海の駅」はその象徴だ。地元の商売人が多数参加して支えている。
年間1億円の売り上げ達成は十分可能であり、それどころか数年後には2億円以上の売り上げを目指す。

②町直営のリボルト社は30数名の社員を雇用して施設管理、「海の駅」運営等多方面の事業を展開している。

③今年度開始の失業対策もいくつもの事業計画を立て、数十名を募集中である。
この失業対策で森林の間伐材事業、農地耕作事業、資源ゴミ活用事業、密漁対策事業などが本年5月から開始されようとしている。

④釘一本も買えない町内に、いよいよホームセンター設営の予算も計上された。

⑤荒れた農地の開墾助成事業は2年目に入り、

⑥鹿などの有害鳥獣防護柵助成事業、

⑦生活・営業資金の無利子貸付金事業

⑧自動車免許取得費用助成金制度等が新たに始まった。

⑨商店街活性化のため、町の補助金や給付金の多くを商品券で支払うシステムに切り替えた。

⑩風呂のない観光地の汚名を返上し温浴施設(実質無料)もまもなく国の交付金で建設が始まる。

⑪インターネット整備事業、地デジ対策事業も万全の体制で取り組んでいる。等々。

5・人は石垣、人は城。町職員もむしろ増強中である

地域復興のための人材を集め、どんどん事業を発展させなければならない。
東洋町の行政改革には、職員定数削減の文字はない。全職員の5%賃金カットも廃止した。臨時職員も1万円給料をアップした。町長が作成した公正な採用試験が行われ、また、秋霜の厳しい綱紀粛正が繰り返し行われ法令遵守が徹底された。

庁議は毎週行われ、全て公開されている。公共工事の指名業者選定審査会も公開だ。 
工事の落札率は70パーセント台である。施設備品類の購入にはリサイクル業者も入れて価格破壊が進展している。事業については住民説明会などで十分に説明されている。

借金を減らし、基金を積み、福祉や教育を充実して、そして産業を盛んにし人材を養成する、これが東洋町の戦略であり、着々と実行している。利権行政はすでに一掃された。新町政2年をすぎる今、以上の画期的な事業をよく承知していただきたい。

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2009年4月22日 (水)

東洋町の実験炉 成功

News & Lettrs/170

北朝鮮の飛翔物体の実験は成功したのかどうか、わかりません。
東洋町の実験炉は成功しました。
生ゴミを乾燥させる炉のことです。

この炉は元は竹炭を製作する目的のものでしたが、土佐市のくず鉄やさんにただでもらって、役場の西横においてありました。
この製炭炉に魚などの生ゴミを入れて廃材に着火し、蒸したところ、ほどよく乾留し、珍しい炭ができあがったのです。魚炭や菜炭ともいうべきものです。

東洋町はゴミ・ゼロ運動の最初の目的である生ゴミの堆肥化のため、予算を組みました。

安芸メルトセンターで東洋町の生ゴミ(15万キログラム)の処理費用にはおよそ年間500万円ほどかかっています。
生ゴミを出さずに、これを肥料にすることにしたのです。
乾燥炉の購入費800万円ということで予算を組んで議会の承認を得ました。廃油などで燃料費を抑え乾燥炉を運転すれば年間数百万円のコストダウンという計算でした。しかし、どう考えても乾燥炉にこれだけの金をかけるのは惜しい。

そこで、もらい受けていた製炭機でいけるのではないかと考えて50㎏ほどの生ゴミを入れて実験したのです。約2昼夜かかって蒸したところ、成功したのです。
この製炭機で生ゴミを処理すれば、乾燥炉を買う必要はなくなりました。また、燃料費も廃材を少し燃やす程度ですからほとんどただで稼働出来ます。
出来た魚炭などはほとんど芸術作品のように原型のままで黒光りをしています。手で握ると簡単に崩れ砕けます。肥料に最適です。

稼働中に出てくる白い煙は配管をすれば暖房にも使えると思います。
今回は2昼夜稼働させましたが、1昼夜でも良いと思います。実験を続け最適の運転方式を確定します。

かくて東洋町の実験炉は成功しました。
経費削減、資源ごみ大切、エコ・エネルギー創出にむかって頑張ります。

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2009年4月18日 (土)

役場の環境

News & Lettrs/169

先日4月15日の臨時議会で、例の議員から、役場を取りまく環境が悪くなった、というご批判を受けた。役場の空き地には、現在間伐材や、竹炭の釜、清掃運搬車、食用廃油製油器械、生ゴミ処理機などが次々と置かれるようになった。
それらのことで、役場が汚い雰囲気になったと言うことらしい。その男と我々では役場のイメージ、ひいては人間生活のあり方が全く違うようだ。

役場は一般行政事務を行うが、また、生産活動を振興させ、環境を浄化する拠点としても機能させなくてはならない。職員も、ネクタイを締めてきれいな手作業だけではなく、土に汚れ、汗や糞尿にまみれて働く必要がある。生ゴミを大切にして有機肥料の生産にも乗り出すし、養鶏や養豚事業にも取りかかるであろう。殖産興業とは軟弱な話ではない。公務員とはお高くとまって机上で指示したり計画したりはんこを押していすれば能事終われり、という存在ではない。公務員は、人民に犬馬の労を尽くして奉仕する奴隷身分のことである。

この男は、役場がホームセンターを作るというとこれも反対だ、という。「民業を圧迫する」からだというのである。しかし、東洋町には、釘の一つも買ううところもない、全て徳島県か室戸市まで出かけなくてはならない。これではいけないので、町が、出店者を募り、共同市場の施設を提供し、そこで材木、トタン、釘、金槌、鍬や鎌など日曜大工の商品、種苗、花樹類等を売ってもらうという事業なのである。
「民業」を圧迫と言っても東洋町にはその民業が存在しない。町民は釘を買うのにも大概は隣町の徳島へ行かねばならない。

東洋町の開店によって圧迫されるのは隣町徳島海陽町の4つのホームセンターである。田島毅三夫議員が心配するのはその隣県の4つのホームセンターであり東洋町がホームセンターを開けば「共倒れになる」ということである。だから、東洋町のホームセンターは反対だという。老人施設といい、温浴施設といい、又今度のホームセンターの建設と言い、この議員の反対の理由は全て徳島の「民業」への配慮である。東洋町民の利益、町民の生活のことはまるで考えにない。

このホームセンターの設置などが計上されている予算案に反対したのは、田島毅三夫議員と、他には小野議員のお二方の議員だけであった。
他の大方の議員はもはや田島毅三夫議員の意見に乗る人はいないと思われる。

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